年越しそばが劇的に美味しくなるレシピ。3つのコツで絶品に。

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テレビ番組の得する人損する人で話題になった『年越しそばが劇的に美味しくなる作り方』をご紹介します。

サイゲン大介ことうしろシティの阿諏訪さんが考案された、市販のめんつゆや干ししいたけ、乾麺のそばを使って名店の味を再現できるレシピです。

簡単にできるので、是非試してみてください。

劇的に美味しくなる年越しそば

サイゲンさんのレシピはいつも普段の食材にひと手間加えることでお店の味になるのが特徴ですが、今回の年越しそばのポイントは

・乾麺の風味をアップさせる方法
・つゆのうまみをアップさせる方法
・サクサクの天ぷら

この3つがポイントになります。

乾麺の風味をアップさせる方法

乾麺のパスタを水に浸してから茹でると生めんのようになる、という方法がありますが実はそばの乾麺も同じように『水に浸しておく』ことでそのままゆでるよりもうまみが損なわれにくく仕上げることが出来ます。

※やり方は少し違いますが、以前こちらの記事でもこの方法をご紹介しました。

今回のレシピでも乾麺を使いますが、茹でる前に水に浸してから茹でることで風味をアップさせます。

水に浸すと麺が水分を含むため、ゆで時間も短くすることができ、結果そばの風味も残すことが可能です。

干し椎茸とめんつゆでうまみをアップ

2つ目のコツは『つゆのうまみをアップさせる方法』です。

だしをとって、自分でそばつゆを作る方法もありますが市販のめんつゆと干ししいたけを使えばとっても簡単にうまみをアップさせることが出来ます。

めんつゆで干ししいたけを戻し、そのまま加熱してつゆを作ります。

天ぷらをサクサクにする方法

3つ目のコツは『天ぷらをサクサクにする方法』です。

市販のお惣菜の天ぷらやあらかじめ作り置きしていたものでも大丈夫。
ほんのひと手間でサクサク食感に温めなおすことが出来る方法です。

これ、本当にざくざくなくらいに復活するのでおすすめですよ。

では作り方をご紹介しますね。

調理時間 20分
調理器具 ボウル・バット・鍋・オーブントースター・霧吹き
レシピの分類 主食
レシピの種類 日本料理

材料 1人分

乾麺のそば 1束
海老の天ぷら 2本
水 1リットル
小口切りにしたネギ 適宜

つゆ 2人分

めんつゆ(3倍濃縮) 200ml
干ししいたけ 4個
水 600ml(めんつゆ100mlに対して)

干しシイタケにはうまみ成分『グアニル酸』が含まれているため、めんつゆに含まれる昆布のうまみ成分との相乗効果でうまみがぐっとアップします。

天ぷらはお好きな種類のもので大丈夫です。

レシピ動画

作り方を動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。

作り方

1、つゆを作る。
めんつゆに干し椎茸を加えて1時間漬け、戻す。

メモ

椎茸が大きい場合、1時間では戻らない場合がありますが後で火にかけるので多少硬さが残っても大丈夫です。

2、めんつゆから戻した椎茸を取り出し、軸を除いて薄くスライスする。

3、水600ml+めんつゆ100mlを鍋に入れ火にかける。
温めたらつゆの完成です。

1時間で干し椎茸が完全に戻っていなかった場合でも、温めている段階でしっかり戻ります。
この椎茸は後で具材として上に乗せて食べてもとてもおいしいです。

4、続いて麺を茹でる。
乾麺をバットに入れ、500mlの水を注ぐ。
袋に記載されているゆで時間分浸す。
5分茹でタイプなら5分水に浸しておきます。

5、鍋に4のバットの水と残りの500mlの水を加え合計1リットルにする。

メモ

茹でるときは1リットル程度の少なめの水でゆでるのがポイントです。
そばをゆでるのは2束までにし、3束以上になるときはまた別の鍋でゆでるようにします。
また、2束の場合は水の量は1.5ℓにしてください。

火にかけ沸騰したらそばを加え、通常のゆで時間の半分の時間ゆでる。
5分表示なら2分半ゆでます。

ちなみに水に浸した麺はこのように柔らかくなっているので、乾麺の時よりちぎれやすくなっています。
そのため優しく扱うようにしてください。

水に浸すだけでは完全に戻ってはおらず、少し芯が残る程度の柔らかさになります。

6、ゆでがったらザルにあげ、冷水を張ったボウルに浸し、表面のぬめりをしっかりと取る。
水気を切って器に盛り付ける。

メモ

浸した水ごとゆでることで水に溶けだしたそばの風味がより残ります。
ゆで時間が短くなることでコシも生まれます。

7、最後に天ぷらを温めなおします。
天ぷらの表と裏に霧吹きで水を3プッシュずつ吹きかける。
1000Wのオーブントースターで2分加熱する。

メモ

霧吹きは100円均一で手に入る食品用のものを使っています。
この方法はカレーパンを温めなおすときにも使えて、料理用のミニサイズの霧吹きボトルは結構使い道があるので1つ持っていても損はないですよ。

水を吹きかけてから温めなおすと水分が蒸発した衣の中に小さな空洞ができるため、サクサクの食感になります。
トースターがない方は魚焼きグリルでも代用が可能です。

その場合は両面焼きグリルで2分を目安に、様子を見ながら焦げないように追加で加熱してください。

8、そばにつゆを注ぎ、上にネギと椎茸を乗せる。
天ぷらを添えて完成です。

天ぷらはせっかくさくさくになるので、別で盛り付け食べるときに各自でそばに乗せるなり、別で食べるなりするのがおすすめです。

実際に試してみて、まずつゆがとっても美味しくてびっくりしました。
めんつゆの格上げ技はかなり簡単なので、面倒な場合はこれだけでもやると違うと思います。

余った分は保存容器やボトルなどに入れて冷蔵庫に入れておけば数日は持ちますし、薄めずにざるうどんやざるそばの漬けつゆにしても美味しかったです。

あとは天ぷらがざっくざくになって最高でした!
これは日ごろ温めなおすときにも使える方法なので覚えておくと便利です。

麺は1度はしっかりぬめりを洗わなかったので『ん・・?』と思ったのですが、作り直してしっかりぬめりと落としたらすごく美味しかったです!
どうしても乾麺で作るときよりちぎれやすいので、その点だけ注意するともちもち&つるっとした食感が楽しめるのでいいと思います。

今回3つのコツをご紹介しましたが、1つ1つは簡単にできる方法でつゆに関しては事前に作っておけるので忙しい大晦日でもパパっと作れていいレシピではないでしょうか。

以上『年越しそばが劇的に美味しくなる3つのコツ』のご紹介でした。
是非試してみてくださいね。

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