爽やかな酸味と香りが美味しい、冬に旬を迎える『柚子を使ったレシピ27品』をご紹介します。
メインや副菜に使えるおかずになる料理から、人気の簡単にできるお菓子、ドリンク、使い終わった後の種でできる化粧水の作り方など丸ごと使い切れるレシピをまとめました。
全て実際に作ってみて美味しかったものを感想とともに掲載しています。
常備菜や作り置きに便利な調味料の作り方もおすすめですよ。
是非作ってみてくださいね。
へぎ柚子、松葉柚子、折れ松葉
吸い口などに使うと香りもよく、見た目も上品に仕上がる柚子の皮を使った『へぎ柚子』と、飾り切り『松葉柚子、折れ松葉』の切り方をまとめました。
松葉柚子と折れ松葉は文字通り、松葉を模した切り方でへぎ柚子を使って作ります。
お料理に乗せるとふわっと香りが立って、パッと蓋を取った時の印象も変わるので覚えておくと色々なものに使えますよ。
柚子の正しい絞り方
まず初めに『柚子の正しい絞り方』をご紹介します。
柚子は皮の精油に香りの成分が含まれているので皮を下にして搾るのが正解です。
もし大量にあれば、たっぷり絞って100%ジュースにするのもおすすめですよ。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
柚子味噌
柚子の皮のすりおろしと果汁を白味噌と砂糖、みりんとあわせて作る『柚子味噌』です。
お肉やお魚に塗って焼いても美味しいですし、
野菜の和え物などにも使えますよ。
2~3週間日持ちがするので常備菜としておすすめですよ。
大量消費にも適しています。
調理時間 15分程度
塩ゆず
皮ごと刻んだ柚子と粗塩だけで出来るシンプルな調味料『塩ゆず』です。
柚子の爽やかな風味と塩気がよく合い、色々な料理に合わせやすい調味料です。
特に炒め物の味付けに使うと美味しいですよ。
疲労回復に関係が深い、副腎をケアできるレシピとして話題になりました。
疲労回復効果を期待したい場合は1日毎食につき大さじ1杯程度が目安です。
調理時間 5分+寝かせる時間が1日
ゆず大根
今回のレシピの中でもかなりおすすめな『ゆず大根』です。
果汁と皮を大根と一緒に漬けこんだ、柚子の風味たっぷりのお漬物です。
冷蔵で4~5日、冷凍で約1か月保存可能なので常備菜におすすめですよ。
漬け込んで毎日少しずつ食べたくなるメニューです。
調理時間 1時間半
柚子入り紅白なます
料理愛好家の平野レミさんが考案された、見た目がかわいい『紅白なます』です。
なますはお子さんに嫌煙されがちですが、これは見た目が可愛く味も酸っぱすぎず甘みがあるので子供受けも最高でした。
梅の型を使ってにんじんを抜くのがポイントですが、型がなくても作れる方法もご紹介しています。
調理時間 15分
柚子ドレッシング
フレンチのシェフが考案された皮も丸ごと使った『柚子ドレッシング』です。
果汁とオリーブオイルがとてもよく合いますよ。
はちみつを入れるとお子さんでも食べやすい味になります。
柚子の香りがふわっと香る、旬の時期に作りたいドレッシングです。
多めに作っても大丈夫で、冷蔵庫で約2週間保存可能です。
調理時間 約10分
柚子ポン酢しょうゆ
果汁と調味料を混ぜるだけでとっても簡単に作ることができる『手作り柚子ポン酢しょうゆ』です。
定番の鍋ものの他、お肉料理にもよく合いますよ。
爽やかな香りがふわっと香る美味しいポン酢です。
調理時間 約3分
手作り柚子こしょう
柚子と青唐辛子があればとっても簡単にできる『手作り柚子胡椒』です。
基本的には青柚子を使って作りますが、なければ黄色い柚子でも作ることができます。
ピリ辛で鍋もののアクセントにもおすすめですよ。
調理時間 10分
お餅とゆり根入り茶碗蒸し
お餅とゆり根を入れた豪華な『お餅とゆり根入り茶碗蒸し』です。
とっても上品な味付けで、ふるふるな仕上がり。
もちもち&ホクホクの食感がとてもおいしいですよ。
仕上げにあんをかけ、ゆずの皮を乗せて仕上げるのですが蓋をあけた瞬間柚子のいい香りがふわっと香って最高ですよ。
はちみつ柚子生姜湯
