ゆず湯の効果的な入り方とは?体の芯まで温まる柚子風呂の入り方。

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冬至の時に入ることも多い『ゆず湯(柚子風呂)』すが、実はより温かく効果的に入ることができる方法があるってご存知でしたか?
ただお風呂の中にぽちゃんと入れるだけではなく、せっかくの効果を活かすことができ、体の芯まで温まることができる入浴法をご紹介します。

お風呂に入れる際には是非参考にしてみてくださいね。

(情報元:2014年12月11日放送 NHKあさイチ、スゴ技Q!)

ゆず湯(柚子風呂)の効果的な入り方

寒い冬には是非入りたい「ゆず湯」。
香りもふわっとお風呂に広がり、季節を感じる入浴法でもありますよね。

実は江戸時代から冬至にはゆず湯にはいる習慣があったそうです。

気軽に楽しめて体を温める効果もあるゆず湯ですが、適当に入れているという方も多いのではないでしょうか。

ゆず湯の効能とは?

そもそもなぜゆず湯が体を温める効果があるのかというと、皮に含まれている精油成分の1つである「リモネン」という成分に保温効果があるためです。
リモネンは皮膚にくっつくと、毛細血管を刺激して血管を広げる作用があります。
そのため血行が良くなり、熱が全身に伝わって体の芯「深部体温」が上昇します。
さらにお湯につかることで精油が体全体に付着するため、体内の熱が外へ逃げるのを防ぎ、湯冷めしにくくしてくれる効果も持っています。

つまり「リモネン」の力を活かすことで、よりぽかぽかに入ることができる、というわけですね。
また香りがとてもいいためアロマテラピー効果もあり、リラックスすることができます。

また、皮や果汁にはビタミンCが豊富に含まれています。
このビタミンCにはお風呂に使われる水道水の塩素を和らげる効果があるそうです。

ではどのような入れ方が効果が高いのかいくつかポイントがあるのでご紹介します。

皮だけを入れる

精油成分のリモネンは皮の部分に多く含まれているので、皮だけを入れれば大丈夫です。
中の果汁はお料理などに使ってもいいですね。

半分に切った状態で使う場合は、種とワタの部分も取って入れたほうが後片付けが楽ですよ。

また精油の成分は敏感肌の方などはピリピリ感じる場合もあるので、心配な場合は量を少なめにしたり、布袋に入れてから入れるのがおすすめです。
細かく切るとより成分が出るので、気になるときは丸ごと入れたり、半分に切るくらいにしておくのがおすすめです。

お湯を沸かす前から入れる

また、お湯を沸かす前からゆずの皮を入れることが大切です。
4等分程度に切ったものを後片付けが気になるようであれば洗濯ネットなどに入れてお風呂に入れ、お湯をためます。

精油成分はお湯ににじみ出てくるまでに時間がかかります。
そのためあらかじめ入れてから沸かすとより効果的なんですね。

入る時間は?

お湯につかる時間は10~15分を目安にすると体の芯まで温まります。

2番目以降の人の入り方

ただし、1番風呂の人の体に精油がついて2番風呂の人の時にはゆずの成分が減ってしまいます。

そのため、2番目以降に入る人はお風呂の中で皮をもむと効果が復活します。

まとめ

昔から体が温まると言われているゆず湯ですが、精油に含まれている成分が大切なんですね。
番組の実験では、普通のお湯と入り比べてみてサーモグラフィーでチェックしたところ、深部体温が0.6度違い、硫黄泉に入るのと同じぐらいの温まり方をしていることもわかりました。

0.6度というとたいしたことがないように感じますが、人間にとってはとても大きい差なんだそうです。

以上『柚子湯の効果的な入り方』のご紹介でした。
とっても簡単なので、是非試してみてくださいね。

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