低脂肪低カロリーで大人から赤ちゃんまで食べやすい「鱈(たら)」ですが、独特の臭みが気になるお魚でもありますよね。
今回は簡単にできてしっかり臭みを摂ることができる「鱈の臭み取りの下処理の仕方」をご紹介します。
とっても簡単なので、是非調理する前に試してみてください。
真鱈の場合と、甘塩タイプの場合、2通りの方法をご紹介しています。
(情報元:NHKあさイチ)
鱈の臭みを取る方法
たらはなぜ臭みがあるのかというと、身に入っている水分が匂ってしまうからなんです。
そのため事前に鱈の水分を抜けば臭いも気にならなくなります。
よく塩をして水分を抜く方法がありますが、鱈の場合は「砂糖」を使って行います。
砂糖にも塩同様水を引き出す作用があり、しっかりと水分を抜いてくれます。
ちなみにこの後ご紹介しますが、甘塩タイプの場合は塩を使うのがおすすめです。
それぞれもともとの味を邪魔せず、臭みだけを抜いてより美味しくしてくれる組み合わせです。
ではやり方をご説明しますね。
調理時間 | 20分 |
調理器具 | バット |
レシピの分類 | 下ごしらえ |
レシピの種類 | 日本料理 |
材料 作りやすい分量
切り身の鱈
砂糖 鱈の重さの1%(鱈が200gなら2g)
玉酒(酒:水=1:5)の割合で混ぜたもの 鱈2切れに対してカップ1程度
砂糖はなんでも大丈夫です。
我が家では余りがちなスティックシュガーなどを使っています。
やり方
1、バットの上に砂糖をある程度かけ、鱈を置いたら手に砂糖をぶつけながら切り身の上にふりかける。
一度手に当てることで、まんべんなくまぶすことができます。
手の甲にあてるとやりやすいです。
2、冷蔵庫でラップをかけて20分間置いておく。
20分たったものがこちらです。
水分が出てきているのがわかりますでしょうか。
水分が鱈からでて、下に敷いたお砂糖がしっとりとていたらきちんと水を引き出せています。
3、玉酒できれいに洗う。
玉水は水に酒を混ぜたものです。
料理酒でも清酒でも大丈夫です。
鱈2切れに対してカップ1程度必要になります。
洗った後、キッチンペーパーなどで水気をふき取り完了です。
この後はそれぞれのレシピに合わせてお好みの調理法で調理してください。
玉酒で洗うと臭いの素「トリメチルアミン」が酸性の酒で変化し臭いを和らげてくれる効果があります。
甘塩たらの臭みを抜く方法
続いて甘塩の場合の臭み抜きの仕方をご紹介します。
甘塩鱈の場合は砂糖ではなく「塩」を使います。
材料
甘塩鱈
塩 10g
水 500㏄
やり方
1、500㏄の水に対し2%の塩を溶かし、そこに鱈を20分間浸す。
2、キッチンペーパーなどで水けをふき取る。
その後は通常の料理に使うことが出来ます。
甘塩ではないたらの場合は塩をしてしまうと塩味が入りすぎてしまうので砂糖で行いますが、甘塩たらの場合は塩だけで大丈夫です。
味に変化はあるのか?
我が家はいつもこの方法で下処理をしていますが、砂糖を使ってもお魚ががっつり甘くなってしまうというわけではなく、臭みだけを取り除いてくれるのでとても美味しくなります。
魚が苦手な家族も、この方法で焼いたり煮た鱈は美味しく食べてくれるのでしっかり効果は検証済みです。
冷蔵庫で寝かせている間に他の料理を作ることができるので、実際にかかる時間は数分です。
鱈は低脂肪低カロリーでダイエット中にも、お子さんの離乳食にも使える食材です。
是非作ってみてくださいね。
鱈の煮崩れを防ぐ方法
鱈はなべ物に使うことも多いですよね。
鱈の煮崩れを防ぐ1番簡単な方法は「湯引き」です。
やり方は・・
1、バットに鱈を並べ、片栗粉を薄くまぶします。
煮崩れ防止だけではなく、パサつきも防ぐことが出来ます。
2、穴あきおたまに1の切り身を乗せて、お湯に入れます。
このときのお湯は一度ボコボコ沸騰したら火を弱め30秒くらい待ってから入れるようにします。
※目安は90度前後です。
3、90度のお湯の中にゆっくりと入れ、5~10秒入れて表面が白っぽくなったら引き上げます。
こちらも覚えておくと便利なので、鍋物の際などに試してみてください。
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是非併せてご覧ください。