風邪をひいたときや引き始めにもおすすめな『はちみつ柚子生姜湯』です。
生姜には身体を温める効果があり、はちみつにはのどの痛みを和らげる効果が期待できます。
体も温まるホットドリンクで、柚子の香りがしてとてもおいしいですよ。
おやつやお夜食など小腹がすいたときにもおすすめです。
調理時間 約5分
柚子のくずひき
とろみがついているので体を温める効果が持続する『柚子のくずひき』です。
搾り果汁と片栗粉、お砂糖を使って作ります。
腹持ちがいいので、おやつにもおすすめですよ。
寒い日に飲みたいくずひきです。
調理時間 約5分
甘酒柚子スムージー
便秘解消効果や美容効果も高い米麹の甘酒とあわせた『甘酒柚子スムージー』です。
こちらも皮ごと食べられるレシピで、朝食にもおすすめですよ。
材料はゆず丸ごと、はちみつ、米麹甘酒、氷で作ることができます。
調理時間 約5分
簡単柚子ジャム
刻んだ柚子をはちみつで和えるだけで簡単にできる『柚子ジャム(風)』です。
通常のジャムのようにお砂糖で煮ないので、長期間の保存には適していませんが1週間は日持ちがします。
チーズケーキなどのお菓子作りに使うととっても美味しいですよ。
煮詰める手間がいらないので、手軽に作れるレシピです。
調理時間 5分+1~2時間
柚子ベイクドチーズケーキ
柚子ジャムを使ったおいしい『ベイクドチーズケーキ』です。
ゆずの風味と酸味が効いた、おいしいチーズケーキが簡単に焼けますよ。
画像はホールケーキ型で焼いたので少し高さが低いですが、パウンド型で焼くと高さも出すことができます。
しっかり冷やすと最高ですよ。
柚子ティラミス スコップチーズケーキ風
個人的にものすごく好きでかなりおすすめなのがこの『柚子ティラミス』です。
クリームチーズと生クリームやカステラを使って簡単に作れるティラミス風で、スコップチーズケーキとしても楽しめます。
大勢で取り分けするのにも便利ですよ。
子供たちも大好きであまりに美味しいので毎日でも食べたいレシピです。
柚子を入れたチーズクリームがカステラにとってもよく合います。
今のところ柚子を使ったお菓子の中でダントツにおすすめなので、是非作ってみてほしいケーキです。
調理時間 15分+1~2時間(冷やす時間)
ゆず茶プリン
柚子ジャムやゆず茶を細かく刻み、生クリームや牛乳と混ぜゼラチンで固めた『ゆず茶プリン』です。
冷やして固めるだけで出来るので簡単ですよ。
使い切りにもおすすめです。
調理時間 15分+1時間(冷やす時間)
柚子トリュフ
有名なショコラティエ、ジャンポールエヴァンさんが考案されたゆず果汁を入れて作る生チョコ『柚子トリュフ』です。
それほど柚子の風味がガッツリ効いているというわけではありませんが、くちどけがよい最高に美味しい生チョコが楽しめますよ。
バレンタインのプレゼントにもおすすめです。
調理時間 30分+1日(冷やす時間)
手巻きかぶら寿司
柚子の風味が千枚漬けとぶりのお刺身にとってもよく合う美味しい『かぶら寿司』です。
私はかぶが苦手なのですが、苦手な私でも美味しく食べられたおすすめレシピです。
千枚漬けのアレンジにも使える食べ方ですよ。
調理時間 5分
大根おろしと柚子のしらす丼
骨粗鬆症予防に効果的なレシピとしてテレビで話題になった食べ方の『柚子しらす丼』です。
柚子の果汁にはクエン酸が豊富ですがしらすにたっぷり含まれているカルシウムの吸収率を上げてくれる効果があります。
シンプルな料理ですがさっぱり食べられてとてもおいしいですよ。
簡単に火を使わずに作れる点もおすすめです。
調理時間 約5分
柚子とれんこんのいなり寿司
香りが食感が最高な『柚子とれんこんのいなり寿司』です。
柚子は青臭みを出さないために、白い部分をそぎ落とし表面の色がきれいな部分だけをみじん切りにして使います。
お弁当にもおすすめのいなり寿司ですよ。
調理時間 約40分
しいたけの塩麴柚子炒め
平野レミさんが考案された『しいたけの塩麴柚子炒め』です。
使う材料はしいたけと柚子、塩麴、バターだけなので簡単にできる副菜です。
ささっと5分くらいあればできますよ。
