NHKきょうの料理で話題になった世界的に有名なショコラティエ、ピエール・マルコリーニシェフの『チョコレートケーキの作り方』をご紹介します。
かわいいハート形のバレンタインにもぴったりなケーキです。
ガトーショコラを焼いた後に、仕上げにグラサージュチョコレートという光沢のあるコーティングを施して仕上げます。
グラサージュはしなくても美味しいケーキとして楽しめるので、余裕のある方は試してみてください。
ピエールマルコリーニシェフのチョコレートケーキ
調理時間 | 1時間半~ |
調理器具 | ケーキ型・オーブンシート・ヘラ・ハンドミキサー・網・バット |
レシピの分類 | デザート |
レシピの種類 | フランス料理 |
グラサージュあり・なしの違い
グラサージュあり、なし両方作ったのですが余裕があればやったほうが美味しいと思います。
上のつやつやした画像がグラサージュありのケーキです。
グラサージュチョコレートでコーティングすると、生チョコケーキっぽくなりしっとりした感じにとろっとしたチョコレートの風味もプラスされて全く違うケーキになります。
我が家は全員一致でグラサージュありが人気でした。
ただ完全にぱりっと乾くわけではなく、柔らかい状態で固まるので
(指で触るとうっすら指紋が残る程度の柔らかさ)
プレゼント用で持ち歩くにはかなり注意が必要になります。
ラップをかけてもくっついてしまいますし、角などに触れるとそこに傷ができてしまいます。
そのため持ち運びする場合はグラサージュなしのほうが扱いやすいです。
自宅でもてなす場合や、しっかりとした箱に入れて慎重に持ち運ぶことが可能な場合はコーティングしても大丈夫だと思います。
その時のシーンや用途に合わせて試してみてください。
材料 5.5×5×12のパウンド型3個分
卵 大2個
グラニュー糖 115g
塩 少々
生クリーム 63ml
小麦粉 66g
ベーキングパウダー 5g
ココアパウダー 12g
製菓用チョコレート 70g(カカオ70%以上のもの)
食塩不使用バター 44g
グラサージュチョコレート
製菓用チョコレート 150g(カカオ70%以上のもの)
水あめ 150ml
砂糖 150g
水 80ml
コンデンスミルク(加糖練乳) 100g
板ゼラチン 9g(粉でも大丈夫です)※水に浸して戻しておく。
今回は16㎝間口のハート型で焼きました。
その場合は上の分量でハート1個分になります。
使ったのはこちらのバネ式タイプです。
タイガークラウン バネ式ハート型№3510 スチールフッ素コーティング、止金具:ステンレス 日本 WDK7401
糖質オフのためにグラニュー糖をラカントで置き換えて焼きましたが上手にできました。
ただラカントは冷めると結晶化する特徴があるためグラサージュには使用しませんでした。
レシピ動画
作り方をレシピ動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。
続いて画像とテキストでも作り方をご説明しますね。
作り方
1、卵と生クリームは室温に戻しておく。
型に溶かしバターを塗り、オーブンシートを敷き込む。
ハート型の場合は底の形をまずなぞって切り、側面は高さと円周を測って長方形のシートを切ります。
オーブンを170度に予熱しておく。
2、卵ボウルに割り入れ、グラニュー糖を加えて泡だて器で混ぜ合わせる。
ハンドミキサーを使い、常に動かしながら混ぜます。
さらに塩を加えて5分間混ぜ合わせる。
3、生クリームをへらを使い、少量ずつ加えて混ぜ合わせる。
小麦粉、ベーキングパウダー、ココアパウダーをふるいにかけて、少量ずつ加えてゴムベラで混ぜ合わせる。
4、刻んだ製菓用チョコレート70gとバターを湯煎にかけ溶かしたものを3に加えて素早く混ぜ合わせる。
これで生地は完成です。
5、オーブンシートを敷いた型に生地を流し入れる。
数回台にとんとんと打ち付けて空気をぬく。
小さい型で小分けにして焼く場合は1個あたり170度のオーブンで30分焼く。
大きい型で上の分量全てを焼く場合は170度で40分焼きます。
メモ
焼き上がりは竹串を中心に向かって刺してみて、どろっとした生地がついてこなくなればOKです。
どろっとした状態の場合は追加で5分ずつ焼いて様子を見ます。
焼きが足りないと中央の底辺りが生焼けになりやすく、オーブンシートを外した際に底からとろっとした生地がもれてしまい
最悪ケーキが崩壊するので必ず焼き具合はチェックしてください。
上からチョコレートコーティングしない場合はこれで完成です。
