任天堂のスーパーファミコンの人気ソフト、MOTHER2(マザー2)のゲーム中に出てくる『いちごとうふ』を実際に作ってみたらどうなるのか、試行錯誤しながら実際に作ってみたので作り方とレシピをご紹介します。
『大都会で人気のファッショナブルなデザート』として原作に出てくるいちごとうふですが、ゲーム飯の中でも食べてみたい食べ物だったので作ってみました。
ゲーム中では実際の材料やレシピは出てこないので完全に想像で作ったものです。
なので合っているかどうかといわれると怪しい部分があると思いますが、一ファンの作品として見ていただけたら嬉しいです。
実際に作って食べてみた味の感想もご紹介しますね。
いちごとうふとは?
『いちごとうふ』とは、ゲームソフトのMOTHER2の中に出てくる回復アイテムの1つです。
MOTHER2とは糸井重里さんがゲームデザインを手掛けられたロールプレイングゲームなのですが、現代風の世界や独特の世界観に根強い人気がある作品の1つです。
回復アイテムに様々な変わった!?食べ物が出てくるのですがその中の1つが今回のおとうふです。
メイドのエツコさんにグルメとうふマシンというアイテムを強引に奪われるのですが、後で会いに行くと1つだけもらえるという設定になっています。
不思議な組み合わせのネーミングから、一度は食べてみたいと思った方も少なくないのではないでしょうか。
いちごとうふの作り方
今回『いちごとうふ』を作るにあたり、どのような製法で作るかを考えました。
まず選択肢として考えたのがこちらの3つの製法です。
レシピプラン
- 1、実際の豆腐のように豆乳をにがりで固めていちごを混ぜる。
- 2、グルメとうふマシーンで作るのだから、どちらかというと枝豆豆腐やごま豆腐に近いものかもしれない。
なので、本格的な葛粉で固める製法を真似する。 - 3、ゼラチンや寒天で固める。
マザー2がかなり大好きな夫に相談したら、「3、ゼラチンや寒天で固める」製法はシリーズ1ならそれで合っているけど、2の場合は違う気がする。ということで外し・・・
(私は2しかやったことがありません)
残った1と2で検討したのですが、いちごの酵素が豆乳を固めるのを阻害するというのをどこかで見たことがあったので葛粉で固めることに。
実際に枝豆豆腐やごま豆腐には葛粉が使われているものもあるので、木綿豆腐や絹豆腐よりはそちらよりの食べ物なのではないかな、という考えのもと葛粉を選びました。
結果、ゼラチンで寄せるよりは弾力がある美味しい舌触りの『とうふ』になったので、よかったかなと思います。
初め豆乳なしでよりごはんのおかず寄りにしようと思い、昆布だしと酒、塩を加えて作ったものと、改良版で豆乳を加えた2種類を作りました。
改良版のほうが仕上がりの見た目がそれっぽいかな?と思うので、そちらからご紹介したいと思います。
では材料と作り方をご紹介しますね。
調理時間 | 15分(冷やし固める時間はのぞく) |
費用目安 | 600円 |
調理器具 | ミキサー・鍋・型もしくはグルメとうふマシン |
カロリー | 全量 367.8kcal(1個分 122.6kcal) |
塩分 | 全量 0.8g(1個分 0.26g) |
糖質量 | 全量 45.6g(1個分 15.2g) |
材料 3パック分
いちご 120g
葛粉 40g
調整豆乳(今回は低糖質タイプを使用) 400ml
流し入れる型
型はタッパーなどで大丈夫です。
今回の分量でこちらの3つ分となっています。
小分けの豆腐パックを買って、食べた後きれいに洗って使ってもいいと思います。
作り方
1、いちごはヘタ付きのまま洗い、ヘタを取る。
2、ボウルに豆乳、葛粉を加えて混ぜ、葛粉を溶かす。
3、ミキサーにいちご、2の葛粉を溶かした豆乳を加えてなめらかになるまで撹拌する。
4、鍋にざるを重ねて3を注ぎ入れ、こす。
