梅干しや完熟梅を使った料理に役立つ【梅の追熟のやり方】をご紹介します。
青梅のままでも美味しく使える料理もありますが、追熟させることで香りや風味もよくなり料理の幅が広がりますよね。
カビなどを防ぎ、シワシワに乾燥しないためのコツもまとめました。
だいたい1~5日ほどあればきれいな黄色から桃色の梅にすることができますよ。
梅の追熟のやり方
6月にスーパーに出回る梅はまだ青い状態のものがほとんどで、自宅に持ち帰ってから追熟させるケースがほとんどだと思います。
上の画像は青い状態から追熟させたもので、約3日でしっかりきれいな色に仕上がりました。
追熟させると梅のとてもいい香りもして、見た目もとてもきれいになっていきます。
ポイントは
・ざるを使い、風通しをよくしカビを防ぐ
・こまめにチェックして、傷んだもの、カビしてしまったものは取りのぞく
・新聞紙を使い乾燥を防ぐ
という点です。
またざるはできれば脚付きのものを使ったほうが風通しがよく、傷みを防ぎやすくなるのでおすすめです。
我が家はこちらのざるを使っています。
栗原はるみ 足付き竹ざる 21cm 食器 share with Kuriharaharumi kurzzz【ギフト袋対象】
調理時間 | 5分(+1~5日) |
調理器具 | ざる・新聞紙 |
レシピの分類 | 下ごしらえ |
レシピの種類 | 日本料理 |
材料 作りやすい分量
まだ青い梅 適量
レシピ動画
動画でも追熟のさせ方と下処理の仕方までご紹介しています。
是非ご覧ください。
作り方
1、スーパーで買ってきた梅はすぐに袋から出し、ざるの上に重ならないように並べる。
袋に入れたままにしておくと中についている水分でカビてしまう原因になるのですぐに袋から出します。
ぱっと見で傷んでいるもの、大きな傷があるものはよけておきます。
メモ
青梅でも美味しく作ることができる梅味噌のレシピもご紹介しています。
このレシピは傷んだところは切り落とせば使えるので、青い状態で使いたいときにおすすめです。
2、そのまま半日ほど風通しのよい、直射日光の当たらない場所で干し水分を飛ばす。
3、続いて新聞紙をざるの上に敷き、その上に梅を並べる。
上にも1枚新聞紙をかぶせ、サイドを折りふんわりと梅を包む。
メモ
新聞紙に包むことで乾燥し、しわしわになるのを防ぐことが出来ます。
4、風通しの良い、直射日光の当たらない場所において追熟させる。
我が家は以前は昼間は締め切ることが多かったので風通しの良いように昼はベランダの室外機の上に(常に日影の場所)、夜は部屋の中に入れていました。
ただ最近は昼間窓を開けて自宅にいる時間が増えたので、ずっと室内の風通しのいい場所に置いています。
5、1日1~2回状態をチェックする。
特になり口(ヘタ)のところがカビやすいので、かびてしまったものは残念ですが取り除きます。
カビは表面に見えている部分だけではなく、中まで菌糸が伸びてしまっているので使わないほうがいいです。
他にも表面に斑点のような黒い傷みが出てしまったものも取り除きます。
上の画像は傷んでしまったものが多かった袋の梅です。
まったく同じ方法、同じタイミングで追熟させてもこれだけ差が出るケースもあります。
袋によっても傷みやすいもの、全然大丈夫なものと違いがあるので買う段階でできる限りきれいな梅を選ぶことも大切です。
6、全体に黄色く色づき、赤っぽい色も出てきていい香りがしてこれば追熟の完成です。
完熟すると部屋中にとてもいい梅の香りがして本当に幸せな気持ちになります。
追熟に使ったざるも梅のいい香りになりますよ。
実際に日にち別に画像を撮影したのでまとめてみました。
1日目
新聞紙に包む段階の色
2日目
3日目
この時は3日で追熟終了にしました。
また、完熟梅を使ったレシピもいくつかご紹介しています。
どれも簡単にできておすすめですよ。
以上【梅の追熟の仕方】のご紹介でした。
是非試してみてくださいね。