NHKためしてガッテンでは、帯状疱疹が特集されました!
最初の発疹で帯状疱疹を見分ける方法や、初日に発見する方法、帯状疱疹になりにくい体を作る方法(予防接種を受けた方がいい人)などをご紹介します♪
目次
水疱瘡にかかったことがある人は要注意!帯状疱疹
小さいころ水疱瘡にかかったことのある人ほぼ全員が、いつ帯状疱疹になってもおかしくない状態なんです。
これは成人の約9割に当てはまるんです。
帯状疱疹は発疹が出て3日以内に抗ウイルス薬をすぐ飲めば効果があります。
可能な限り1時間でも早く薬を服用することが大切なんです。
薬を受け取ったらすぐにその場で1回目を飲みなさい!というお医者さんもいるくらい、時間を争う問題なんですね。
最初の発疹で見分ける方法とは?
1度水疱瘡になると帯状疱疹のウイルスが体のある部分に貯まりやすくなるんです。
その場所とは「神経節」と呼ばれる部分です。
神経節とは神経細胞が多く集まっている場所なのですが、水疱瘡のウイルスは実は免疫細胞に追いやられて神経節に潜んでいるんです。
なんとDNAを神経節の中に残すという方法で残しているんです!
その後加齢・病気・ストレスなどで免疫力が落ちた時がウイルスが復活するチャンスなんです。
条件が整った時に水疱瘡の潜んでいたウイルスが復活し、帯状疱疹になってしまうというわけです。
神経の中を通り増殖しながら皮膚の表面に近づき、ポチっと赤い斑点が腰付近に出来ます。
最初に出来る場所が重要!
この最初に出来る場所というのがとても大切で、
第3位 頭部 18%
第2位 おなか周り 29%
第1位 胸周り 32%
という結果になりました!
さらにお腹周りと胸周りを合わせるとなんと60%にもなるんです!
その他には
腕 9%
足 5%
という結果になりました。
なので、気になる発疹が出来た時には場所を気にしてみたほうがいいですね!
より確実に!初日に発見する方法
実は発疹の場所だけでなく、初日に発見する方法があるんです。
それは発疹が出る前に痛みが出てくるというものです。
軽い痛みや違和感、ズキンズキン、びりびり、チクチクした痛みが事前にあった場合には帯状疱疹の可能性が高いんです。
ウイルスが神経を通って皮膚に来るため、こういう痛みを感じるというわけです。
電気が走るような痛みを感じたら要注意です!
最も大切なことは、皮膚の内側に痛みや違和感を感じたら注意してみること。
発疹がでたら帯状疱疹の可能性が高いので是非気にしてみてくださいね!
その他の注意ポイント!
・1日目より2日目に発疹が増えている
・前触れの痛みがない場合は発疹と痛みが同時に始まることが多い
こういうケースもあるので発疹がでたらすぐに病院へ行ってくださいね!
帯状疱疹になりにくい体を作る方法!
とはいえできれば帯状疱疹に初めからなりたくありませんよね。
実は今、帯状疱疹になりにくい体を作る方法があるんです。
その方法とは、水疱瘡のワクチンを打つという事なんです。
水疱瘡のワクチンは、増殖の力を弱めたウイルスを体の中に入れ免疫を作り、水疱瘡にかかりにくくするものです。
つまり帯状疱疹にもかからなくなるというわけなんです!
ただし、水疱瘡にかからない子供が増えると今度は帯状疱疹になる大人が増えると危惧されているんだそうです。
免疫を持つ人がウイルスに触れると免疫力が強化されるんですが、水疱瘡の子供が減ることによって大人の免疫力が低下してしまうということなんです。
大人も水疱瘡のワクチンを打てば免疫力があがりますが、現在は自費で1万円かかるんだそうです。
ただ治療費も2万円ほどかかる病気なので、未然に1万円で防ぐことが出来ればいいかもしれません。
打ちたい方は皮膚科・内科の先生に相談してみてくださいね!
※1歳児と2歳児だけが無料です。
予防接種を受けた方がいい人とは?
・実は50年代以降の方の帯状疱疹率がとても高いので、50代~の人
・仕事が忙しなど過労がある人
・2型糖尿病
・悪性腫瘍(がん)の人
こういう方は帯状疱疹の危険性がとても高いので、是非検討してみてくださいね!
また原因に心当たりがなく帯状疱疹になった場合は、大きな病気が隠れている可能性もあるので人間ドッグなどで検査をするのがおすすめということでした。
痛くてかゆい帯状疱疹にできればなりたくありませんよね。
日々自分の体を気にしてあげることが大切ですね。