NHKきょうの料理で話題になった、お菓子作りに定評がある料理研究家のムラヨシマサユキさんが考案された『味しみレモンケーキの作り方』をご紹介します。
レモンをシロップ煮にして、すりおろしたレモンの皮を中力粉に混ぜて作る生地の上に乗せて焼いたレモンが香るケーキのレシピです。
実際に作ってみましたが、生地を寝かせる時間が必要なので逆算して作るのがおすすめですよ。
味しみレモンケーキ
調理時間 | 1時間半+生地を休ませる時間6時間 |
調理器具 | おろし金・包丁・鍋・ボウル・泡だて器・オーブンシート・ケーキ型・オーブン |
カロリー | 全量 1900kcal |
材料 15㎝丸形のケーキ型1台分
レモンのシロップ煮
国産無農薬レモン 1個(170~190g)
グラニュー糖 120g
白ワイン 大さじ2
はちみつ 大さじ1
生地
卵 2個
グラニュー糖 120g
塩 1つまみ
無糖プレーンヨーグルト 大さじ2
中力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1/3
食塩不使用バター 50g
中力粉がない場合は強力粉:薄力粉=1:1で代用できます。
あわせてふるっておいてください。
強力粉もなく、薄力粉だけで作る場合は140gに置き換えて作ります。
ケーキ型について
ケーキ型は底が抜けるタイプがおすすめです。
今回使用した型はこちらのばね式の底抜けタイプです。
15㎝は持っていなかったので16㎝で作っています。
タイガークラウン ケーキ型 グレー 154×72mm バネ式デコ型15cm スチール フッ素コーティング 底取れ式 3512
レモンの洗い方
今回のレシピではレモンを皮を含めて丸ごと使うので、必ず国産無農薬レモンを使ってください。
またレモンを使う前にきれいに洗う必要があります。
レモンの丁寧な洗い方はこちらの記事でも詳しくご紹介しているので、よろしければご覧ください。
レシピ動画あり
レシピ動画
作り方をレシピ動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。
続いて画像とテキストでも作り方をご説明しますね。
作り方
1、レモンは塩でこすり洗いをして流水で洗い流し、きれいに洗う。
水気をふき取り、皮の黄色い部分だけをおろし金ですりおろす。
削った皮はケーキ生地用のグラニュー糖120gに混ぜておく。
メモ
すりおろした皮を入れることでレモンの香りがよいケーキになります。
2、皮を削ったレモンは2~3㎜幅の輪切りにして、種を丁寧に取り除く。
3、鍋に輪切りにしたレモン、シロップ煮の材料のグラニュー糖、はちみつ、白ワインを加えてひたひたの量の水を注ぎ入れる。
中火にかけ沸騰したらアクを取り除く。
火加減を弱火に落とし、不織布タイプのキッチンペーパーで落し蓋をして10分煮る。
メモ
今回不織布タイプがなかったので、オーブンシートの落し蓋で代用しました。
レモンの縁が半透明になるまで煮たら火を止め、そのまま鍋ごと冷ます。
冷めたらレモンを汁気をしっかりと切って取り出しておく。
4、シロップは仕上げにケーキの表面に塗るので100~120mlよけておく。
残りは清潔な保存容器などに入れて冷蔵庫で保存する。
ジュースにしたり、好きに使ってください。
5、ボウルにレモンの皮を混ぜておいたグラニュー糖、ケーキ生地の卵、塩1つまみ、プレーンヨーグルトを加えて泡立て器でよく混ぜ合わせる。
そこに中力粉とベーキングパウダーを合わせてふるいながら加え、粉っぽさがなくなるまでしっかりと混ぜ合わせる。
この時ゆっくり丁寧に混ぜるのがポイントです。
手早く混ぜないようにします。
メモ
中力粉はダマになりやすいので、数回に分けてふるい入れてその都度混ぜました。
6、小鍋に角切りにしたバターを加えて弱火にして溶かす。
沸いてきたら火を止めて5のケーキ生地のボウルに一度にすべて加えて泡立て器でよく混ぜ合わせる。
7、ラップで6のケーキ生地の表面をぴっちりと覆って、冷蔵庫で6時間以上休ませる。
休ませることで粘り気を抑える効果があります。
念のためさらにもう1回ボウルの表面にもラップをかけて休ませました。
8、オーブンを200度に予熱する。
型に合わせてオーブンシートをカットする。
型に溶かしバター(分量外)を塗って、オーブンシートを敷きこむ。
9、休ませた冷たい生地を型に流し入れ、表面に汁気を切ったレモンのシロップ煮を並べる。
型にアルミホイルをかぶせて予熱した200度のオーブン30分間焼く。
メモ
表面のレモンが焦げないようにアルミホイルをかぶせて焼きます。
10、一度取り出し、アルミホイルを外す。
今度は170度に温度を下げて、オーブンでさらに20~30分間焼く。
焼き上がりはケーキの中心あたりに竹串を刺してみて生地がついてこなければOKです。
11、焼けたらケーキをオーブンシートごと型から外す。
熱いうちに、よけておいたレモンシロップをハケで表面にたっぷりと塗る。
塗りすぎるとくずれやすくなるので注意してください。
これで完成です。
生地自体はパウンドケーキっぽい感じなので、切るときはそれほど神経質にならなくてもきれいに切れます。
レモンの部分が少し切りにくいので、うまく1カットごとに輪切り1枚が乗る感じで切ると切りやすいですよ。
このレシピの感想
最後にこのレシピの感想をご紹介しますね。
お手軽度 | ★★★☆☆ |
美味しさ | ★★★★★ |
食費が安く済むか | ★★★★☆ |
子供向きかどうか | ★★★★★ |
レモンも甘く煮てあるので、子供でも美味しく食べられるレモンケーキです。
生地を寝かせる時間が結構長いので、前日にシロップ煮と生地まで準備して翌朝に焼いてもいいかもしれません。
レモンを使った料理やお菓子が大好きなので作ってみました。
生地にもたっぷりレモンが入っているので食べると口いっぱいにレモンの風味と香りが広がるとてもおいしいケーキです。
生地自体はバターケーキ(パウンドケーキ)風なので、しっとりバターが効いた贅沢なケーキになっています。
焼き立ての温かいふわっとした状態も、冷えてからの少しずっしりした感じもどちらも美味しいですよ。
レモンが好きな方に是非作ってみてほしいケーキです。
以上『味しみレモンケーキの作り方』のご紹介でした。
ぜひ作ってみてくださいね。
今回のレシピを考案されたムラヨシマサユキさんのレシピ本はこちらです。
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是非ご覧ください。