メロンの食べごろを見分けるのって中が見えないだけにとても難しいですよね。
今回はNHKためしてガッテンやあさイチでも特集された、『メロンの食べごろを見分ける方法』を詳しくご紹介します。
ポイントは『つる・音・押した触感』です。
この3つのポイントを覚えておくと、高級なメロンを無駄なく、美味しく食べることができますよ。
是非スーパーで買う前や食べる前に、確認してみてくださいね。
メロンの食べごろの見分け方・見極め方
メロンは購入なフルーツの代名詞的存在ですよね。
1個当たりがとても高価なので贈り物にされることも多い果物の1つです。
高いだけに、せっかく食べるならベストな最高に美味しい状態で食べたい!と思う方が多いのではないでしょうか。
我が家も切ってみたはいいけれど、まだしっかり熟れていなかったという悲しい思いをしたことがあります。
ですがこの方法をしってからは今のところ失敗なしで美味しい状態で食べることができています。
マスクメロンなどの高級メロンから、スーパーで割とお値打ちに購入することができるアンデスメロン、プリンスメロン、クインシーメロン、ハネデューいったお手頃メロンにも使える方法です。
収穫後、食べ頃の時期はいつ来るの?
まず初めに、そもそもメロンの食べごろの時期とはいつなのか気になりませんか?
実は出荷されてから1週間~2週間前ぐらいが最適な時期の目安になっています。
ですがこれは季節や置かれている場所の環境でも変わってくるため、自宅で切り開くときにはどんな状態になっているのか、収穫してからの日数だけでは判断することが出来ません。
そこでおすすめなのが、今回ご紹介する方法です。
では、詳しく解説しますね。
メロンの食べごろの見極め方
ポイントは3つあります。
1、ツルの状態を見る
まず1つ目のポイントは『ツル』を見るということです。
メロンのツルが枯れ始めた頃が食べごろの目安となります。
まだ熟れていない状態と比較してみると・・
まだ実が固い状態 | ツルが青々としていて元気いっぱい |
---|---|
食べごろ | ツルがほとんどがしおれているが、根元の部分が若干黄緑色のまま残っている |
熟れすぎ | ツルが完全に枯れていて、メロンの表皮もくすんだ色味 |
このようになっています。
枯れすぎているものも食べごろの時期を逃しているので、見極めが大切です。
分かりやすくイラスト付きのグラフにしてみました。
比較してみるとわかりやすいですよね。
ツル付きのものが手に入った時は是非参考にしてみてくださいね。
しかし売られているにはツルがついていないものもたくさんあります。
ツルがない場合も、ツルの根元を確認するとある程度色で判別することも可能です。
例えばこちらはスーパーで買ったものですが、ヘタがはじめからついていませんでした。
ですが根元の部分を確認すると、根元の部分が若干黄緑色なのがお分かりいただけるかと思います。
※ヘタの断面のすぐ隣あたりです。
ですがそこだけだと若干不安が残りますよね。
ツルがないものはどうやって見極めるのか、次のポイントをご紹介します。
2、叩いて音を聞く
2つ目のポイントは『たたいた時の音』です。
実は未熟と適熟ではたたいた時の音が違います。
未熟のメロンは「カンカンカン」という固めの音。
適熟のメロンは「ボンボンボン」というくもったような音がします。
叩き方もポイントで、
1、片手で持って耳と頬骨にメロンをあてる。
2、メロンの真ん中を2本の指で軽くたたく。
このようにして音を聞くととてもわかりやすいです。
ちなみにアンデスメロンは熟して果肉がやわらかくなると音が低くなり、まだ未熟で固い状態のものは高い音がするのが特徴です。
今回はアンデスメロンを使っていますがお手頃で買えるのでおすすめですよ。
3、押してみる
3つ目のポイントは『押したときの硬さ』です。
メロンのおしりの真ん中ではなく、おしりのまわりを押して確認することができます。
爪の色が変わるくらいの力加減で押して、少し指が入る程度になったら食べごろのサインです。
このように、お尻のそばをぐーっと押します。
結構力強く押して大丈夫なのでしっかり押してください。
食べ頃になっているとへこみます。
上の写真のものは押したときにしっかりとへこんだので切ってみたら食べ頃でした。
これは結構わかりやすいので、買ってきたものの最終確認としておすすめの方法です。
スーパーのメロンを叩いても大丈夫なのか?
最後に少し心配になるのが、お店の売り物の商品を食べごろを見分けたいからといってボンボン叩いてもいいのかということです。
消費者側としてはせっかくお金を出して買うなら自分にとってベストな状態なものを買いたいというのは当たり前の心理ですが、
自分以外にも様々な人が買っていくものですし、傷つけたりしてしまってはいけませんよね。
今回番組では実際にスーパーの人に確認を取っていましたが、音を確認する程度であれば問題ないということでした。
ですがスーパーによってはダメなところももしかしたらあるかもしれないので、一度売り場の人に確認を取ってみると安心だと思います。
冷蔵庫で調節する方法
また、もしも食べ頃を自宅で調節したい場合には「冷蔵庫」を活用します。
食べごろを遅らせたい | 冷蔵庫などの涼しい場所に入れる |
---|---|
早く食べたい! | 冷蔵庫はNG 暖かい場所に置く |
このように簡単に調節することが出来ます。
他にもバナナやリンゴと一緒に紙袋に入れておくと、バナナやリンゴから放出される「エチレンガス」という成長ホルモンの影響で追熟が早く進みます。
これはアボカドの追熟にも使える方法で、実際に我が家でもいつもやっている方法です。
とても簡単にできるので、早く追熟させたい場合は是非やってみてくださいね。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
白いカビが生えてしまった場合は食べられるの?
私も経験があるのですが、完熟を目指していて気が付いたら弦の根元の部分に白いカビが生えてしまったことってありませんか?
もしくは半分に切って冷蔵庫に入れて置いたら中の部分にぽわ~っと白いものが生えてしまった、という場合もあると思います。
せっかくのメロン、食べられるのを楽しみにしていたのにカビが生えてしまうなんて本当にショックですよね。
お餅などもそうですが、カビが生えてもその部分を取り除けば食べるという人も多いと思います。
ですが食べ物にカビが生えると目には見えなくてもカビの菌糸がその食べ物全体に広がっています。
そのため本当は食べない方が体のためにはいいんだそうです。
なのでもしカビが生えてしまった場合は自己責任で判断してくださいね。
個人的にはおすすめはしません。
小さいお子さんなどは避けた方がいいと思うので、注意してください。
ちなみにカビ予防には『ワサビ』がとても効果があります。
チューブのわさびをお皿などに出して側に置いておくだけでカビが生えるのを予防する効果があるので、追熟させる場合やカットして冷蔵庫に残りを保管しておく時など是非一緒に置いてみてください。
少しの手間であなたの大切なメロンをカビの脅威から守ることが出来ますよ。
絶対おいしく食べられる切り方と種の取り方
完熟の見分け方がわかったら、次に押さえておきたいのが「おいしく食べられる切り方&種の取り方」ではないでしょうか。
長くなりますので、こちらの記事にまとめています。
よろしければ併せてご覧くださいね。
以上、『メロンの食べ頃の見分け方』のご紹介でした。
是非試してみてくださいね。
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