ポルボロンのレシピ。スペインのサクホロクッキーの作り方。

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NHKきょうの料理で話題になった、お菓子作りに定評がある料理研究家ムラヨシマサユキさんが考案された『ポルボロンの作り方』をご紹介します。

粉を焼いてから使う、ほろほろとした口どけのクッキーのようなスペインのお菓子で表面に粉糖などのお砂糖をまぶした見た目が特徴です。

ポルボロンは聞きなれない方も多いと思うので、どんなお菓子なのかもご紹介しますね。

『ポルボロン』とは?

ポルボロン』とは、スペインのアンダルシア地方で生まれたクッキーのようなお菓子です。

お祝いのお菓子だそうで、クリスマスやお正月などのおめでたいときに食べられています。
ほろほろ崩れる食感と表面にまぶした白い粉糖をまぶした見た目が特徴で、スノーボールに似ていますが丸くなく少し厚みがあり平べったい形をしているのが特徴です。

またスノーボールとは作り方も異なり、ポルボロンは生地に使う前に薄力粉を焼いてから使うのが特徴です。
今回は中力粉を焼いてから使うレシピです。

本場ではバターではなく、より口どけをよくするためにラードが使われることもあるそうですよ。

ポルボロンの作り方

材料 直径5㎝7~8個分

中力粉 100g
常温に戻した食塩不使用バター 70g
ふるった和三盆もしくは粉糖 30g
アーモンドパウダー 20g
塩 1つまみ

仕上げの和三盆もしくは粉糖 適量

粉糖について

本来は和三盆の代わりに粉糖を使います。
ムラヨシさんのレシピでは和三盆を使っていましたが、手に入らなかったので粉糖で作りました。

分量そのままで置き換えて作っています。

中力粉について

中力粉は薄力粉:強力粉=1:1で代用できます。
その場合は合わせてふるってください。

今回は全粒粉の薄力粉に強力粉を合わせて使っています。

レシピ動画

作り方をレシピ動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。

続いて画像とテキストでも作り方をご説明しますね。

作り方

1、バットにオーブンシートを敷いて、中力粉を平らにならす。
170度に温めたオーブンで30分焼く。

2、ボウルに薄切りにしたバターを入れておく。
柔らかく戻ったらゴムベラで練ってクリーム状にする。

3、ふるった粉糖(もしくは和三盆)を加えてゴムベラですりまぜる。

4、ふるったアーモンドパウダー、塩を加えてゴムベラで混ぜ合わせる。

5、加熱した中力粉を加えて粉っぽさがなくなるまでヘラでやさしくすり合わせる。

加熱すると少し塊っぽくなる部分があったので念のため2回ふるってから使いました。

6、5の生地をオーブンシートの上にひとまとまりに取り出す。
もう1枚のオーブンシートで挟み、麺棒で1㎝の厚みに伸ばす。

メモ

均等に1㎝の厚みに伸ばすのは結構難しいので、ルーラーという調理器具を使うと簡単にきれいにできます。
私はクッキー用の5㎜幅を2本持っていたので重ねて使って伸ばしました。
クッキーづくりが好きな方は持っていると便利なのでおすすめです。

アクリルルーラー 10mm 2本組 / 1個 TOMIZ/cuoca(富澤商店)

7、伸ばした生地にぴっちりとラップをして、冷蔵庫で1時間冷やす。

8、割れやすいため室温に5分置いてから型で抜く。
天板にオーブンシートを敷いて並べる。
5㎝の他、3㎝で抜いてもかわいいです。

メモ

生地が柔らかくなりすぎた場合はもう一度冷蔵庫で冷やすと扱いやすくなります。
くっつきにくい生地なので打ち粉はなしで大丈夫です。

生地は決してこねすぎないように。
触りすぎるとクッキーのサクサク感がなくなってしまいます。

また表面はきれいに、厚みを均一に伸ばすと仕上がりもきれいです。

9、予熱しておいた170度のオーブンで16~18分間焼く。

10、焼き立ては柔らかく割れやすいので、庫内から出して天板ごとしっかり冷ます。

冷めたら粉糖もしくは和三盆を茶こしで表面にふりかけて完成です。

見た目もかわいいですよね。

割ってみると結構固さがありますが食べるとほろほろっと崩れる食感が特徴です。

このレシピの感想

最後にこのレシピの感想をご紹介しますね。

お手軽度 ★★★★☆
美味しさ ★★★★★
食費が安く済むか ★★★★☆
子供向きかどうか ★★★★★

少ない材料でシンプルにできるクッキーなので普段のおやつにもおすすめ。

粉糖をまぶした白い見た目もかわいいクッキーです。

本場では薄紙でキャンディー包みにされたものも売っているそうです。

こちらは3㎝の丸型で抜いたもの。
お子さんが食べるなら3㎝は小ぶりで食べやすいのでおすすめ。

LIFE.net

本来は薄力粉を使うそうですが、中力粉でもサクホロ食感が出ていてとてもおいしいポルボロンでした。

焼き立てを触らないことと、表面に粉糖をまぶすとあまり触れなくなるので取り扱いには注意です。

クッキーづくりになれている方なら簡単にできるはず。

和三盆を使うと和風ポルボロンという感じになるのかな?と思います。

風味も違うと思うのでまた手に入ったら作ってみたいです。

以上『ポルボロンの作り方』のご紹介でした。
ぜひ作ってみてくださいね。

今回のレシピを考案されたムラヨシマサユキさんのレシピ本はこちらです。

ムラヨシマサユキのクッキー 作りたい、贈りたい71レシピ

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