NHKあさイチで取り上げられた「スマホゲーム」の問題。
お子さんがはまってしまい、困っている親御さんも多いのではないでしょうか?
よくスマホのマナーがニュースなどでも報道されるなど、至る所で話題になっていることですよね。
今や大人だけではなく子供もはまるアプリですがスマホユーザーの約7割がやっているんだそうです。
ポケモンGOをはじめ、パズドラやツムツムなど楽しいゲームがたくさんありますよね。
ですが中にはスマホゲーム依存症と診断されることもあるなど、その付き合い方も問題視されています。
ではなぜ人はスマホゲームにはまってしまうのか?
やりすぎを防止するための子供とゲームの時間を決めるルールの設け方や勉強にもなるスマホゲームの効果などもご紹介します。
是非チェックしてみてくださいね。
目次
なぜスマホゲームにはまるのか?
なぜスマホゲームにはまってしまう人が増えているのか。
実はそこには夢中にさせる仕組みがたくさんあるんです。
例えば、ラインで友達になっている人たちのランキングがゲーム後に表示され競争心をかきたてます。
さらにお金を払えばゲームをスムーズに進めることが出来る「課金」というシステムもあります。
また曜日ダンジョンという曜日ごとに違うゲームの内容が出来るものもあります。
期間限定でゲットできるキャラクターも登場するなど毎日飽きずに楽しめる工夫がされているんですね。
中には生活をゲーム中心にスケジュールを組んだり、ゲームだけではなくグッズやファンイベントにも夢中になる人もいます。
開発者の方いわくスマホゲームは「スナック感覚」で「やみつきになる楽しさ」になるよう作られているんだそうです。
またSNSなどでのユーザーの書き込みを徹底的にチェックし、ゲーム制作の担当者に毎日伝え、最短で数時間で仕様を変更することもあるなど開発側も飽きさせない工夫をしっかりとしているんですね。
番組で行ったアンケートでは、スマホゲームをする理由として多かったのが
1位 時間つぶし
2位 操作が楽しい
3位 レベルアップするのが楽しい
4位 レアなアイテムやキャラをコレクションできる
5位 家族や友人が遊んでいる
という結果となっていました。
もともとは時間つぶしで始めたはずが、気づいたらゲーム中心の生活となってしまっていては本末転倒ではないでしょうか。
また、小中学生3万人を対象とした平日のスマホ利用時間と4教科の平均得点を表したグラフでは
全く使わない子・・・68点
1時間未満・・・69点
1~2時間・・・67点
2~3時間・・・64点
3~4時間・・・62点
4時間以上・・・57点
(点数は約です)
という結果となることが分かりました。
全くやっていない子よりも1時間未満の子の方が平均点が高いのは、ゲームも1時間未満と自制できている点が自分をコントロールできているということなので勉強は勉強で集中できる子が多いからなんだそうです。
ですが上を見てもわかるように、触る時間が長くなれば長くなるほど平均点が落ちていますよね。
ではどうすれば夢中になってしまいがちなゲームをやりすぎないようにすることが出来るのか。
番組ではいくつかのご家族の例が紹介されたのでご紹介しますね。
やりすぎ防止法は?
