テレビ番組のサタデープラス(サタプラ)や世界一受けたい授業で話題になった、料理研究家山本ゆりさんが考案された『バスク風チーズケーキの作り方』をご紹介します。
電子レンジとトースターで型やオーブンがなくても簡単に作れるレシピです。
『バスクチーズケーキ』とはもともとスペインのバスク地方で親しまれている『焦げたチーズケーキ』のことで表面が黒いケーキは最近話題なので知っている方も多いのではないでしょうか。
実際に作ってみましたが、このレシピのポイントは
ポイント
- 丸いケーキ型がなくても作れる
- オーブンを持っていなくても作れる
この2点につきます。
ご自宅にオーブンがある方ははじめからオーブンで焼いたほうが簡単ですし、丸いケーキ型がある方はケーキ型を使ったほうが圧倒的に楽にきれいに焼くことができます。
もちろん味はとてもおいしいので、この分量を活かして違う焼き方で(オーブンで)作ることも可能です。
(上の画像はオーブンで焼いたものです)
作ってみて分かった点も色々あるので、その辺りも踏まえてご紹介しますね。
レンジとトースターでできるバスク風チーズケーキ
レシピの分類:デザート
レシピの種類:スペイン料理
材料 12㎝丸型1個分 4人分
クリームチーズ 200g
砂糖 大さじ5+焦がし用適量
溶き卵 1個分
生クリーム 100ml
薄力粉 大さじ1
レモン汁 大さじ1
作り方
1、クリームチーズは室温にだし、柔らかくしておく。
もしくは電子レンジで30秒ほど加熱して柔らかくする。
ボウルに入れてゴムベラでクリーム状に練る。
メモ
画像は泡だて器ですがゴムベラのほうがダマになりにくくていいです。
そこに砂糖、溶き卵、ふるった薄力粉、生クリーム、レモン汁を順番に加えてその都度泡だて器で混ぜ合わせる。
卵液は少しずつ加えて混ぜます。
メモ
また薄力粉は必ずふるったものを再度ふるい入れてください。
2、12cmほどの丸型にオーブン用シートを敷き、流し入れてラップをかけずに600Wで4分加熱する。
メモ
電子レンジにかけるので金型はNGなので注意してください。
番組では四角いタッパーの四隅に丸めたオーブンシートを敷いて、その上に大きめに切ったオーブンシートをセットすることでなんとなく丸い形にしていました。
丸型のタッパーがある方は初めから丸型を使うと楽です。
メモ
オーブンシートの敷き方ですが、私はきれいに丸い形にしたかったので切り込みを入れて普通の丸いケーキを焼くときと同じように敷いたのですが
あえてくしゃくしゃっと1枚を丸い形に沿わせてセットしたほうがいいです。
理由は
・レンチンした後に天板に移す際、切ってあると生地が流れやすい。
・もともとのバスクチーズケーキのレシピを調べたら、1枚のオーブンシートを使って丸い形に添わせるようだった。
ためです。
なので私のように丁寧に形に沿うようにセットしなくて大丈夫です。
縁にくしゃっとした紙の跡がつくのもバスク風の証なようなので。
3、トースターの天板の上にアルミホイルを敷く。
オーブンシートごとアルミホイルに乗せ、砂糖を振る。
220度のトースターで5分焼き、その後は焼き目を確認しながら焼く。
メモ
生地をアルミホイルの上に移すときに、生地はまだ全然焼けておらずほぼ液体なので流れ出ないように注意してください。
1人で移動させるのが難しく、我が家では2人がかりでアルミホイルの上に移動させました。
また、我が家のトースターでは合計20分ほど焼きました。
しっかり焦がしたほうがバスクチーズケーキっぽくなります。
焦げても不思議と食べるときには苦みがないので、しっかり焦がして大丈夫です。
4、取り出し粗熱を取ってアルミホイルごと冷蔵庫に入れ、最低でも3時間以上、できれば一晩以上冷やし固める。
5、完成です。
切るときは、表面が普通のチーズケーキより硬くてザクザクな感じなので、初めに表面を割る?感じで包丁の刃先を入れると切りやすかったです。
ケーキ型+オーブンで焼く方法
倍量で、丸型のケーキ型にオーブンシートを敷き、オーブンで焼いてみました。
