ガッテン!で放送された「ホコリ対策&掃除法 ほこりがつきにくくなるぞうきんの作り方」をご紹介します。
とってもとってもどこからともなく出てくる埃ですが、静電気とホコリとの関係を知ることで少しでも楽に簡単に掃除ができる方法をご紹介します!
目次
そもそもホコリとは?
暮らしていると気になる「ホコリ」ですが、その正体をご存知ですか?
埃の中には
・ウイルス
・ダニ(ダニの糞)
・カビ
・細菌
・花粉
など様々なものが潜んでいます。
埃はウイルスを運ぶ「運び屋」という一面もあるんですね。
そんな厄介な存在ですが、掃除の仕方で量を減らすことができたら嬉しいですよね。
埃をよく見てみると、その大半は「繊維」だということがわかります。
例えば家庭内であれば人の着ている洋服やタオル、ソファー、ふとんなどから出る繊維ですね。
その様々な色の繊維が絡み合うことであの、グレーの色に見えているというわけです。
また、その繊維の間にからまっているものとしては
・食べかす
・ティッシュ
・皮膚のかけら
・ふけ
・あか
・土
などがあります。
つまり、人が暮らすうえでは仕方がないものともいえると思います。
埃は静電気が大好き!
ではどうして繊維くずなどが固まって埃になるのかというと「静電気の力」が関係しています!
人の体でも、100ボルト以上静電気を帯びることがあります。
ドアを開けようとしたときに「バチっ!」となる経験をしたことがある方も少なくないのでしょうか。
家の中の様々な場所の静電気の量を調べた番組の実験では
・床 90~140V
・壁 90~130V
・固定電話 60~100V
と、なっていました。
実は家の中はどこも100Vくらいはあるんですね。
なぜかというと、風が吹くだけで空気との摩擦で静電気が起こるためです。
埃はドアや壁から来ていた!
ここで掃除の際に注目したいのが「ドアや壁」です!
どれだけ床掃除をしっかりしても、ドアや壁にもたくさんほこりがくっついています。
埃は静電気が好きなので家中にありますが、壁やドアを毎日拭き掃除するご家庭は多くないですよね。
なぜ掃除をしてもまた埃がやってくるのかというと、壁やドアからやってきていた、というわけです。
壁に積もった埃はある程度の重さになるとぺりっとはがれ床に落ちます。
なので掃除をしても壁から落ちた埃が積もってしまうんですね。
手作り化学雑巾『魔法のぞうきん』の作り方
静電気の発生を抑え、ふくことで埃をつきにくくすることができるぞうきんの作り方がこちらです!
用意するもの
ぞうきん
柔軟剤
この2つだけです。
実は柔軟剤のパッケージの後ろを見ると、「ホコリ・花粉の吸着抑制」とかかれているものがあります。
この効果を掃除にも活かします!
柔軟剤には界面活性剤が含まれており、その成分の効果で埃の吸着を防ぐことができるんです。
プロの人が使う帯電防止剤にも界面活性剤が主成分として使われています。
それを家庭で同じようにしようと思うと、柔軟剤がおすすめなんですね。
臭いが気になる方は無臭の柔軟剤を使うか、静電気防止剤でも大丈夫です。
ただし、化学物質に敏感な人や、心配がある人は柔軟剤や界面活性剤使用の際は注意してください。
掃除の仕方
まず、洗ったぞうきんを規定通りの分量で水に溶かした柔軟剤の液に浸し、ぎゅっと絞って干し、しっかりと乾かします。
掃除の際は濡らすと水分にホコリがついてしまうので、濡らさずにそのままの乾いた状態で使うのがおすすめです。
拭く際は力を入れずに静電気をとる意識で軽く拭くようにするのがポイントです。
頻度は月1回くらい壁・床・棚などをふくのがおすすめということでした。
月1回でいいならできそうですよね。
静電気防止剤を使う場合はぞうきんに直接ふきつけてから壁などを拭いてください。
柔軟剤を使ったお掃除ぞうきんは何枚か作り置きをしておくと便利です。
是非やってみてくださいね!
市販の化学ぞうきんも
また、市販のものでもふくと静電気の発生を防ぐ効果が期待できる「化学ぞうきん」というものもあります。
これ、使ってことがありますが確かにしっかりホコリも取れますし、拭いた後もきれいな状態が続くのでよかったです。
職場でも使っていました!
何枚も入っているので、家の色々なところで使えますし、汚れたら手軽に変えられるのでおすすめです。
静電気を利用した埃キャッチお掃除道具
他にも静電気を起こして、掃除道具の方にホコリとガッツリ吸着させて掃除をする、という便利グッズも色々と販売されています。
高いところに届きやすいロングタイプから、キッチンのカウンターやテレビ台、棚など手の届きやすい場所に使えるものまで用途に合わせて選ぶことができるので、帯電防止ぞうきんに加えてお掃除に取り入れてみるものいいかもしれません。
アレルギー対策にも!
壁を含めたお部屋全体の埃掃除をしっかりとすると、アレルギー対策になることもあるそうです。
ホコリアレルギーの方がいるご家庭には嬉しい知らせですね。
普段通りの掃除では改善しなかったものが、壁などを含めた部屋全体をしっかりと毎日掃除をしたグループではアレルギー反応が2割も改善されたというデータもあるそうです。
アレルギーに悩んでいる方で壁は盲点だった!という方はこの機会に是非やってみてください。
まとめ
ほこりはアレルギーの原因になることもあるようですし、寄せ付けないようにできれば掃除の手間も少なくて済みますし一番ですよね。
ぞうきんに柔軟剤を使ったことはなかったのと、ドアはたまに掃除していましたが壁は全く意識していなかったので目から鱗でした。
放送後、実際に我が家でも実践していますが確かにテレビなどは目に見えて効果を感じています。
壁は長めのマイクロファイバーモップを柔軟剤に浸し、乾かしてからセットして使うようにしていますが正直目には見えないところなので効果はわかりませんが今のところ家族にハウスダストアレルギーの人は出ていません。
簡単に作れますし、手軽なので是非帯電防止ぞうきんつくってみてくださいね。