NHKガッテンで話題になった、インフルエンザや肺炎、がんの予防にも効果が期待できるという『ネギの青い部分に含まれている栄養成分「ヌル」の効果と効果的な食べ方』をご紹介します。
ネギの青い部分に含まれるネバネバした成分には、健康に役立つ効能が多く含まれています。
是非チェックしてみてくださいね。
目次
ネギのすごい健康成分「ヌル」の効能とは?
ネギに含まれている健康成分は、インフルエンザや肺炎、がんの予防に効果が期待できることがわかっています。
ネギは古くから薬効成分がある野菜としても知られていますよね。
具体的には
白い部分 | ビタミンC・血行促進する硫化アリル |
緑の部分 | カロテン・カルシウム 活性酸素や発がん抑制効果のあるセレン |
などが挙げられます。
硫化アリルにはビタミンB1の吸収を促進するだけではなく、アリチアミンという物質を作り蓄えるため体力が持続するという効果も。
そんな中でも今回ご紹介するのがネギの中のぬるぬるした部分についてです。
ネギを切るとこのように、とろとろのゼリー状の部分が中に詰まっていると思います。
ここのことですね。
体の中には唾液などに含まれ細胞やウイルスを取り込みやっつけてくれるIgA抗体というものがありますが、ネギを食べるとこのIgA抗体を増やす働きがあります。
もしもウイルスが体の中に入ってしまっても体の中にいるマクロファージがウイルスを食べてくれます。
このマクロファージもネギを食べると増えるんですね。
さらにがん細胞をやっつけるナチュラルキラー細胞も増えるという体に嬉しい効果ばかり。
実はある食べ方をするとIgA抗体は1.5倍に、マクロファージは5倍に、ナチュラルキラー細胞の働きは3~4倍にもなるんです。
ではその食べ方とはいったいどんなものでしょうか。
中のネバネバ成分が効果が高い
健康効果を高めるネギの食べ方とは、『ネギを折って中の粘液を食べる』というもの。
実はネギを折ると『ヌル』という粘液が中から出てきます。
この成分に免疫細胞を活性化させる働きがあるんです。
このヌルは寒さが増すほど増えるもので、新鮮なものだと青い部分にもたっぷり入っています。
確かにネギの内側ってぬるっとしていますよね。
スーパーで買ったネギにも乾いているだけで青い部分にしっかりヌルは入っています。
調理したりして濡らすとしっかり復活しますし、冷凍しても加熱しても効果が失われない成分なので青い部分を食べることが大切です。
ネギの香りが抵抗力をアップ、不眠症にも
さらにネギは香りにも健康効果が秘められています。
ネギは切ったときに香りの成分である『アリシン』という成分が生まれるのですが、それを鼻から吸い込むと脳が反応し血流をアップさせ、体の抵抗力をアップさせると考えられています。
さらに面白いことに、食べた時よりも香りをかいだだけの方が体温がアップするという研究データもあるそう。
体温を上げることは免疫力アップにもつながるため、香りだけで体温を上げられるのであればとても手軽でいいのではないでしょうか。
またこの香り成分はリラックス効果もあるため、不眠症も役立つんだとか。
刻んだネギをキッチンペーパーにくるみ枕元に置くとリラックス効果を得ることができます。
風邪に効果的とされる『ネギ巻き』は本当に効果があった!?
昔から『風邪をひいたらネギを首に巻け』と言いますが、香りで体温を上げたり、抵抗力をアップさせる効果があることから実は理にかなった方法だったといえますよね。
ガッテンでもより効果的なネギ巻きの作り方が紹介されたのでご説明します。
1、ねぎに切り込みを細かく入れる。
香り成分をたくさん出すために切り込みを入れてください。
2、肌が荒れないように手ぬぐいなどでしっかり巻き、首に巻いて寝る。
このとき香りが強すぎる場合は一度ネギを加熱すると香りがやわらぎます。
さすがに漫画とかに出てきそうな直接巻くという方法ではなく、布でくるむのがポイントです。
ただし小さいお子さんなどはこの状態で寝ると危険があると思うので、避けるようにしてくださいね。
あくまでもやる際は自己責任でお願いします。
ネギの効果を高めるための注意点
ネギの有効成分は水溶性なので水にさらしたネギは薬効を期待することができません。
調理の際に注意してください。
以上『ネギの青い部分と香りの効能』のご紹介でした。
ガッテンで話題になった、ネギの青い部分を美味しく食べられるレシピはこちらの記事にまとめています。
是非試してみてくださいね。
ネギのレシピ4品まとめ。テレビで話題の人気レシピから簡単料理も。
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