いただきのレシピ。ケンミンショーで話題の鳥取県の郷土料理。

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テレビ番組のヒルナンデス!や秘密のケンミンショーで話題になった、家政婦のマコさんが披露された『いただき(ののこめし)の作り方』をご紹介します。
鳥取県のご当地料理で、大きなおあげの中にお米とにんじん、ごぼうを入れてだしで炊くおいなりさんのような、炊き込みご飯のようなレシピです。

実際に作ってみたので、分量と炊き方のコツなどをまとめました。
ケンミンショーで紹介された炊飯器で作る方法も追記しています。

おあげと中のご飯にだしが染みてとっても美味しいですよ。

大勢が集まるときの料理にもいいな、と思いました。
是非作ってみてくださいね。

鳥取県のいただき(ののこめし)

別名ののこめし、とも呼ばれるそうです。
まずは昔ながらの鍋で炊く方法をご紹介します。

鍋で作る場合は底にだしを取った昆布を敷くと焦げ付きにくく、簡単に作れますよ。

いただきの手間はお揚げの中にご飯を詰めるところまでが大変なので、その後は鍋か炊飯器か好みの調理器具で作って大丈夫です。
炊飯器のレシピは最後の方でご紹介しています。

調理時間:40分
レシピの分類:主食
レシピの種類:日本料理

材料 8~16個分(8人分)

大きな油揚げ 三角形もしくは長方形の大きなもの8枚程度
※正方形のちいさいおあげをたくさん使っても大丈夫です。
その場合は16枚程度必要になります。
長方形のものは半分に切って使います。

お米 カップ1と1/2(計量カップ)約240g
にんじん 1/2本
ごぼう 10㎝
だし カップ3と150ml
しょうゆ 大さじ4
砂糖 大さじ3
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
だしをとったあとの昆布

味付けについての補足

だしはしっかり濃いめに取るのがおすすめ。
今回はカツオと昆布の合わせ出汁をとって使いました。

個人的に薄味が好きなので、やさしい味に仕上がる分量にしているのでお好みで調節してください。

参考にしたレシピがもっと薄味で炊き上がりが少し柔らかめだったので、もう一度作って味をみてだしを減らし、調味料を増やしてアレンジしました。
水分量はちょうどよかったので、調味料を増やす場合はその分だしを減らしたほうがいいと思います。

数についての補足

使う油揚げのメーカーや種類によって大きさが異なるので少し多めに買って用意するのがおすすめです。

鳥取県では三角形の専用のおあげが売っているそうなのですが手に入らないので長方形のタイプを使っています。

大きな長方形タイプを使う場合、半分に切って使うので合計で16個くらいできます。
(使うおあげの数は8枚程度)

小さい正方形で売られているものの場合は一辺を切って袋状にして使えばいいので、16枚程度必要になります。

お米の分量について

作った時、計量カップで測ったので約240gお米を使いました。

新米を使う方はだしを少し少なめにしてもいいかも。

レシピ動画

作り方をレシピ動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。

鍋で作る作り方です。
続いて画像とテキストでも作り方をご説明しますね。

作り方

1、お米は洗い、ざるにあげる。

2、にんじんは薄切りにして、1.5㎝長さの千切りにする。

ごぼうはきれいに洗い、ささがきにする。

3、1に2を加えて混ぜる。

4、油揚げは三角形のものは一辺に切り込みを入れて袋状にする。
長方形の場合は対角線上に切り、三角形にしてから袋状に切り開く。

長方形や正方形タイプを使い、四角いまま作っても大丈夫です。
その場合、長方形のものは長さを半分に切ってください。
画像のものは鳥取県のものを真似して作ったので三角形にしています。

熱湯を回しかけ、キッチンペーパーで押さえて油抜きをする。

5、油揚げの中に3のごはんを詰めて、端を爪楊枝でとめる。
入れすぎるとうまく閉まりませんし、パンクするので注意してください。

今回はご当地の形を真似して三角タイプと、四角タイプの両方を作ってみました。

6、だし、しょうゆ、砂糖、みりんを混ぜ合わせる。

鍋の底にだしを取った後の昆布を敷き詰める。
焦げ付き防止になります。

その上に油揚げを口が上になるようにして並べ入れる。
だしを上からかける。
染み込むように上から少し押さえて煮汁を吸わせる。

油揚げが重なるとお米の炊き上がりや味にムラができるので、なるべくすべて同じ高さに収まるようにしたほうがいいです。
(上になった油揚げのほうがお米が固く炊き上がり、薄味になってしまうため)

落し蓋をして強火にかけて、沸いたら中火にして約20分間煮る。
汁気がなくなるまで炊きます。

私はまず沸いてから中火で20分炊き、一度落し蓋を外して汁の残り具合を見て汁気が飛ぶまで炊くようにしました。
20分だとまだ結構汁気があるかもしれませんが、そこから数分で一気に減ったので見ていたほうがいいかもしれません。

お使いの鍋の大きさによっても変わるかもしれないので、焦げないように注意してください。

汁気がなくなったら10分程度蒸らす。
※新米は基本的に蒸らす必要がないそうです。
新米を使う場合は一度炊き上がった時点でお米の硬さを見て、蒸らしたほうがよさそうなら蒸らす、という形でいいと思います。

7、そっと取り出し、器に盛り付け完成です。
おあげの種類によっては破れやすいので注意してください。
画像は中身がわかるように半分に切ったものも乗せました。

こちらは三角タイプを切ったもの。

出来立ては熱々なので注意してくださいね。
ちなみ冷まして煮汁をしっかりと染み込ませてから食べるのも美味しいですよ。

冷やして食べても◎です!

味付けは甘辛く、濃い味にしても絶対美味しいと思います。
我が家は子供も小さいのと塩分が気になるので薄味にしていますがおもてなしやお弁当用に作るなら濃い味付けもいいかも。

炊飯器で作る場合

ケンミンショーで話題になった、炊飯器を使った作り方もご紹介します。

色々調べたところ、炊飯器で炊く場合はおあげの高さの7割程度までだしを注ぐとよいようです。
分量の目安にしてください。

材料 2合分

油揚げ 4枚
生米 2合
ごぼう 50g
にんじん 50g

砂糖 70g
顆粒だし 大さじ1
しょうゆ 大さじ4
酒 大さじ1
水 2合の目盛りまで

作り方

1、炊飯器で作る場合は油揚げのごはんができた後に炊飯器に詰めます。
この時、炊飯器の底に割り箸を敷いておくと焦げ付きにくくなります。

2、調味料を加えて、お米を2合使った場合は2合の目盛りまで水を注ぎます。
炊く前に竹串などでお揚げの表面に穴を数か所開けておくと味しみがよくなります。

3、普通モードで炊飯して完成です。

以上『鳥取県のご当地料理、いただきの作り方』のご紹介でした。
是非作ってみてくださいね。

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