NHKガッテンで放送されたお風呂のカビ退治&対策方法やカビが生えるメカニズム、エアコンのカビ対策方法をご紹介します!
日本はカビ大国!
富山県南砺市にある麹の専門店ではカビの胞子が販売されています。
味噌やしょうゆ、味噌麹など和食には欠かせないものですよね。
食べると栗のような味がするそうです。
カビ胞子は「種麹」と言われていて、種麹を作っているところは日本の中でも10軒程度しかないそうです。
このように良いカビも入れば、クロカビのような悪いカビも存在しています。
実はカビ胞子は空気中どこにでも存在しており、家庭の空気中の一立方メートル当たりのカビ胞子量はおよそ300~500個にもなるんです。
カビの先祖はおよそ4億年前の「プロトタキシーテス」と呼ばれるものです。
カビは世界中どこにでもいるかというとそうではなく、海外ではカビを見たこともないという人も多くいるんです。
日本は湿気の多い国なので、カビ大国というわけなんですね・・。
お風呂にカビが生え続ける原因とは?
カビ問題で最も話題になるのが「お風呂」ですよね!
お風呂のカビは何度掃除をしても生えてくることがたびたび・・
できれば撲滅したいものです。
ではなぜお風呂にカビが生え続けるのか?
実はゴムパッキンは表面がつるつるの状態のままであればカビの胞子がついても簡単に洗い流すことができます。
ですが度重なるお掃除などえで表面が凸凹になってしまうと、そこにカビ胞子が入り込み、湿度となる水分も入ってしまうので掃除するほどカビにとっていい環境になってしまっていたんです!
これは目から鱗ですね~!
さらにゴムパッキンの表面にカビが出てくるほどになると、カビ取り剤を使っても、目に見えないもっと下の方で繁殖していて取りきることができなくなってしまうんです。
つまりお風呂掃除において、ゴシゴシこするのは厳禁ということです!
覚えておきたいですね。
カビ撃退の究極技は「高温」!!
それなら1度こすってしまったら、もうカビは生え続けてしまうのか?
番組に登場したアメリカのベンチャー企業がカビだらけになってしまった家のカビを撃退した方法として「高温」が紹介されました。
テレビとパソコンを毛布で多い、ホースを持ち込み65度の熱風を吹き付けたんです。
さらに日本のメロン農家さんの対策法も紹介されました。
以前収穫間近のメロンが土の中で繁殖したカビによってすべて枯れてしまったことがあり、それを機にカビ対策方法を考えたんだそうです!
メロン農家さんは現在80度以上の熱湯を土にかけ、カビ対策をとっています。
つまりお風呂場のカビにも同じことが適用できます。
家庭で行う場合、カビを撃退できる(死滅する)温度は「50度以上」です。
45度ではダメです。
さらに「50度のお湯を5秒」かけることが大切です。
中に入っているカビの場合はもっと長い時間かけるのがおすすめです。
1㎜の厚さのゴムパッキンの場合は奥までしっかり50度に達するには90秒以上熱湯をかける必要があります。
カビは胞子からカビになるまでに1週間~10日間かかります。
なので、1週間に1回50度のシャワーをかけてあげることで常にきれいな状態を保つことができます。
できればカビが生える前から行うとずっときれいな状態にすることができますね。
是非毎週の習慣にしたいですね!
※カビは死んでも黒い色はそのままなので、50度以上のお湯でしっかりと死滅させてからカビ取り剤を吹き付け黒ずみをきれいにします。
それでも取れない場合や気になる場合は目地修正グッズがおすすめです。
カビ取り剤を使う場合は絶対にこすらないように注意してくださいね!
お酢で掃除するときの注意点
お酢は原液のままならいいのですが、薄めてしまうとカビが生える原因になってしまうので注意してくださいね!
お風呂の天井カビの掃除方法
お風呂の天井についた水滴がカビの原因となります。
ですが天井に熱湯をかけるのは危険なので、消毒用のアルコールをつけたワイパーで1か月に1回拭いてください。
是非試してみてくださいね。