家庭でも喫茶店や専門店で出てくるようなふっくらとしたホットケーキが食べれたら嬉しいですよね。
今回はNHKためしてガッテンで話題になった『ホットケーキがふっくら焼きあがる作り方』をご紹介します。
フライパン粉という、炒った小麦粉を使って作る方法と、ホットケーキミックスを使ったレシピの2パターンをご紹介しています。
当サイト『LIFE.net【ライフドットネット】』では、作り方をレシピ動画を写真で詳しく解説しています。
重ねると本当にお店みたいになりますよ。
是非試してみてくださいね。
ためしてガッテン流ホットケーキとは?
ホットケーキ(パンケーキ)が膨らむ原理は、ホットケーキミックスに入っているベーキングパウダー(いわゆる膨らし粉)がポイントになります。
このベーキングパウダーをしっかり効かせてあげる作り方で作れば、もこもこっと、ふかふかっと膨らんでぺったんこにならない仕上がりにすることができます。
フライパン粉でもふかふかの厚みに
また、小麦粉のグルテンを弱めることでふんわりと焼くことができる、と2019年の放送で話題になりました。
方法は『加熱する』というもの。
昔は1年間小麦粉を寝かせていたそうですが、今は【乾熱処理】といって乾いた状態で加熱処理をすることで寝かせる時間がぐっと短くできるようになったんですね。
これを家庭でする場合はフライパンで小麦粉を加熱(乾煎り)してから使います。
番組では『フライパン粉』と呼んでいました。
今回はこのフライパン粉を使ったレシピと、より簡単に作りたい方のためホットケーキミックスを使ったガッテン流の作り方の2パターンをご紹介します。
まず初めにそれぞれの違いと特徴からご説明しますね。
作る手間 | 厚み | 香り | 食感 | |
フライパン粉ホットケーキ | 少し手間がかかる | 2.5~3㎝ | 香ばしい | カステラのようなふわふわ食感、くちどけもよい |
ホットケーキミックスで作るホットケーキ | 簡単 | 2~2.5㎝ | ホットケーキミックス特有の甘い香り | ふかふか、もっちりもしてる |
※実際に2通り作り、厚みも定規を使って測りました。
フライパン粉の特徴
2パターンを比べて検証してみましたが、フライパン粉のほうが膨らみやすく、くちどけがいいです。
カステラのような食感に仕上がり、口の中で溶ける感じ。
小麦粉を炒るからか、少し香ばしい香りもしました。
お砂糖やベーキングパウダーなどそろえる材料が多くなる点と、先に粉を炒って冷ます手間がかかります。
ホットケーキミックスの特徴
対してホットケーキミックスの方はとにかく最初から材料が混ざっているので簡単。
ふくらみもコツを抑えればそれほど悪くないです。
ただやはり厚みに関してはフライパン粉には負けてしまいますね。
フライパン粉がカステラのようにふわふわなのに対し、こちらはふかっと少し重量があり食べ応えがある感じ。
香りはホットケーキミックス特有の甘くていい香りがします。
ちなみにミックス粉は乾煎りできないので注意してくださいね。
カステラが好きな方はフライパン粉がおすすめです。
では続いて作り方をそれぞれご紹介しますね。
フライパン粉で作るガッテン流ホットケーキ
調理時間:10分
レシピの分類:デザート
レシピの種類:アメリカ料理?
