NHKきょうの料理で話題になった『桜のシフォンケーキの作り方』をご紹介します。
春にぴったりのレシピで桜あんと桜の花の塩漬けを使ったシフォンケーキのレシピです。
プレゼントにしても喜ばれる華やかなケーキになりますよ。
桜あんの風味がほんのり効いていてしっとりふわふわな美味しいシフォンを焼くことができます。
お菓子作りで有名な料理研究家の小林かなえさんのレシピを参考にしています。
目次
桜のシフォンケーキ
シフォンケーキ初挑戦でしたが桜の塩漬けがあったので焼いてみました。
少し失敗してしまったところもありますが、初心者でもとても美味しく焼けたレシピです。
上手な慣れている方ならもっときれいに仕上がると思います。
調理時間 | 1時間(+冷ます時間が4時間~) |
調理器具 | 18cmシフォンケーキ型・ボウル・泡だて器・ハンドミキサー・ゴムベラ |
カロリー | 全量 1850.1kcal(1人分 308.4kcal) |
塩分 | 全量 7.7g(1人分 1.3g) |
糖質量 | 全量 227.3g(1人分 37.9g) |
レシピの分類:デザート
レシピの種類:アメリカ料理
材料 直径18㎝の金属製シフォン型1台分
卵黄生地
卵黄 4個分
薄力粉 100g
桜あん(市販) 180g
水 60ml
サラダ油 50g
メレンゲ
卵白 4個分
グラニュー糖もしくは上白糖 50g
飾り
桜の花の塩漬け(市販) 6個(20g)
色々なサイトで調べていたところ、シフォンには上白糖も美味しく焼けるとあったので試しに上白糖で焼いてみました。
しっとりふわっとしているのにもちっとした感じもあり、とてもいい感じに焼けたので上白糖もおすすめです。
桜あんと桜の塩漬けはスーパーではなかなか手に入りにくいので、ネットで購入しました。
あんこの内藤 桜あん (200g)
型について
今回使用したのは貝印のフッ素加工シフォンケーキ型18㎝です。
ネットで色々見ていたところ、フッ素加工よりアルミ型のほうがいいという意見もありましたが手入れが楽なほうがいいな~と思い買ってみました。
実際に焼いてみたところ、逆さまにしたときに生地が落ちるということもなかったですし美味しく焼けたのでフッ素加工タイプでも問題ないと思います。
パレットナイフでごりごり力を込めて触っても傷もつかず、いい商品でした。
まだ持っていない方はおすすめです。
貝印 フッ素加工 シフォンケーキ型 18cm お手入れラクラク Kai House Select kai DL-6133
レシピ動画
作り方をレシピ動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。
続いて画像とテキストでも作り方をご説明しますね。
作り方
1、オーブンを170度に予熱しておく。
桜の塩漬けはかぶるくらいの水を加えて5~10分間おいて塩抜きをする。
2、卵黄生地を作っていく。
ボウルに卵黄を入れ泡だて器でほぐす。
そこに桜あんを加えてしっかりと混ぜる。
しっとり感がプラスされます。
3、水を加えて混ぜ合わせる。
その後でサラダ油を加えて白っぽくなるまでしっかりと混ぜる。
4、薄力粉をふるいながら3回に分けて加え、その都度混ぜる。
粉っぽさやダマがなくなるまで混ぜます。
泡だて器で、中央から外側に向かって混ぜてください。
5、卵白をボウルに入れ、ハンドミキサーでしっかりとメレンゲにする。
柔らかいツノが立つくらいまで混ぜ、砂糖を半量加える。
また泡立て、ツノが立ってきたら残りの砂糖を加えて大きくハンドミキサーを回しながらしっかり泡立てる。
ハンドミキサーを止めて、手で混ぜてみてツノがしっかり立つようになればOKです。
目安として、ボウルを逆さまにしても落ちないくらいのメレンゲにします。
6、4に5のメレンゲを半量ほど加え、ゴムベラで大きく混ぜる。
切るようにし、底からすくうようにして混ぜます。
泡をつぶさないことが大切なので、やさしく混ぜ合わせます。
8割ほど混ざったら、今度は残りのメレンゲの器に卵黄の生地を流し込み全体がしっかり混ざるように、やさしく混ぜる。
ここできちんと混ぜないと生地の気泡の原因になります。
7、桜の塩漬けは水気を切り、紙タオルで拭いたら型の底の部分に並べていく。
並べたら型にセットする。
6の生地を一か所から流し込み、最後に全体に広げゴムベラで表面を整える。
空気を抜くために、台の上に数回打ち付ける。
8、網もしくは天板に乗せて、170度に温めたオーブンで焼く45分間焼く。
生地が最大に膨らんだ後に、少し下がってきたら完成です。
今回少し一番上の部分(盛り付けたときに底になる部分)が焦げてしまいました。
9、焼き上がったらすぐに型を1回少し高い位置から台の上に落とし、型ごとさかさまにして台の上に置いたりや瓶などに刺して冷ます。
さかさまにしないとしぼんでしまいます。
我が家は白ワインビネガーの瓶がちょうどいいサイズだったので、そこに刺しました。