またオーブンで焼く場合、上に砂糖はまぶさなくて大丈夫です。
まぶさなくてもしっかり黒くなりました。
(ただ、砂糖をまぶしたときのような感じとはまた違った感じになります。)
もともとバスクチーズケーキは上に砂糖をまぶさずに焦がして焼く、という作り方のようなので上の砂糖は不要なんですね。
ケーキ型は18㎝なら2000円くらいで買えるのでケーキ作りが好きな方なら持っていても損はないですよ。
我が家が使っているのはバネ式で横で外すことができるタイプで、使いやすいので初心者の方にもおすすめです。
タイガークラウン ケーキ型 グレー 173×72mm バネ式 デコ型18cm スチール フッ素コーティング 底取れ式 3513
調理時間:1時間
レシピの分類:デザート
レシピの種類:スペイン料理
材料 18㎝丸型1個分 8人分
クリームチーズ 400g
砂糖 砂糖110g
溶き卵 2個分
生クリーム 200ml
薄力粉 大さじ2
レモン汁 大さじ1
メモ
レモン汁以外はすべて倍量にしました。
ちなみに低糖質にしたかったので、薄力粉は微粒子のおからパウダーで、お砂糖はラカントで置き換えて作っています。
ラカントで作ってもしっかり焦げてバスク風になったので血糖値や糖質が気になる方におすすめです。
おからパウダーを使う場合、薄力粉よりダマになりやすいので型に流す際に濾したほうが滑らかな仕上がりになるかと思います。
レシピ動画
こちらのレシピは作り方を動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。
続いて画像とテキストでも作り方をご説明しますね。
作り方
1、ケーキ型にバターを塗り、オーブンシート1枚を切らずに敷く。
縁はくしゃっとなって大丈夫です。
余分な部分はカットする。
オーブンは予熱しておく。
2、材料を混ぜ合わせ、流し入れる。
3、我が家のオーブンはレンジのなので200度までしか上がらず、しっかり予熱の後200度で45分焼きました。
250度の場合は30分焼く。
4、粗熱を取り、冷蔵庫で1日冷やす。
※ちなみに本場のバスクチーズケーキは冷やさずに常温で食べるそうですよ。
5、型から外し、オーブンシートを外す。
切るときは包丁を熱湯で温め、水気を拭き取ってから切ると断面がきれいに仕上がります。
このレシピの感想
お手軽度 | ★★★☆☆ |
美味しさ | ★★★★★ |
食費が安く済むか | ★★★☆☆ |
子供向きかどうか | ★★★★★ |
味はとっても美味しいです。
表面の黒く焦がした部分もバリバリで、最高に美味しいチーズケーキになります。
レンジとトースターで作ることで、かえって手間が増えて難しくなっている印象を受けました。
今は電子レンジを持っているご家庭がほとんどだと思いますし、レンジにオーブン機能はたいていついているのではじめからオーブンで焼いたほうがはるかに簡単です。
理由は
・タッパーから天板に移動させる手間がいる&移動させるのが結構難しい。
(生地がまだやわらかいため)
・型に入れて焼かないので、どうしても生地が外側に流れやすく、高さが出づらい。
12㎝型の仕上がりイメージで作っても、もう少し大きく、薄くなってしまいました。
・トースターだとかえって温度管理が難しく、表面も割れやすい。
などなど。
オーブンなら型に生地を流し入れた後焼き上がりまでほったらかしでいけるのでオーブンがある方はこのレシピは不向きです。
ただあくまでも私が作ったらこうなった、というだけで上手な方が作ればもっときれいに、簡単に作れるのかもしれません。
オーブンやケーキ型があるご家庭は普通に作ったほうが上手に焼けます。
味はとっても美味しいのでこのレシピをもとに調理法は各ご家庭で変えてみてもいいのではないでしょうか。
以上『バスク風チーズケーキの作り方』のご紹介でした。
今回のレシピを考案された山本ゆりさんのレシピ本はこちらです。
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