このままでも十分美味しいチョコレートケーキになります。
続いて、光沢のあるチョコレートコーティングの仕方をご紹介します。
6、グラサージュチョコレート(上からかけるコーティング用のチョコ)を作る。
鍋に水飴、砂糖、水を加えて火にかけ沸騰したら火を止める。
コンデンスミルクを加えて混ぜ合わせる。
7、水に浸けて戻しておいたゼラチンを加えて空気が入らないように混ぜ合わせる。
8、刻んだチョコレート150gを湯煎で溶かし、7を注ぎ入れゴムベラで混ぜ合わせる。
ブレンダーを使い、しっかりと混ぜ合わせ乳化させる。
ブレンダーがない場合はヘラでしっかりと混ぜ合わせます。
9、ボウルに移し、気泡がすべてなくなるまで置き涼しい場所で冷ます。
メモ
あまり冷えてしまうと逆に固まってしまうので注意してください。
固まってしまった場合は電子レンジで少し温めると柔らかい状態に戻すことができます。
10、ケーキが焼けたら取り出し、粗熱を取って型とオーブンシートを外し冷ます。
バットの上に網を置いてその上にケーキを置く。
グラサージュチョコレートを上から注いでかける。
中央辺りから円を描くように回しかけます。
全体にまんべんなくきれいにかけたら網ごと振動を与え、表面のムラをなくす。
メモ
ケーキの表面が凸凹していても、たっぷりかけるとかなりきれいに表面が整います。
これにはびっくりしました。
また気泡が入りやすいのですが、気泡が目立つ場合は早い段階でコンロであぶったスプーンの背でそっと気泡を潰すようにすると簡単に消すことができます。
この方法は完成したときにうっすらスプーンの後は光の加減でわかるので、最終手段として使ってください。
できれば気泡なしでグラサージュできるのがベストです。
(ただ素人には気泡を入れない、というのがものすごく難しいです・・・)
11、お好みで表面にデコレーションをしてもOK。
器に移す際はパレットナイフなどを2本使い、底に差し込み移動させると安定します。
注いだ後少し置いて、表面が乾いたら動かすようにしてください。
(完全には乾きません)お好みで表面にデコレーションをしてもOK。
器に移す際はパレットナイフなどを2本使い、底に差し込み移動させると安定します。
注いだ後少し置いて、表面が乾いたら動かすようにしてください。
(完全には乾きません)
余ったグラサージュチョコレートの活用法
グラサージュチョコレートは上の分量だとかなりたっぷり余ります。
(でもかけるときにたっぷりないと困るので、決して少ないというわけではないのですが、最終的に余ります笑)
そこでおすすめの活用法をご紹介しますね。
チョコパンにする
食パンなどに塗って食べるとすごく美味しいです。
冷蔵庫に入れておくと固まってしまうので、トーストする際に上に乗せて一緒に焼くといい感じにとろ~っとチョコが溶けて美味しいですよ。
コルネの中に詰めてチョココルネにするのもあり。
ホットチョコレートにする
牛乳を加えて溶かし、ホットチョコとしても楽しめます。
すでに水飴と砂糖が入っていてかなり甘めなので、無調整豆乳で作るのもおすすめ。
チョコプリンに
牛乳や豆乳を加えて沸騰させないように温め、プリンカップに注いで冷蔵庫で冷やすとチョコプリンになります。
ケーキポップやマシュマロに
マシュマロやミニカステラなどを竹串に刺して、グラサージュチョコをかけて乾かせばケーキポップとしても楽しめます。
完全に乾かないうちにアラザンやチョコスプレーなどでデコレーションするのもかわいいですよ。
このレシピの感想
最後にこのレシピの感想をご紹介しますね。
お手軽度 | ★★☆☆☆ |
美味しさ | ★★★★★ |
食費が安く済むか | ★★★☆☆ |
子供向きかどうか | ★★★★★ |
ビターチョコを使いますがお子さんも美味しく食べられる味です。
グラサージュせずに焼くだけならかなり簡単ですぐにできます。
グラサージュするとより美味しくなり、ただのガトーショコラとは違う味に進化するので余裕があれば是非試してみてほしいです。
今回大きい型で1個つくりましたが、バースデーケーキ並みの大きさになったのでプレゼントならもっと小さい型でもいいかも。
小さいほうが扱いやすいですし、グラサージュも簡単です。
かなり本格的な味が楽しめるので、感動しますよ。
以上『ピエールマルコリーニ氏のチョコレートケーキの作り方』のご紹介でした。
美味しいので是非試してみてくださいね。
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