あさイチのすき焼きのレシピ。基本の割り下の作り方と煮方を紹介。

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NHKあさイチのスゴ技Qやハレトケキッチンで話題になった【すき焼きの作り方】を詳しくご紹介します。

基本の割り下の作り方や、一定に味を保つ方法、安いお肉をおいしくする方法、煮方まで。

実際に作った上で、1つ1つの工程を丁寧にまとめました。

失敗なく、美味しく作ることが出来るのでおすすめですよ。

秘伝の割り下の作り方

まず初めにすき焼きに欠かせない割り下の作り方をご紹介します。

冷蔵庫で1~2日寝かせるとより美味しくなるので、あらかじめ作っておくのがおすすめです。

ただし実際に作ってみましたが作った当日に使っても十分美味しい割り下なので、急ぎの場合はそのまま使って大丈夫です。

材料 作りやすい分量

しょうゆ 200ml
みりん 200ml
砂糖 カップ1/2
酒 大さじ1程度

しょうゆ:みりん:砂糖=2:2:1+酒少々
の割合で作ります。

酒の量はお好みに応じて調節してください。

作り方

1、まずしょうゆだけを鍋に入れて火にかける。

メモ

中火で香りが飛ばないように沸騰させないのがポイント。
グツグツさせないように注意してください。

一面にアクが出たらいったん火を止める。
アクを丁寧に取り除く。

メモ

このひと手間で雑味のないクリアな味になります。

2、別の鍋にみりん・砂糖・酒を入れ、火加減は中火で加熱する。
かき混ぜて煮立たせ、アルコール分をとばす。

3、加熱した2とアクを取った醤油を合わせる。
アクが出たらここでも取り除き、火を止める。

4、粗熱を取ったら、保存容器に入れて冷蔵庫で1~2晩寝かせたら完成です。

割り下の味を一定に保つコツ

すき焼きは食べていく間に割り下の味が濃くなってしまったり、水を足して薄くなってしまうことが悩みですよね。

もしも煮詰まってしまった場合昆布だしを入れると肉と野菜のうまみが出ている出汁が薄くならずにおいしくいただくことができます。

昆布だしは鍋に水とだし昆布を加え、沸騰しない程度に静かに10分程度煮て冷ましたものを使います。

分量は割り下:昆布だし=2:1の割合で加えるのがコツです。
加えるタイミングは、鍋がふつふつしたところに入れてください。

これで味が薄まらず、おいしいまま食べ続けることができます。

外国産牛肉を美味しくする下ごしらえの仕方

すき焼きは和牛がよく合いますが、お値打ちな外国産の赤身肉で代用すると節約にもなります。

外国産の牛肉を和牛に近い風味に変身させる方法をご紹介します。

材料

牛肉 200g
ココナッツミルク 大さじ2
無糖練乳もしくはスキムミルク 大さじ1
※スキムミルクの場合は水大さじ1に対し、スキムミルク大さじ1/2

もしくはココナッツミルクと無糖練乳の代わりに生クリーム大さじ3

ココナッツミルクでお肉を漬け込むことによってお手頃価格のお肉をやわらかく、風味をアップし高級感のあるお肉のように大変身させることができます。
お肉の脂の中に含まれるラクトンという成分がココナッツミルクにも含まれているためココナッツミルクを使うと風味がアップするんです。

今回画像のものはより手軽に手に入る生クリームを使用して漬け込みました。

作り方

1、牛肉、ココナッツミルク、無糖練乳(もしくは生クリーム)をジッパー袋に入れ、全体にいきわたるように軽くもみこむ。

メモ

こうすることでお肉にプラスした食材が染み込み、お肉の保水性がアップします。

2、冷蔵庫に30分寝かせて完成です。
そのあとは通常のお肉と同じように料理に使います。

すき焼きの煮方

すき焼きは各家庭や地方でも作り方が大きく異なる料理です。

今回はあさイチでホットプレートを使った作り方として話題になった荻野シェフの作り方を参考にすき焼き鍋で試してみたところ、とても美味しくできたのでそちらをご紹介したいと思います。

※我が家はすき焼き鍋で作っているので、多少アレンジを加えています。

調理時間 30分
調理器具 包丁・鍋
レシピの分類 メインディッシュ
レシピの種類 日本料理

材料 2人分

牛薄切り肉 200g~
焼き豆腐 140g
しいたけ 4個
長ネギ 1本
しらたき 180g(1袋)※今回は結びタイプ
白菜 1/4個
牛脂 1個
割り下(上のレシピのもの) 適量(2カップ以上あると安心です)

この割り下は濃いので、水分が出る白菜を入れて我が家はちょうどいい味付けでした。
好みもあると思うので、薄まるのが嫌なご家庭は白菜の代わりに春菊を使い、仕上げに入れるだけにするのがおすすめです。

春菊は火を通すと苦みが出てしまい生の方が苦くなく、生でも美味しく食べられるので仕上げに入れて余熱で火を通すだけで大丈夫です。

季節ごとに楽しめるすき焼きの具材

すき焼きは冬の定番料理というイメージが強いと思いますが、通年を通して楽しむことができる料理です。

季節ごとのおすすめの具材をご紹介します。

たけのこ
おくら・なす
舞茸・さつまいも
にんじん・かぶ

根菜は下ゆでし、きのこは冷凍したものを使ってください。

あと変わり種としては個人的にはアボカドも好きですね。
美味しいですよ。

作り方

1、しいたけは軸を取り、花形の飾り切りにする。
※詳しい切り方はこちら。

ネギは斜め切りにする。
したらきはざるにあけ、さっと水洗いをする。
鍋に熱湯を沸かし、しらたきを加えて1分ゆで、ざるにあけてお湯を切る。
焼き豆腐は食べやすい大きさに切る。

