山椒クッキーのレシピ。山椒のスイーツ、さくさくサブレの作り方。

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NHKきょうの料理で話題になった『山椒クッキー(山椒サブレ)の作り方』をご紹介します。

香りのいい山椒を食感のよいサブレに合わせた和風スイーツです。
料理研究家の小林かなえさんが考案された、山椒の風味が好きな方におすすめの大人の味のクッキーですよ。

上手に薄く、サクサクに焼く方法もまとめています。
是非作ってみてくださいね。

山椒サブレ

調理時間 早くて30分~1時間
調理器具 ボウル・ゴムベラ・麺棒・ルーラー・オーブンシート・オーブン・クッキー型

材料 直径5㎝の型で30枚分

薄力粉 135g
ベーキングパウダー 5g
粉山椒 5g
バター(食塩不使用) 50g
水 30ml
塩 一つまみ
グラニュー糖 50g
強力粉(打ち粉用) 適量
木の芽 約30枚

打ち粉は強力粉を使ったほうがサクサクに作れます。
木の芽はあると仕上がりが可愛いですが、なくても作ることができます。

今回はこちらの木の芽を取り寄せ使いました。
木の芽(きのめ) 山椒の葉 国産 1パック

あると便利なもの

今回のサブレは2㎜厚さに伸ばすため、素人には均一に伸ばすのがかなり難しいです。

そのため『ルーラー』という製菓用の調理グッズがあると上手に均一に伸ばすことができるのでおすすめです。
今回もこちらのcottaの2㎜ルーラーを使っています。
cotta オリジナル アクリルルーラー 2mm(1本売り)

作り方

1、薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておく。
そこに山椒の粉を加える。
たっぷり入れるのでピリッとした風味に仕上がります。

2、鍋にバター、水、塩、グラニュー糖を弱火にかけて全体をよく溶かし混ぜる。

3、2を1に加え、ゴムベラで切るように混ぜて粉が残らないようにする。

メモ

クッキーをサクサクに仕上げるにはこの混ぜ方がかなりポイントになります。
必ずぐるぐる混ぜずに、ボウルの中心でずっと『1』を描くように混ぜ続けます。

そうするとそのうち生地がこのようにまとまります。

4、生地ができたらラップに包み、手でおさえて薄くする。
その後冷蔵庫で30分~1時間冷やす。

5、5分くらい前に冷蔵庫からだし、台に強力粉で打ち粉をする。

オーブンの大きさにもよりますが、一度に全て焼けない場合は包丁などで生地を半分に切り、作業する分以外はまた冷蔵庫に戻しておきます。
(出しておくとだれてしまい、作業しにくくなり仕上がりも汚くなってしまうため)

冷蔵庫から出して5分程度の生地は季節によってはまだカチカチなので、硬い場合はすぐに麺棒で伸ばさずに麺棒で上からたたいて柔らかくします。
そうすると作業しやすくなり、生地も割れにくくなるのでその後で麺棒で生地を2㎜程度の厚みにまで伸ばします。

この時、生地の両サイドにルーラーを置いて作業すると簡単に、均一に薄い厚みに伸ばすことができます。
実際にルーラーを使って伸ばした生地がこちらです。
2㎜厚さにしたい場合は2㎜厚のルーラーを使います。

6、クッキー型で抜いていく。
今回は大きい丸は直径5㎝のもの、他は手持ちの好きな型で抜きました。
抜いている間も生地はある程度の硬さがあることが大切です。
時間が経って、柔らかくなりすぎてしまわないように注意してください。

7、天板にオーブンシートを敷き、サブレ生地を乗らべ、木の芽を上に並べる。

メモ

上から少し木の芽をやさしく押してあげるとうまくくっつきます。
強く押すと生地が寄れてしまうので注意してください。

8、180度に温めたオーブンで10~15分焼く。
※焼き時間の調節についてはこの後詳しく解説しています。

すぐに取り出し、ケーキクーラーなどの上で冷ましたら完成です。

作る際の注意点・ポイント

実際に数回作ってみて分かった、上手に作るための注意点やポイントをまとめてみました。

続けて焼く際の注意点

続けて焼く場合は次に焼くクッキーは焼き上がりが早くなる場合があるので10分以下で設定し、様子を見ながら焼くのがおすすめです。
我が家のオーブンの場合ははじめは余熱+15分、2回目は12分、3回目は10分、4回目は8分で同じくらいの焼き時間になりました。

またすぐにオーブンから出さないと色が濃くなってしまう可能性があるので注意してください。

2回目以降の生地の扱い

クッキー生地は常温に出しておくと徐々に柔らかく、だれてしまいます。

そのため1回目の生地をオーブンに入れたら

・焼いている間に次の生地の伸ばし
・型抜き
・バットなどにオーブンシートを天板の形に切って式、その上に型抜きしたクッキー生地を並べて冷蔵庫に入れる
・オーブンで焼く直前に冷蔵庫から出して天板にオーブンシートごと移してすぐに焼く

という手順で焼くと、型崩れがせずきれいな形のまま焼くことができます。

もちろん型抜きする際も生地がある程度の硬さを持っていることが大切です。

ここでだれてしまっていると上手に型抜きできませんし、抜いた後型から外す段階でクチャッとなってしまう可能性があります。

このレシピの感想

最後にこのレシピの感想をご紹介しますね。

お手軽度 ★★★★☆
美味しさ ★★★★★
食費が安く済むか ★★☆☆☆
子供向きかどうか ☆☆☆☆☆

粉山椒をたっぷり入れますし、上にも木の芽を乗せるのでかなりピリリと辛いクッキーです。
なのでお子さんは食べられないと思います。
うちの子たちも『かっらーーい!』と言ってびっくりしていました。

大人でも一度に数枚食べるのは難しい味です。
1枚1枚、何かを飲みながらじっくり味わう、そんなクッキーです。

LIFE.net

クッキーに山椒を入れるアイディアが面白く、焼いてみたのですが海外のジンジャークッキーの和風版のような味です。

ベースのバターサブレがかなりサックサク&ざくざくで美味しいので、そこに山椒の風味がプラスされて大人の味に仕上がっています。
スイーツというより、おつまみに近いサブレかも。
紅茶や日本茶にもよく合う他、ピリリと辛いので赤ワインなどのお酒にもよく合いますよ。

上に乗せる木の芽がかわいいのでできれば乗せるといいと思いますが、木の芽は結構高級ですしあまり手に入らないので粉山椒だけでも大丈夫です。

粉山椒だけのほうが食べたときの辛みは弱いと思います。

以上『山椒クッキーの作り方』のご紹介でした。

もう1つ、同じ生地の作り方でできる桜クッキーもおすすめですよ。
桜味を作った時は超初心者だったので、同じ生地でもできがかなり悪いです笑

細かい点に注意して焼くとこんなに違うよーという参考になるかもしれません。

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