冷ましている間に倒れないように、ある程度安定感のある瓶や台がおすすめです。
上から見るとこんな感じ。
中央の穴にぶすっと刺しておきます。
10、半日ほど(最低でも4時間)常温において完全にさまします。
完全に冷めたら型と生地の間にパレットナイフを差し込みこそげるようにして型を回し、型をつかんで外す。
※外し方のコツはこの後でまとめています。
中央の穴の部分はパレットナイフだと太すぎるので、もっと細いもので外します。
プラのナイフでやってみましたが、竹串などがいいようです。
続いて底にもパレットナイフを差し込み、こそげるようにしてまわして生地を外す。
ぽろぽろっとした生地がでるので、きれいにはらって取り除く。
逆さまにして型から外し、器に盛り付け完成です。
食べるときに切り分けて、ホイップクリームを添えます。
ケーキ自体が甘いのでホイップクリームはお砂糖なしで大丈夫ですが、余った桜餡を入れてもいいなと思いました。
保存方法
保存する場合は乾燥しやすいので、
・ホール・・・ビニール袋やラップでしっかり巻いて保存。
・カットした場合・・・個別にラップで丁寧に包み、さらにビニールに入れておくと安心。
クリームを塗っていない場合は常温で2~3日保存可能ということですが、夏場などは早めに食べきるか冷蔵もしくは冷凍保存がいいのではないでしょうか。
その場合はカットして包み、ジッパー袋に入れてから保存します。
冷凍の場合は約2週間保存可能で、自然解凍で解凍します。
シフォンケーキのコツ
実際に作ってみて、失敗も踏まえて色々調べてみたコツをまとめました。
膨らんだ部分をどうするのか
焼いたときに上になっていた部分は膨らむので、盛り付けるときに気になるようなら先にナイフで水平に切り落としておきます。
今回はそのまま盛り付けました。
底になる部分は切り落とせるので、(もちろん焦げないほうがいいとは思いますが)多少焦げても大丈夫です。
型から外す際のパレットナイフの使い方
パレットナイフの使い方ですが、パレットナイフの片側をぐっと型に押し付けるようにしてもう片側は少し浮かし、
ぐーっと力を込めて生地を型からこそげるようにして使います。
底の部分も同様に。
私は型が傷ついてしまうような気がして片側をきちんと押し付けてこそげる力が弱かったようで、少し表面がぼそっとなってしまいました。
小分けに切るときの切り方
円形の状態から切るときは円の中央の穴から包丁を入れて、外側に向かって上下に動かして切るときれいに切ることができます。
気泡が入ってしまった、原因は?
生地に気泡も入ってしまいました。
上の部分も少しへこんでいる部分がありますが、その下の生地に気泡がありそのせいでしぼんでへこんでいるようでした。
気泡の原因を調べたところ、
・生地の混ぜ合わせが足りない(メレンゲがきちんと混ざっていない)
・メレンゲを泡立てすぎ
・型に流したときに空気が入ってしまった
などがあるようです。
型に流した後空気は台に打ち付けて一応抜いたので、生地の混ぜ合わせが甘かったかな?と思いました。
確かに生地にまだ白いメレンゲの部分があったので・・
きちんと混ぜないとだめなんですね。
初めて焼きましたが、その割にはしぼんでしまったりすることもなく、味や食感は問題なくできたので次は今回の反省点を活かしてもっと上手に焼きたいですね。
シフォンケーキ作り、かなり奥が深く楽しいです・・・!
このレシピの感想
最後にこのレシピの感想をご紹介しますね。
お手軽度 | ★★★★☆ |
美味しさ | ★★★★★ |
食費が安く済むか | ★★☆☆☆ |
子供向きかどうか | ★★★★★ |
桜の塩漬けとあんこが割と高いので、プレーンシフォンに比べると材料費がかかります。
その代わり春感じる香りが最高です・・・!
シフォン初挑戦だったのですが、工程はシンプルで簡単でびっくりしました。
これなら日常のおやつとして気軽に焼けそうです。
桜の塩漬けや桜味が大好きなので、小林かなえさんのレシピを参考に焼いてみましたが初心者でも作りやすく美味しくできて満足でした。
見た目もかわいいのでプレゼントにしても喜ばれると思います。
生地を流し込んだり、型から外すなどの生地と型の関係が初めてだったので難しかったですが繰り返し作ることで上達できそうでやりがいを感じますね。
ふわふわでもっちり、しっとりしたシフォンケーキがとても美味しく最高です。
以上『桜シフォンケーキの作り方』のご紹介でした。
もし桜の塩漬けが余った場合はクッキーにするのもおすすめですよ。
桜クッキーのレシピ。桜の塩漬けを乗せた桜サブレの作り方。
小林かなえさんのレシピ本はこちらです。
新版 マカロンとパリの焼き菓子
以上『桜のシフォンケーキの作り方』のご紹介でした。
是非作ってみてくださいね。
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