NHKガッテン!で話題になった『フライパン粉の作り方』をご紹介します。
小麦粉を調理に使う前に加熱することで、グルテンが弱まりお菓子作りに使うとふくらみがよくなり、天ぷらはさくさくに揚がるようになる裏技レシピです。
活用法もご紹介しますね。
グルテンが減ってお菓子が膨らむフライパン粉
昔からお菓子職人さんたちは出来立ての小麦粉ではふくらみが悪い、ということで1年間小麦粉を寝かせていたそうですが、今は出来立ての小麦粉に熱を加えることでグルテンの働きを抑えふくらみがよいお菓子を作ることができるようになりました。
これを【乾熱処理】といいます。
つまり乾燥した状態で熱を加える処理、ということで家庭で行う場合はフライパンを使って簡単に同じような効果を引き出すことができるんです。
今回はその方法をご紹介しますね。
調理時間:2分
レシピの分類:食材
レシピの種類:日本料理
材料
薄力粉 100~200g
メモ
実際に試してみましたが、200gだと結構量が多く扱いにくかったので多く使うわけではない場合は100g程度で作ると作りやすいと思います。
レシピ動画
作り方をレシピ動画にまとめたので是非ご覧ください。
続いて画像とテキストでも詳しくご紹介します。
作り方
1、フライパンに小麦粉を入れてから火をつける。
2、強火にして、2分半混ぜ続けながら炒める。
焦げ始めたらすぐに火を止める。
メモ
実際にやったところ、我が家の火加減とフライパンでは1分あたりから焦げ始めて急いで火を止めました。
※量は100gで炒りました。
2分半も炒めたらまる焦げになっていたと思うので、お使いの調理器具と相談の上よく見ながら炒ってください。
3、バットなどに移して粗熱を取る。
4、ふるいに2回かけたら完成です。
メモ
天ぷら粉に使う場合はふるう工程は省いて大丈夫です。
加熱した後はできる限り早めに使い切るようにしてください。
ホットケーキに
この粉を使ってホットケーキをふかふかに作ることもできます。
ただホットケーキミックスには使えない方法なので注意してください。
ちなみに上の画像がホットケーキミックス粉で焼いたもので、
こちらがフライパン粉で焼いたホットケーキです。
厚みを定規を当てて比較してみましたが、2.5~3㎝膨らみました。
フライパン粉で作る場合はフライパン粉200gに対し、ベーキングパウダー8gを合わせてふるい、お砂糖50gも足してミックス粉の代わりにします。
レシピ動画にもまとめているので是非ご覧ください。
以前ガッテンで紹介された、ホットケーキミックスでふかふかに焼く方法と両方作り比べてみて、味や厚み、食感の違いも比較して詳しくまとめています。
どちらも特徴があってそれぞれ美味しいので比べてみると面白いですよ。
ホワイトソースに
このフライパン粉をホワイトソースに使うとダマになりにくく上手に作ることができます。
材料
フライパン粉 30g
バター 30g
牛乳 400g
塩 2g(小さじ1/3
作り方
1、深めのフライパンや鍋にバターを加えて火にかけ、強火で溶かす。
フライパン粉を加えて、ヘラで全体を混ぜ合わせる。
2、火を止め、冷たい牛乳と塩を一気に加えてよく混ぜ合わせる。
3、再び強火にかけ、加熱ムラができないように大きくヘラで混ぜながら約3分加熱する。
とろみが出てきたら完成です。
カステラやスポンジケーキに
カステラやスポンジケーキなどの粉ものお菓子作りに活躍しますよ。
家庭でもふわ~っとふくらむ生地を作ることができます。
天ぷら
天ぷらに使うとさくっと揚げることができます。
天ぷらに使う場合はふるう工程はいりません。
是非色々と試してみてくださいね。
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