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アスペルガーの夫のチェック方法と特徴とは?対処法も紹介!

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NHKあさイチでは夫のアスペルガー症候群やADHD、学習障害などの発達障害で悩む女性(カサンドラ状態)が増えていることから夫の発達障害とどう向き合うのか?というテーマが特集されました。
実は栗原類さんも発達障害なんだそうです。
意思疎通が難しかったり、ものごとを計画的に進めることが難しいといったことから職場でうまくいかない、問題を抱えてしまう夫を持つ女性は多くいます。
番組で放送された発達障害についての最新状況や向き合い方、話題になった漫画などをご紹介します。

発達障害とは?

国内には100人に1人いるとされる発達障害ですが、生まれつき脳に偏りがあるため起こる現象なんだそうです。
自閉症スペクトラム障害(自閉症、アスペルガー症候群総称してASD)というのは子供のころはわかりにくく、特に結婚した後に顕著になるというものもあります。

ASDの人の特徴として次のような点が紹介されました。
・変化が苦手
・気持ちが察することが苦手
・ストレートな表現をしてしまう
というものがありました。

具体的にはこんなことがあるそうです。
・正確な表現への強いこだわり
すごい→2キロなど正確な値で言わないと気が済まない
・料理の手順に対する徹底したルールがある
・茶碗の位置が違うのはダメ
・細かいことに関してずばり指摘する

気持を察してほしいときは言葉にして伝えれば理解して手伝ってくれたりするそうです。
この時には独り言でいいので口にして言うとわかってくれるということでした。

番組に登場したご夫婦の場合は、旦那さんがASDで子育てに対しては積極的ながら、奥さんには冷たい対応のままでついに奥さんがうつ病になってしまったそうです。
お子さんにアスペルガー症候群の心配があり本を読んで調べた後夫に数多く当てはまる点があったため病院で検査してもらったところ発達障害がわかったということでした。

また、近年では「感覚過敏」の場合もあるということがわかってきたそうです。
これは音や光などの刺激に対して異常に敏感に反応することでたとえば
・洋服の裏タグがどうしても我慢できない
・食感が我慢できないものがあり偏食になる
ということがあるそうです。

栗原類さんも発達障害だった!?

実は今回ゲストとして出演された栗原類さんもADD(注意欠如障害)という発達障害であると8歳の時に診断されたそうです。
例えば冷蔵庫の中のお茶がいつもある場所に置いてないと気持ちが悪くついつい戻してしまうというこだわりが今でもあるということでした。

また音の感覚過敏だそうで、日本の幼稚園にいたときは元気に大きい声で歌うということが我慢できずに耳を防いだり、その場から逃げだしたりすることがあったと言っていました。
ですが理解されず、音楽を楽しむことが出来ない情緒のない子というレッテルを貼られてしまったんだとか。
今ではだいぶよくなり、大きい音は苦手だそうですが自分で相手に伝え音を下げてしまうなど対処しているそうです。

自分では自分の症状がわからなかったんだそうですが、子供のころにみた魚が主人公の映画が自分と同じ症状だとわかり向き合える機会になったとおっしゃっていました。

カサンドラ状態とは?

カサンドラ状態とは、夫の発達障害に悩み夫への不満や孤独から自分が悪いのではないかと思ってしまう妻の状態のことです。
そんな女性たちが集まり、お互いの夫のことに対して話を聞いてもらう会も存在します。
やはり少しでも理解し合える人に話を聞いてもらうことでかなり気持ちが楽になるそうです。

妻としての対処方法は?

そんな発達障害ですが、妻側の対処法を変えることで変わってくる部分もあるんだそうです!
例えば

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・お願いは明確に伝える
何をしてほしいか、何時までにどの程度やればいいのか範囲や数、目的をはっきりと伝える。
あいまいな言葉は使わない!
期待をするのではなく、はっきりとお願いすればやってもらえるそうです。

・役割分担を決める
例えば引っ越しの場合は判断が必要な担当者との交渉やスケジュール管理は妻が行い、書類作りは夫が担当する。

こうすることで徐々によくなってきているということでした。
妻が夫のアスペルガーに気付いたことで妻も自分が間違っていたのではないとわかり対処が出来るようになるんですね。

また、漫画で気持ちが救われた部分もあるということでこちらのコミックが紹介されました。
この本「旦那(アキラ)さんはアスペルガー」は漫画なので視覚的に描かれていてとてもわかりやすく、男性の立場から解説されているので夫側からしてもとても理解しやすいそうです。
夫の発達障害に悩んでいる方は一度読んでみてもいいですね!
機会をみて、夫と一緒に読むのもいいかと思います。

早期発見が一つの鍵に!

もともとアメリカでは障害ではなく「うまくいかない」という意味でつかわれているそうです。
実はアスペルガーは早期発見できることで対処が出来、だいぶよくなるケースがあるんです。
早期に発見し、治療をすることでけんかや口げんかが減ったり穏やかになったということもあるんです。

番組に登場した男の子のケースでは
・3歳まで言葉が出ない
・保育園でも1人でしか遊ばない
・小学校に入り周りとのコミュニケーションに問題が出てきてしまい2~3年生で学校に行きたくないと言うように
・整理整頓が苦手 と通知表に書かれる
という症状があったそうです。
この子の場合は中学生の時に医師に指摘され、判明したんだとか。

病院での検査は問診や脳波の検査を行います。
早期発見することで薬を服用し発達が伸びることもあるそうです。
自分でも変わったということを自覚でき、やりたいことが見つかったとも言っていました。

発達障害児のチェックリスト

小さい子の発達障害のチェックリストは
・模倣をしない
・共同注意をしない
・感覚過敏がある
この3つすべてが当てはまるときは疑った方がいいということでした。

ちなみに3歳児健診で発達障害が疑われる子供は約13%もいるんだそうです。
つまり10人に1人以上という割合です。
「倉敷発達障がい研究会」という200を超える組織が参加する会では、一人の子供が大人になるまで継続的に支えていこうという取り組みも始まっています。
栗原さんも周りが理解できる環境がより整っていけばいいと言っていました。
小さいころにわかれば、その子にとっても親にとってもよりよいですよね。

番組を見て

今回「夫の発達障害」というテーマでしたが、合わせて子供の発達障害についても取り上げられました。
もしも自分の夫や子供が発達障害であると診断されたら・・・みなさんはどうしますか?

実際に当事者の方にははかりしれない悩みや苦労があると思います。
今回番組に出演されたご夫婦やお子さんのように自分自身で受け入れ向き合ってくれる場合はいいですが、そうではない難しいケースもやはりあるということでした。
人によって症状も様々だと思うので、その夫婦、親子それぞれの苦労や悩みがそこにあることと思います。

またなかなか周りには相談しづらかったりすることもあると思うので、そういった時は医療機関や情報交換会などで理解し合える同じ悩みを持つ人と話をすることで少しでも気持ちが楽になれるかもしれません。
是非1人で抱え込まず、そういった機関も利用してみてくださいね。

 

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