材料 4枚分
薄力粉 200g
ベーキングパウダー 8g
砂糖 50g
卵 1個
牛乳 150ml
溶かしバター 10g
レシピ動画
作り方をレシピ動画にまとめたので是非ご覧ください。
続いてテキストでも作り方をご紹介します。
作り方
1、フライパンに小麦粉を炒れて強火で2分半、乾煎りする。
途中で焦げてくるようであれば2分半前でもやめます。
2、粗熱を取る。
粗熱が取れたらベーキングパウダーと合わせて2回ふるう。
3、ボウルに卵、砂糖、牛乳、溶かしバターを加えて砂糖が溶けるまでよく混ぜる。
4、2の粉を加えてざっくりと混ぜる。
混ぜすぎないほうがふくらみがよくなります。
5、フライパンを強火で1分加熱し、その後濡れふきんの上にフライパンを置き、1秒間だけ冷ます。
じゅっと音がします。
この時冷ましすぎてしまうとベーキングパウダーの反応が悪くなり、ふくらみが悪くなってしまうので注意してください。
6、フライパンをコンロに戻し、中火にして生地を入れる。
お玉で生地を1杯すくい、高い位置から入れるのがポイントです。
メモ
きれいな形に整えたい場合は、入れた後にゴムベラなどで周りを整えてあげるとシリコン型などを使わなくても割ときれいに仕上がります。
またフライパン粉の場合は水分が減るので、生地がいつもよりもったりした感じになります。
7、中火で約1分半、もしくは弱火~弱目の中火で3分焼く。
メモ
我が家のフライパンは焦げやすいので、弱火~弱目の中火+3分で焼いています。
ガッテンでは中火で1分半、ということでしたが焼き目が濃すぎて好みではありませんでした。
(画像の焼き色です、個人的にはもう少し薄い色が好き)
しっかりした焼き目が好きな方は中火で1分半でいいと思います。
お使いの調理器具と、お好みの焼き加減で調節してください。
8、表面にふつふつと気泡が出てきたら裏返す。
真ん中を少しフライ返しで押さえる。
押さえることで厚みが均一になります。
9、蓋をして約2分焼いたら完成です。
続けて焼く場合は火を消さずに、弱火で生地を流し入れ後は同様に。
後は器に盛り付け、お好みのトッピングで食べてください。
ちなみに断面はこんな感じです。
実際に定規を当ててみたら中央が3㎝、縁が2.5㎝くらい厚みがありました。
ホットケーキミックスで焼くガッテン流ホットケーキ
続いて以前放送された、ホットケーキミックスを使った焼き方もご紹介します。
こちらもふかっと焼けて美味しいですよ。
調理時間:10分
レシピの分類:デザート
レシピの種類:アメリカ料理?
材料 4枚分
牛乳 150㏄
卵 1個
ホットケーキミックス 200g
油(バターなど)バターなら1枚につき5g程度
お好みのトッピング バターやメイプルシロップ、フルーツ、あずき、生クリームなど
レシピ動画
作り方をレシピ動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。
続いて写真とテキストでも作り方をご説明します。
作り方
1、ボールに牛乳と卵を加えて泡だて器でよく混ぜ合わせる。
2、ホットケーキミックスを加え、ゴムベラなどに持ち替え、さっくりと混ぜ合わせます。
ダマが残る程度で大丈夫です。
混ぜすぎてしまうとふくらみが悪くなるので注意してください。
3、バターをフライパンに溶かし、余分なバターはキッチンペーパーでふき取って薄く伸ばす。
4、フライパンをしっかりと温める。
余熱で1分半強火で加熱が目安です。
その後濡れふきんの上にフライパンを置き、1秒間だけ冷ます。
じゅっと音がします。
この時冷ましすぎてしまうとベーキングパウダーの反応が悪くなり、ふくらみが悪くなってしまうので注意してください。
5、フライパンをコンロに戻し、弱火~中火にして生地を入れる。
お玉で生地を1杯すくい、高い位置から入れるのがポイントです。
きれいな形に整えたい場合は、入れた後にゴムベラなどで周りを整えてあげるとシリコン型などを使わなくても割ときれいに仕上がります。
6、約1分半~3分焼く。
※我が家のフライパンは焦げやすいので、弱火~弱目の中火+3分で焼いています。
また1分半だと生焼けで生地が裏返せないので3分にしています。
お使いの調理器具によって異なるので調節してください。
表面にふつふつと気泡が出てきたら裏返す。
真ん中を少しフライ返しで押さえる。
押さえることで厚みが均一になります。
7、蓋をして約2分焼いたら完成です。
続けて焼く場合は火を消さずに、弱火で生地を流し入れ後は同様に。
後は器に盛り付け、お好みのトッピングで食べてください。
このレシピは基本の材料以外のものを使わずに、基本中の基本の工程をキッチリ押さえるだけで上手に焼けるのが最大のポイントです。
食べるとふんわりふかっとしていて、もちっとした感じも感じられる美味しいパンケーキに仕上がりますよ。
2通り比べてみて
今回2通り比べてみましたが、それぞれ特徴がありどちらも美味しかったです。
最後にもう一度、特徴を載せておきますね。
作る手間 | 厚み | 香り | 食感 | |
フライパン粉ホットケーキ | 少し手間がかかる | 2.5~3㎝ | 香ばしい | カステラのようなふわふわ食感、くちどけもよい |
ホットケーキミックスで作るホットケーキ | 簡単 | 2~2.5㎝ | ホットケーキミックス特有の甘い香り | ふかふか、もっちりもしてる |
フライパン粉はお菓子作り以外にも天ぷらやホワイトソースにも使えます。
是非好みに合わせて試してみてくださいね。
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