レシピの中によく出てくる「湯がく」と「茹でる」には違いがあるってご存知ですか?
今回は「湯がく」の意味とその時間は何分のことを指すのか、ゆでるとの違いも併せてご紹介します。
是非調理の参考にしてくださいね。
「湯がく」の意味とは?
まず「湯がく」の意味ですが、簡単に言ってしまえば材料をゆでることなのですが
『材料を熱湯に入れて、さっと手早く火を通すこと』
という意味があります。
つまり、ただの「茹でる」との違いは「さっと火を通す」という点にあります。
これを実際のレシピに置き換えて考えると、ほうれん草などのアク抜きが必要な野菜などによく使われる「さっとゆでる」という工程に当てはまります。
これが「湯がく」ということなんですね。
「湯がく」とは時間にすると何分なのか
では、時間にすると一体何分なのかということですが、これも実際の調理に当てはめて考えるととても分かりやすいと思います。
ほうれん草を熱湯でさっとアク抜きする際、ぐつぐつと長時間ゆでることはしませんよね。
つまり時間にすると
『10秒~多くても1分程度』
と考えることができます。
ほうれん草の場合、根元は30秒程度ゆでる方が多いと思いますが、葉先はもっと時間が短いですよね。
また食材によってはもう少し時間が短くなったり、長くするケースもあるかもしれません。
なので多くても1分程度まで、それ以上は「茹でる」として考えることができます。
※厳密には「茹でる」の中に「湯がく」も含まれています。
あくまでも、分けて考えるとしたらという基準です。
「茹でる」の意味とは?
では「茹でる」はどのような意味があるかというと、沸騰したお湯の中に食材を入れて加熱することを指します。
主な目的としては
・そのままでは硬いものを柔らかくするため
・アク抜きのため
・色を美しく仕上げるため
・乾物を柔らかく戻すため
・肉や魚などに火を通し凝固させるため
・消毒や殺菌をするため
などの意味があります。
湯がくとの違いを比べてみると、例えば・・・
卵は「湯がく」とは言わず「茹でる」と言いますよね。
パスタなども同様です。
しっかりと食材に火を通す場合は「茹でる」が使われます。
「うでる」との違いは?
もう1つ、「うでる」という言い方をするケースもあります。
方言でそうなっている場合もありますし、音が変化したものとして使われているケースもあるようです。
我が家は愛知県ですが、祖母は「うでる」といいますし「うでたまご」という言葉もなじみがあります。
「湯がく」が使われる食材
最後に湯がくが使われることが多い食材の一例をご紹介します。
・ほうれん草
・小松菜
・春菊
・エビ
・わかめ
・ラーメンなどの中華麺
・こんにゃく
などなど。
また新しい発見があれば追記していきますね
下ごしらえで使われることが多い用語なので、もしレシピに出てきたときには是非ゆですぎてしまわないよう短い時間でさっと湯がいてくださいね。
おすすめ関連記事
ねじり梅の切り方と作り方。型なしでも簡単!飾り切りにおすすめ。
レモンのくし形切りの切り方2通り。Xに斜めに切る方法も紹介。
かぼちゃの簡単な切り方とコツ。ためしてガッテンやあさイチで話題。