白菜は芯と葉を切り分け、葉はざく切りにする。

芯は太い部分は食べやすい幅になるように縦に切り、そぎ切りにする。

2、鍋に牛脂を熱し、全体になじませる。

3、ネギを並べ入れ、空いているスペースに牛肉を広げて片面だけ焼く。

焼き目がついたら取り出しておく。

ネギは焼き目がついたら裏返し、両面を焼く。

メモ

先にネギと牛肉を焼いて香ばしさと肉のうまみを出しておきます。
お肉は全て焼かなくて大丈夫です。
初めに食べる数枚のみ焼いてください。

4、しいたけ、しらたき、白菜の芯の部分、ネギ、焼き豆腐を並べ入れ割り下を具材の2/3程度の高さまで注ぎ入れる。
白菜の芯の上に葉を乗せる。
蓋をして中火にかけ、沸騰したら火を弱めて5~10分全体が煮えるまで煮る。

5、具材が煮えたら寄せて牛肉を加える。

メモ

この時しらたきのすぐ横に入れるとお肉が硬くなる原因になるので注意してください。
牛肉は温める程度で、火が通ったら取り出し器に盛り付けいただきます。

またお肉を足す際も上に乗せ、その都度火を通すと硬くなりません。
白菜を入れるとどうしても水分が出て割り下が薄まりやすいので、お肉や具材を追加する際に適宜割り下を足して調節してください。

おすすめの〆はこの記事の最後でご紹介しています。
そちらもぜひご覧ください。

地方で違うすき焼きの煮方

実は煮方は関東と関西で違いがあるってご存じでしたか?
今回は番組に登場した2つのお店の作り方をもとにご紹介したいと思います。

関東のすき焼きの老舗名店の作り方

関東のすき焼きの名店の作り方です。

1、まず割り下を鍋底に注ぎ熱する。

2、牛肉を加えて焼くように煮る。
そうすることで牛肉のうまみが出るそうです。

3、味の染み込みにくい具材から入れる。
具材が煮えたら完成です。

関西風すき焼きの老舗名店の作り方

関西と関東の違いは何といっても牛肉の扱いにあります。
関西では先に牛肉を鍋で焼いてから割り下を加えるのがポイントです。

また、関西風では牛肉のうまみにコクを出すために白ザラメをお肉を入れる前のタイミングで加えます。

1、鍋に油を引き、先に白ザラメを加える。
そこに牛肉を広げて加え、焼いてから取り出し割り下を加える。

お肉に砂糖がからみコクがアップします。
上白糖を使う場合は、上白糖を入れ、しっかりと砂糖が溶けてからお肉を入れるようにするのがポイントです。

2、お肉を先に食べた後に具材を一通り入れ、割り下を入れ煮る。

関東が割り下を入れてからお肉を入れたのに対し、こちらは先にお肉を焼いてお肉だけを先に食べるというスタイルです。

ちなみに我が家は牛脂を敷いてお肉以外の具材を割り下で煮てから、お肉が硬くならないように肉だけ各自好きなタイミングで入れて火を通しながら食べるというものでした。

すき焼きの食べ方は地方だけではなく、各家庭によっても違いが出るものではないでしょうか。

おすすめのすき焼きの〆

定番のうどん

定番はやはりうどんですよね。

我が家では煮詰まったころにうどんを投入し、しっかり焼うどんにしていただきます。

子供たちも大好きで、溶き卵に絡めて食べる味の染みたうどんは最高です。

不思議なことに、超お値打ちなチルドうどんもこの〆に使うと格段に美味しくなるので、わざわざ高価なうどんを買ってこなくても大丈夫です。

カレー粉+山椒

映画監督小津が好んで食べたというすきやきのシメがこちら。
カレー粉と山椒を使ったスパイシーな〆です。

作り方は
カレー粉:山椒=3:1
の割合で割り下に加え、よく混ぜたあとご飯の上にのせていただきます。

個人的には中央に卵黄を乗せるのもおすすめ!
濃厚な卵かけごはんとして楽しめます。

チーズクリームパスタ

個人的にうどんに次いで大好きな〆がこちら!チーズクリームパスタです。

すき焼きの残りに牛乳と顆粒和風だし(もしくは昆布茶)を加え、茹でたパスタとピザ用チーズを加えるだけ。

私用するパスタはフェットチーネがおすすめ。
チーズとクリームソースが太麺に絡んで最高に美味しいですよ。

子供たちにも大人気の〆で、我が家では当日はうどんで〆、残りを取っておいて翌日にこのパスタを楽しみます。

他にも、

  • お麩
  • やきそばの麺
  • きしめん
  • そうめん
  • お餅

を入れるシメも存在します。

是非お気に入りの〆を見つけてみてください。

以上【すき焼きの割り下と煮方のレシピ】のご紹介でした。
是非試してみてくださいね。

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