こすといちごが少し残るので、取り除きます。
この残りかすはもったいないので、タッパーなどに入れて冷凍するといちごアイスになりますよ。
5、中火にかけて、木べらなどで混ぜ続ける。
とろみがついてきたら火を弱火にして、混ぜながらよく練る。
焦げやすいので、注意しながら混ぜます。
焦げ付きそうになったら火からおろし、また戻す、というようにして混ぜ続けます。
混ぜ続けるとかなりまとまってくるのでしっかり粘度がついたらOKです。
6、型をさっと水で濡らし、5を注ぎ入れる。
何度か台に打ち付けて、空気を抜く。
※画像は試作品のものなので、豆乳が入っていませんが工程は同じです。
7、粗熱が取れたら冷蔵庫に移してしっかりと冷やし固める。
1時間半くらいで固まりますが、一晩位かけて冷やしたほうがしっかり冷え固まっておいしくなります。
8、型から取り出し、器に盛り付けて完成です。
外す際はスプーンの背を使い、端のほうに空気を入れるようにしてから器に逆さまにひっくり返しトントンするとパコっと外れます。
ちょっと空気が入ってしまったので、もう少ししっかり抜いたほうがよかったですね。
このままでも自然な甘みがあり美味しいのですが、お好みで原作にも登場する『コンデンスミルク』をかけても美味しいですよ。
おしゃれなデザート感が高まりますし、HPの回復量も2倍になります。
都会で流行させるには、今の時代だともう少しSNS映えする見た目にしないとダメかもですね。
豆乳なしの試作品
初め豆乳なしで、本当に枝豆豆腐のように作ってみようと思い完成したのがこちらです。
豆乳を入れていないので、ザ・いちごカラーのぱっと見いちごゼリーみたいになりました。
ちょっとこれだと『いちごとうふ』っぽくないかなぁと思い、結局豆乳を入れて作ることに。
ちなみに美味しさも豆乳入りのほうが美味しいです。
これはこれでまぁまぁいけるのですが、ちょっといちごの酸っぱさが際立つかもしれません。
試作品のほうは豆乳をなしにして、代わりに昆布だしを使いました。
プラスで
酒 大さじ2
塩 小さじ1/2
を加えています。
これに練りごまを入れてもよりグルメとうふっぽくなったかなぁ・・と。
色はこちらのほうがきれいに仕上がるので、好みに合わせて試してみてください。
昆布だしで作った割に、こちらもコンデンスミルクとの相性がかなりいいです。
こんな感じにかけて食べるとデザートですね。
しっかり冷やし固めると弾力もあり、端でしっかり持てるので木綿豆腐くらいの硬さにはなります。
一体どんな味がするのか
では肝心の味ですが、どんな味がするのかというと・・・
弾力のあるババロアっぽい感じですね。
調整豆乳で作ったので、自然な甘みといちごの風味が楽しめました。だし汁で作ったほうは砂糖類を一切入れていないので、少しすっぱかったです。
あんなもの食べてみたいか?というようなセリフが原作にあったと思いますが、確かに名前はゲテモノ感が高まる名前ではありますが、実際に食べてみると結構おいしいです。
・おっとは
いちごとうふを たべた。
おっとのHPが
30かいふくする!
特に豆乳寄せの方はとっても美味しく大好評でした。
子供にはだし汁寄せも好評で、喜んで食べていたのでこれはこれでありなのかな、と。
葛粉で作ると葛粉は炭水化物なので、HP回復にも役立つと思います。
さらにコンデンスミルクをかけるとHP回復が倍になるというのも実際に食べてみると納得でした。
結構簡単にできるので、興味のある方は試してみてくださいね。
MOTHER2のキャラクター気分が味わえるかも!?しれません。
以上『MOTHER2のいちごとうふの作り方と味の感想』のご紹介でした。
また色々作ってみたいと思います!
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