NHKあさイチ、スゴ技Q!の「直す技」で特集された「制服やスーツについてしまったテカリの直し方」をご紹介します。
スーツや制服にアイロンをかけていてテカテカになってしまった経験がある方はとても多いのではないでしょうか。
実はテカリの具合によってブラッシングだけで直る場合やアイロンのかけ方で直る場合、アンモニア水を使うと直せる場合などがあります。
詳しいやり方をご紹介します。
制服やスーツについてしまったテカリの直し方
実はテカリの度合いによって直し方がいくつかあります。
度合い別にご紹介しますね。
軽いテカリの場合
ウールが入っている生地の場合はブラッシングするだけで直す場合があります。
ウールは通常繊維がランダムに立っているので光を乱反射してくれますが、それが寝ている状態だと光を反射してテカリに見えてしまうので寝ている繊維をブラッシングで起こしてあげます。
おすすめは豚などの毛のブラシです。
これは普段のお手入れでも使うことができて、ブラシを回転させるようにして着用後毎回ブラッシングをするとテカリ防止にもなります。
しつこいテカリの場合
生地から少し離してスチームアイロンをかけます。
しつこいテカリの場合、ウールの繊維のスケールといううろこのようなものがねてしまい、光が反射するようになってしまっている可能性があります。
蒸気を当てるとこのスケールといううろこのようなものが開くので、ひらりが乱反射するようになります。
それでもダメな時の直し方
それでもダメな時は「アンモニア水」を使います。
どこに売っているの!?と思うかと思いますが、Amazonでも取り扱いがあります。
【第3類医薬品】日本薬局方 アンモニア水 100mL
使い方はアンモニア水を混ぜた水で霧吹きで水をかけます。
水100mlに対して7~8mlのアンモニア水を入れます。
必ず換気をしながら、テカリが気になる場所に吹きかけ、当て布をしてアイロンをかけます。
アンモニア臭がなくなれば大丈夫です。
最後にブラッシングをして完成です。
注意点
ブラッシングをする方法は手軽に行うことができますが、スチームアイロンやアンモニア水を使う場合は必ず生地の目立たない場所で試してから行うようにしてください。
一気に目立つ場所で行ってしまうと、失敗したときや生地自体に適していなかった場合などに取り返しがつかないことになります。
どうしても自分でやるのが不安、という方はプロにお任せするのも1つの手です。
必ず試してみて、大丈夫そうであれば慎重に行うようにしてください。