ゲーム編集長水間さん宅のルール
まず初めに親御さんもゲームに深くかかわっているご家庭の例として、ゲーム雑誌編集長の水間さんが中学生のお子さんと決めているルールが紹介されました。
それがこちらです。
1、夜はスマホは金庫へ。決められた時間(夜10時)までに入れなければお風呂に沈める。
2、新しいゲームをダウンロードしたい場合はまずお父さんに申請メールを送り、お父さんがゲームの内容をチェックします。
実際にお父さんがまず遊んでみて判断しているそうです。
判断基準は
・時間を費やして遊ぶほど面白いか。
・やりすぎ防止の仕組みがあるか
の2つです。
この2点をクリアできたもののみ、ダウンロード可能というルールを徹底されています。
ですがこのルールを決めるまでには親子の壮絶な戦いがあったそうです。
ルールを厳しくしていた時には結局隠れてやるなど根本的な解決にはならなかったそうで、その後お子さんの自主性に任せるようになりましたがそれだけだとゲームで夜更かしするなどまだ改善の余地があったため、現在のルールに落ち着いたそうです。
現在のルールにはお子さんも満足しているということですし、金庫に入れるなど徹底した部分と自主性も重んじた部分のバランスがうまくとれているルールだな、と思いました。
ゲームを実際に親御さんもやってみてから、遊べるようにするというのは親側も安心できますよね。
専門家の方がおすすめするルールの決め方
もう1つ、親の子のルール作りに関して詳しい専門家のカウンセラー、東ちひろさんがおすすめする方法がこちらです。
1、ポンピングブレーキ式声掛け
「あと~分だよ」と段階的に、早め早めに声掛けをするようにするとやりすぎ防止に効果が期待できます。
2、ルールを守れたらほめる
その場ですぐ褒めると次へのモチベーションにつながります。
例えば、時間を守れた場合などは欠かさずにすぐほめてあげると次もまた自分から辞めよう!と思えるということですね。
3、親もやってみる
子供にゲームのやり方などをしっかり聞くことで信頼感が生まれ、ゲームをコントロールする力につながるそうです。
親がしっかり子供の話を聞くと、子供も親の話を聞こうかな、となることもあるんだそうです。
一緒に楽しんでやれば、こそこそ隠れてやるということも減りそうですよね。
それぞれのご家庭の生活スタイルなども踏まえながら、家庭ごとのルールを設けるとよさそうですね。
スマホゲーム依存症から抜け出すには?
神奈川県横須賀市には久里浜医療センターという、国内でも少ないインターネットの依存症に関する医療機関があります。
インターネット依存専門外来というものがあり、番組のVTRでもスマホゲームにはまる中学生の子が診察に訪れていました。
この子は1日10時間以上ゲームをしてしまうこともあるんだそうです。
これくらいはまってしまっていると、いきなり取り上げるのはとても危険で、イライラなどの禁断症状が訪れた後に意欲をなくして何もしない状況になることもあるんだとか。
まず依存症から抜け出すには実際に1日どれくらいゲームに費やしているのか書き出してみて、客観的に見てみることが大切です。
また子供が自ら「やめよう」と思うことが大切なんだそうです。
ここまでいっている場合はやはり専門医に見てもらうほうがいいそうで、
病院ではスマホと時間の使い方などはあまり言わないそうで、部活動などリアルなことへ関心がむくようにし、継続的に通うことが大切だということでした。
勉強に役立つことも!
これまでのことを見ていると厄介なイメージがついてしまいそうですが、中には勉強に役立つアプリもあるんです。
番組では一例として、英単語を覚え競うゲーム「ターゲットの友」が紹介されました。
有名な進学校などでも高評価だそうです。
遊びが勉強にもつながるなんて子供にとってはとてもいいですよね。
ゲームの効果は先生も実感しているそうです。
どうせやるならこういうゲームだと親も安心ですね。
まとめ
我が家は私はいまだにガラケーなのでスマホゲームとは無縁なのですが、夫はスマホなのでゲームではないですがよく漫画アプリで漫画を読んでいたり映画を見ていたりとどっぷりスマホ依存中です(;´∀`)
子供はまだ小さいのでスマホを触りたがりはしませんが、今後絶対出てくる問題だな~と思いました。
まったくゲームをやらせないのも、学校で話題についていけなかったりすることもあるようなので時間を決めてやるようにしたり何かしらの対策は必要になってきますよね。
スマホによって生活が便利になった面もたくさんあると思いますが、やはり弊害も少なからずあるな、と思いました。
スマホ以外にもリアルな生活で楽しいこともたくさんあるはず。
子供にはそういった面も伝えていけたらいいな、と思います。