NHKためしてガッテン!やNHKあさイチでも話題になった『おなかの張り・便秘解消法』をご紹介します。
おなかの張りにも効果的で、便秘解消にも役立つ「うつぶせゴロゴロ寝ポーズ」のやり方から食事のとり方まで詳しくまとめました。
おなかが張って辛い便秘に効果のある方法です。
とても簡単に出来るので是非チェックしてみてくださいね。
腸は夜寝ている時に動く!?『大ぜん動』とは?
私たちが起きている間大腸は眠り、私たちが眠ると活動を始めています。
この大腸が起きている時の動きのことを『大ぜん動』といいます。
ぜん動とは、ミミズや蛇などが身をくねらせてうごめくような動きのことです。
腸の場合は腸の半分くらいからものすごくダイナミックに収縮する動きです。
大腸は大腸の壁から栄養や水分を吸収しようと食べ物を動かす2~3㎝程度の運動『ぜん動運動』をしています。
それによって運ばれた食べ物のカスを直腸まで運んでいます。
大ぜん動運動とは食べ物を直腸まで運ぶために特化した動きなんですね。
しかし寝てもこの大ぜん動が起こらないケースがあります。
では一体どんな場合に起こらないのかというと、交感神経が優位の時は大腸が起きないので大ぜん動運動も起きません。
副交感神経が優位になり、ちゃんと脳が眠りを感じないと起こらないものなんです。
大ぜん動が起こらなくなってしまう原因とは?
具体的には以下のようなことをすると、眠っている間の腸の大ぜん動が起こらなくなってしまいます。
・寝る直前に食事をする。
・熟睡できていない。
脳がしっかり休む必要があるため、熟睡できていないのも原因の1つになります。
つまり、不規則な生活はNGです。
規則正しい生活を送ることがとても大切なんですね。
環境が変わると出なくなってしまう原因は、実はこんなことにあるのかもしれませんね。
大ぜん動を止める犯人は腸内のガス
大ぜん動の動きを止めてしまう犯人は、先述したもの以外では『腸内のガス』が考えられます。
大腸のガスは口から入るもの以外に、腸内細菌が食べ物を分解する際に出すものがあります。
腸内細菌が出すものには水素ガスやメタンなどがありますが、これらには大腸の動きを遅くする働きがあります。
そのためガスが溜まってくるとおなかが張り、腸の動きが悪くなってしまうんです。
便秘になってしまうとさらに腸内細菌がガスを発生し、おなかが張り、大ぜん動が起きないという負のスパイラルが起こってしまいます。
便秘は便と同時にガスもたまっている状態なのでガスを抜くことで改善することが出来るというわけなんですね。
おなかの張り、腸内のガスの原因とは?
おなかの張り、つまり腸内のガスには様々な原因があり、
空気を飲み込む量が多い
腸内で発生するガスの量が多い
腸の運動の低下
などが挙げられます。
おなかが張るととてもつらいですよね。
あまりにもたまりすぎてしまうと呼吸困難を起こす可能性もあるなど、決して軽視できないのがおなかの張りです。
市販のお薬でも解消するものが売られていますが、できれば薬に頼らず改善出来たら嬉しいですよね。
そこで今回は、番組に登場した簡単に解消できる体操をご紹介します。
ごろごろ寝体操のやり方
このポーズは以前NHKあさイチでも話題になった方法で、その時はおなかの張りに効果があると話題になりました。
そのポーズとは『うつ伏せ』です。
腸の蠕動運動が活発になるため、便秘だけではなくおなかの張りにも役立つんですね。
具体的なやり方をご紹介します。
1、うつぶせ寝を10分間行う。
枕やクッションをおへそのあたりにあてるとより効果的です。
2、次に左右に5往復ゴロゴロ転がる。
(うつぶせの状態から左右に体を起こすようにゴロゴロします)
これだけです。
うつぶせの状態のときはスマホを見ていても、本を読んだりテレビを見ていても大丈夫なので簡単にできるのではないでしょうか。
どうしてうつぶせ寝がいいの?
なぜうつ伏せが効果があるのかというと、うつ伏せになると直腸が上向きになります。
大腸のガスは空気よりも軽いので直腸(出口)の方へ向かいやすくなります。
そのためおならが出やすくなるんですね。
効果が1番あるのは、大ぜん動の起こる夜です。
夜行うと寝ている間にガスが出やすくなります。
ですが食後2~3週間は避けた方がいいので注意してくださいね。
高齢者や体が不自由な方は負担がかからないように注意して行ってください。
「の」の字マッサージ
他にも腸の形に合わせておなかを刺激するマッサージも効果があります。
『の』の字を描くようにおなかをマッサージしてください。
寝た状態でやってもやりやすいですよ。
便秘解消の食事のポイントは?
食物繊維は分解されるときにガスをたくさん発生させるので、おなかが張って辛い人の場合はまずうどんやおかゆなどの消化吸収のいいものを食べるようにします。
当サイトでおすすめのレシピはこちらでご紹介しています。
食物繊維は便が出るようになってから食べるようにするのがおすすめですよ。
他にもガッテンではこれまでに長芋や小豆も効果があると紹介されました。
それぞれのレシピをまとめているので、是非ご覧ください。
以上NHKで話題になった『おなかの張り・便秘解消法』のご紹介でした。
是非悩んでいる方はゴロゴロうつぶせ寝ポーズをやってみてくださいね。