鶏胸肉が柔らかくなる【ブライン液の作り方】をご紹介します。
砂糖と塩で簡単に作ることが出来る液で、ブライン液につけこむことでお肉がしっとり柔らかく美味しい鶏ハムやサラダチキンが作れるレシピです。
お肉に下味も付き、仕上がりが美味しくなるのでおすすめですよ。
ブライン液
「ブライン液」とは、水に塩と砂糖を加えて混ぜた液体のこと。
この調味液にお肉を漬け込むことで、砂糖の保水効果でしっとり柔らかくジューシーに仕上げることができるんです。
ブライン液の「ブライン」とは「brine」のことで、もともとは食品を保存しておくための塩水のこと。
塩はお肉のタンパク質を分解し、中まで水分を届け、その水分を閉じ込める役割を持っています。
元は欧米で使われていたお肉を塩に漬け込む調理法で、そこに砂糖の効果もプラスされたのがこのブライン液というわけです。
加熱調理をしてもお肉がパサパサになりにくいので、下処理として適しています。
今回は特にパサつきがちな鶏むね肉を漬け込み、手軽でダイエットなどにも役立つ鶏ハムに仕上げるレシピをご紹介します。
市販のサラダチキン顔負けの美味しい鶏ハムを作ることができます。
下味もつき、しっとりジューシーに仕上がるので是非試してみてください。
揚げたり、炒めたりする方法も美味しいですが一番簡単で手間がかからないレシピなのでおすすめです。
調理時間 | 5分+漬け込む時間4時間~8時間 |
調理器具 | ジッパー袋 |
レシピの分類 | 下ごしらえ |
レシピの種類 | アメリカ料理? |
お手軽度 | ★★★★★ |
食費が安く済むか | ★★★★★ |
子供向きかどうか | ★★★★★ |
材料 適量
鶏胸肉 1枚
ブライン液
水 100㏄
塩 5g
砂糖 5g
ブライン液の塩分濃度
上の分量を見ていただいてもわかる通り、ブライン液の塩分濃度は5%です。
砂糖と塩、それぞれ角5%の濃度で用意してください。
5%を超えてしまうと逆に味付けが濃くなったり、浸透圧の関係で水分とうまみが逃げ出してしまうため5%を限度に作るのがポイントです。
減らす場合は3%までを目安にしてください。
レシピ動画
作り方を動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。
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ブライン液 レシピ動画
作り方
1、ブライン液を作る。
ジッパー袋に水、塩、砂糖を加えてよく混ぜて溶かす。
2、今回は鶏ハム(サラダチキン)を作る場合でご紹介していきます。
鶏むね肉は皮を取り除き、液が染み込みやすくなるように竹串で鶏胸肉に穴をあける。
メモ
鶏皮は食べやすくキッチンバサミで切り、竹串に刺して焼くと焼き鳥の皮に。
食べやすく切ったエリンギと炒め合わせてもう一品作ることもできます。
3、1のブライン液に2の鶏むね肉を浸し、袋の口を閉じて冷蔵庫に入れ4時間~一晩(約8時間)漬けこむ。
メモ
そぎ切りにしたお肉や既に薄切りにされたお肉、カット肉などの場合は最低1~2時間でも大丈夫です。
4、漬け終わったら袋の口を少し開け、ブライン液を捨てる。
これで下ごしらえは完了です。
5、これ以上味付けをしない場合は再度ジッパー袋の口を閉じる。
今回はおつまみにもおすすめなブラックペッパー味にしていきます。
片面小さじ1の粗びき黒こしょうをまぶし、軽くもみこむ。
※味付けなしの場合もこの後の工程は同じです。
できる限り空気をしっかりと抜く。
鍋に熱湯をぐらぐら沸かし、沸いたら火を止めて袋ごとお肉を熱湯に沈める。
重しとして耐熱の皿を乗せておくと浮いてきません。
茹で続けてしまうとお肉が硬くなってしまうので、必ず火を止めて余熱調理していきます。
6、蓋をして20分以上放置する。
このようにしっかり火が通ります。
7、取り出し、粗熱が取れたら食べやすくそぎ切りをして完成です。
注意すべき点はあまり火を通し過ぎてしまうと固くなりやすいので、他の調理方法で加熱する場合も火加減は調節してください。
鶏肉の他にもヒレ肉など、どちらかというとパサつきやすいお肉に使うとしっとりさせることが出来ます。
アレンジレシピ
唐揚げや
焼き鳥風の串にも使うことが出来ます。
このレシピで使っている調理器具
以上【ブライン液の作り方】のご紹介でした。
是非作ってみてくださいね。
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