独特の食感が美味しいアスパラガスですが、収穫後も成長が進む野菜なので適切に保存してあげないと鮮度が失われてしまう食材でもあります。
今回は美味しさが長持ちする、冷蔵庫での保存の仕方とすぐに食べないときにおすすめな冷凍保存の仕方をご説明します。
常温で保存するという方もいるかもしれませんが、とても寒い時期を除き成長が進んでしまうのでおすすめしません。
きちんとすれば、柔らかさも保ちやすいので是非試してみてくださいね。
アスパラガスの冷蔵保存は新聞紙で
まず冷蔵保存する場合ですが、冷蔵庫に入れる場合おすすめは『チルド室』です。
チルド室とは、冷蔵庫の扉付きの引き出しのようになっている部分のことですね。
野菜室に比べて、チルド室は0度前後に保たれているため最も適した場所なんです。
分かりやすく冷蔵庫内の温度を比較した表がこちらです。
チルド室 | 約-1℃~+1℃; |
冷蔵室 | 約2℃~6℃ |
野菜庫 | 約3℃~7℃ |
※日立のホームページを参考にしています。
よく、『立てて保存する』という方法がありますが、チルド室の場合は成長の速度を抑えることができるので寝かせた状態でも大丈夫です。
というか、チルドの場合は高さがないので立てることは難しいですしね。
それでも温度が低い分、カバーできるというわけです。
またアスパラガスは乾燥にも弱いので乾燥を防ぐために新聞紙を使うとより鮮度を保つことができます。
冷蔵保存の仕方
具体的なステップをご説明しますね。
調理時間 | 3分 |
調理器具 | 新聞紙・ビニール袋 |
レシピの分類 | 保存方法 |
レシピの種類 | 日本料理他 |
材料 作りやすい分量
アスパラガス 適量
やり方
1、新聞紙を濡らし、アスパラガスの穂先を傷めないように注意しながら包む。
2、ビニール袋に入れる。
3、チルド室に入れる。
チルド室以外の場合は立てて保存する
もしも、チルド室がいっぱいで入れることができない場合は冷蔵コーナーで保存します。
この場合はドアポケットなどの立てて置くことができる場所に立てた状態で置いてあげるとよりいい状態で保存ができます。
これはアスパラガスがもともと成長しているときと同じ姿勢なので、無理がないんですね。
この時も乾燥を防ぐために同じ工程で、濡らした新聞紙でくるみ、ビニール袋に入れてから立てるようにしてください。
保存期間
冷蔵の場合はだいたい2~3日を目安に使い切るのがおすすめです。
料理に使うのにそれ以上かかりそうな場合は次のご紹介する冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存の仕方
続いて、すぐに使わないときにおすすめの『冷凍保存の仕方』をご説明します。
実際に我が家でも試していますが、1か月くらいは持つかなという感じです。
※できる限り早めに使い切るのがおすすめという前提ではあります。
1、冷凍の場合はアスパラガスを次の使う料理を想定して長さを決める。
メモ
特に決まっていない場合は長いままがおすすめです。
後からでも切ることはできるので。
もし短くして使う予定が決まっている場合は先に切っておきます。
また、根元の硬い部分はネギカッターで繊維を断ち切るように切り込みを入れておくと後から柔らかく食べることができます。
この部分も栄養が豊富なので捨てるのはもったいないです。
詳しいやり方はこちらの記事で解説しています。
アスパラガスの根元の下処理はネギカッターで。固い部分も美味しくなる!
もしくは根元の部分だけを小口切りにしてまとめておいて、かき揚げや茶碗蒸しにしても美味しいですよ。
茶碗蒸しのレシピもご紹介しています。
アスパラガスの根元の茶碗蒸しの作り方。あさイチで話題のレシピ。
その場合は切り分け、根元だけをまとめておいてください。
2、ジッパー付きの密閉袋に入れてしっかりと空気を抜く。
平らになるようにします。
切らずに冷凍する場合はこのままで大丈夫です。
3、アルミバットなどの上に置き、冷凍庫で急速冷凍する。
アルミの上に置くと早く冷凍できるので鮮度が保たれます。
下茹でしなくてもいいので、思い立った時にすぐに冷凍してしまえるのがメリットですよね。
冷凍の際の注意点
冷凍する際、1つだけ注意点があります。
冷凍するとどうしても少し筋っぽくなるので、鮮度が落ちたものは向きません。
また細いものも太いものに比べて硬めなので、あまり向いていません。
できれば太くて柔らかいものを冷凍するのがおすすめです。
柔らかくておいしいアスパラガスの見分け方はこちらの記事で詳しく解説しているので、よろしければご覧ください。
美味しいアスパラガスの見分け方の3つのコツ。プロの選び方を紹介!
解凍・使う場合
使う場合は解凍せず、凍ったまま調理に使えば大丈夫です。
もし切りたい場合は少し電子レンジにかけ、解凍したり常温に出しておくと切りやすくなりますよ。
生のまま・下茹でしてから冷凍・電子レンジ加熱で冷凍の違い
冷凍する際に
・生のまま
・一度さっと下茹でしてから
・レンジで軽く加熱してから
の3パターンを食べ比べてみました。
まず下茹での場合。
(フライパンに入りきらないのと、根元は硬いため別の料理に使うことを想定して切っています)
茹でた後キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ってからジッパー袋に入れて冷凍します。
レンジ加熱も同様に、600Wで45秒加熱した後水気を拭き取ってから冷凍しました。
そしてそのまま同じフライパンで焼き目がつくまでソテーして食べ比べてみます。
見た目の仕上がりはほぼ同じ。
味や食感はというと、甘みと水っぽさを感じる度合いが違いました。
ソテーする場合に限りですが、生が一番食感がよく水っぽくならなかったです。
味は加熱してから冷凍したもの方が甘みがあるように感じました。
個人的には生のままが一番簡単なので使いやすいと思います。
以上、冷蔵の場合と冷凍の場合のアスパラガスのおすすめの保存方法についてご紹介しました。
鮮度が大切な野菜なので、できる限り早めに保存するようにしてくださいね。
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