バターで炒めるのでジューシーで柚子の風味も合いとてもおいしいです。
おすすめですよ。
鰆の柚子味噌焼き
上でご紹介した『柚子味噌』を使ったメインのおかずになるレシピです。
一度鰆を焼いてから塗り、仕上げに少し焼くことで焦げ付きなく美味しく焼くことができます。
柚子味噌の香りが白身魚の鰆に最高によく合いますよ。
調理時間 約20分
豚肉のゆずみそホイル焼き
こちらは柚子味噌ではなく、味噌に千切りにした柚子の皮を乗せて豚肉と一緒に焼いた美味しい『ホイル焼き』のレシピです。
トンカツ用の豚肩ロース肉を使うとジューシーでとっても美味しいですよ。
ホイル焼きなのでほったらかしで出来る点も手軽でおすすめ。
豪華なメインになるおかずとして使えます。
五目煮なます
おせち料理にもおすすめな『五目煮なます』です。
味付け煮も絞った果汁を入れて、仕上げに皮を飾ります。
大根やにんじんの他、油揚げやしらたきも入れた具沢山のなますで酸っぱくないのでお子さんにもおすすめですよ。
薬味大根乗せぶりの照り焼き
伝説の家政婦として有名なタサン志麻さんが考案された【ぶりの照り焼き、薬味大根乗せ】です。
大葉やみょうが、柚子の皮などをたっぷり入れた大根おろしを乗せた絶品メニュー。
照り焼きの作り方は基本中の基本のレシピで非常に美味しく仕上がるので、覚えておくと損しない作り方ですよ。
レシピ動画あり
ぶりのおろし煮あられ柚子
脂ののったぶりと大根おろし、柚子を合わせた寒くなってくる季節に食べたい『ぶりのおろしあられ柚子の作り方』です。
独特の苦みがある柚子ですが、その苦みを抑えて食べることができるおすすめのレシピとしてあさイチの特集で取り上げられました。
日本料理店店主の高橋拓児さんが考案されました。
脂ののったぶりで作りたい、おいしいおろし煮です。
切り方に注意することでお子さんでも苦みを感じにくく柚子の皮をおいしく食べることができますよ。
材料
ぶり(切り身) 50gを8切れ
大根おろし 400g
にんじん 20g
九条ねぎ(もしくは長ネギ) 70g
ゆずの皮 1/4個分
だし 600ml
塩 3~5g
酒 大さじ1
うす口しょうゆ 小さじ2
作り方
1、柚子の皮は白いワタをつけたまま、2~3㎜のあられ切りにする。
あられ切りとは角切りの一種で、賽の目切りよりもさらに細かい5㎜角の角切りのことです。
5㎜の立方体になるように切ります。
白いワタをつけるのがポイントで、苦みを感じる成分である精油の入った黄色い皮の部分が舌に乗った際に苦みを感じにくくさせるクッションの役目を果たしてくれる効果があります。
2、にんじんは厚み2㎜の短冊切りにする。
ねぎは斜め薄切りにする。
にんじんはさっと湯がく。
3、ぶりは表面に塩をして、15分置く。
その後鍋に熱湯を沸かし、さっと入れて湯通しし雑味を取り除く。
4、鍋に大根おろし、だしを加えて沸騰させる。
塩、うす口しょうゆ、酒を加えてひと煮立ちさせる。
5、3の湯通ししたぶり、にんじん、ねぎを加えて中火で7~8分間煮る。
ぶりに火が通ったら、あられ切りしたゆずの皮を加えて火を止める。
6、器に盛りつけ完成です。
柚子の種で作る手作り化粧水
柚子料理を作った後には必ず種がゴミとして出ますよね。
そのまま捨ててしまう方も多いと思いますが、実は焼酎があれば簡単に『手作り化粧水』を作ることができるんです。
作り方もとっても簡単で、焼酎の中に種を入れておくだけ。
種からとろみ成分が出てきて、漬け込んでおくととろみつきの化粧水を作ることができます。
我が家も毎年種を貯めておいて作りますが保湿化粧水として使えますよ。
おすすめです。
番外編 ゆず湯(柚子風呂)の効果的な入り方
最後に、冬に入りたい『柚子風呂』の効果的な入り方についてもまとめています。
柚子湯は冬至に入ることが多いですが、天然の入浴剤として旬の時期に楽しめるお風呂でもあります。
体が効果的に温まる入り方やゆずの入れ方を画像付きで掲載しています。
一度柚子風呂にすると数日お風呂もとってもいい香りになりますよ。
以上『柚子のレシピ27品』のご紹介でした。
是非試してみてくださいね。