NHKあさイチ、スゴ技Qで特集された『茹でて失敗しないローストビーフの作り方』をご紹介します。
湯煎して温度を保ちゆでることで失敗せず上手に作ることが出来るレシピです。
教えてくださるのは有名料理店シェフの鈴木眞雄さんです。
このレシピでは牛脂を使うので、他の調理法に比べてお肉を食べたときに感じる牛肉のうまみをしっかりと感じます。
今回肩ロースの少し大きめの塊肉で作ってみましたが上手に柔らかくできましたよ。
炊飯器で保温する方法もありますが、炊飯器ではなく手持ちの鍋で湯煎して作りたいときにおすすめです。
目次
ローストビーフは茹でて作ると失敗知らず
お肉にとって最適な温度は55~60度です。
鈴木シェフ曰く、その温度にするためには『茹でる』のが失敗しない方法なんだそうです。
ただグツグツ熱湯でゆでるのではなく、適温をキープするために『湯煎』するのがポイントです。
大量のお湯であれば火を止めても同じ温度で保温調理が可能なので鍋でゆでて作れば失敗しないというわけなんですね。
ではシェフ考案の作り方をご紹介します。
湯煎で絶品ローストビーフの作り方
調理時間:1時間50分
レシピの分類:メインディッシュ
レシピの種類:イギリス料理
材料 4人分
牛かたまり肉(ロース、ももなど) 500g
塩 小さじ1
こしょう 適量
牛脂 1個
サラダ油 大さじ2
今回は肩ロース肉を使いました。
レシピ動画
作り方をレシピ動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。
続いて画像とテキストでも作り方をご説明しますね。
作り方
1、塊肉はあらかじめ1時間前に常温に出して室温に戻しておく。
塊肉の全体に塩こしょうをする。
しっかり振っておかないと味がのらないのでしっかりと。
2、フォークでお肉全体をしっかりと刺し、味を染み込みやすくする。
メモ
後で牛脂を乗せるためです。
3、フライパンに油を熱し、強火で肉の表面全面に焼き色をつける。
焼けたらキッチンペーパーで軽くお肉の表面の油をふきとる。
メモ
フライパンは後でソース作りにこの時の肉汁も使うので、そのまま洗わずにとっておきます。
4、ラップの上に薄く切った牛脂を乗せて、その上に焼けたお肉を乗せる。
さらに上に牛脂を薄く切って肉の表面に乗せる。
5、ラップで包んでジッパー付きの保存袋に入れる。
このときしっかり空気を抜くようします。
水の中に入れるとしっかり空気を抜くことができます。
6、大きな鍋にお湯を58度まで熱したら火をとめ、お肉を入れる。
鍋の口にラップをし、蓋をする。
メモ
温度計が自宅にない場合は、キッチンのガスの設定を60度にしてお湯を注ぐと近い温度にすることができます。
もしくは沸騰させたお湯:水=1:1で割ると約50度です。
今回は60度にしたいので、お湯を多めに入れると近い温度にすることができます。
7、10~15分ごとに温度を確認して、55度以下にならないように時々加熱する。
メモ
我が家のルクルーゼでは15分経った時点で一度弱火にかけて温度を上げました。
その後は温度が下がりませんでした。
この工程が面倒な場合は炊飯器だと温度を一定に保ちやすいのでおすすめです。
もしくは鍋全体をバスタオルでくるんでおくと温度が下がりにくくなります。
1時間たったら完成です。
すぐに切ってしまうと肉汁が出やすいので、取り出した後30分休ませる。
8、牛脂を取り除いて好みの厚さに切り、器に盛り付け完成です。
このままでも味がついているので美味しく食べることができますが、お好みで次にご紹介するソースや
粗びき黒こしょう、粒マスタード、ホースラディッシュなどもおすすめです。
ローストビーフのしょうゆバターソース
続いて一緒に紹介されたしょうゆバターソースのレシピをご紹介しますね。
材料
フライパンに残った肉汁 適量
袋の中に残った肉汁 あれば
水 大さじ4
しょうゆ 大さじ1/2
コンソメ顆粒 小さじ1
バター 小さじ1と1/2
作り方
1、フライパンに残った肉汁に水、袋に残った肉汁を入れ加熱する。
さらにしょうゆ、コンソメ顆粒を加えヘラでしっかりと混ぜる。
2、バターを加えさらにしっかり混ぜ完成です。
その他のソースのアイディアとレシピはこちらの記事でまとめてご紹介しています。
是非ご覧ください。
ローストビーフのソースレシピ7選。わさび・和風ポン酢・中国風も!
このレシピの感想
最後にこのレシピの感想をご紹介しますね。
お手軽度 | ★★★☆☆ |
美味しさ | ★★★★★ |
食費が安く済むか | ★★☆☆☆ |
子供向きかどうか | ★★★★☆ |
温度管理が鍋だと少し手間かもしれません。
炊飯器が使えないときの手段として覚えておくと便利です。
しっとり柔らかく美味しく仕上がります。
お肉自体に味がしっかりのるので、薄味が好きな方ならソース不要で美味しく食べられると思います。
大きい肩ロースでも上手にできました。
がっつり食べたい気分のときにおすすめです。
以上『茹でて作るローストビーフの作り方』のご紹介でした。
是非作ってみてくださいね。
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実際に色々な調理法を試し、どれが一番簡単で美味しいか比較した記事もおすすめです。
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