家庭でも簡単においしいステーキを焼くことができる方法『冷凍ステーキの美味しい焼き方』をご紹介します。
お取り寄せなどで冷凍されたものを使う場合にもおすすめで、フライパンを使い凍ったまま焼くことでちょうどいい加減のミディアムレアに仕上げることができる方法です。
中までちゃんと温かくなるのか心配になりますが、ちゃんと美味しく焼けるのでとてもおすすめな方法です。
我が家はいつもこの方法で焼いています。
1㎝、1.5㎝、2㎝厚さのステーキ肉で検証してみました。
簡単なので是非試してみてくださいね。
(情報元:NHKためしてガッテン、林修の今でしょ講座冷凍庫学)
目次
冷凍ステーキの美味しい焼き方
実は冷凍のまま焼くと、ちょうどいい加減で表面はしっかりと、中まで温かくミディアムに簡単に焼くことができるんです。
余熱の時間などを調節すれば、ウェルダンも可能です。
凍ったまま焼いてちゃんと火が通るの?と心配になると思いますが、表面と中心の温度差を利用することで肉汁を閉じ込めるおいしいステーキにすることができます。
我が家も初めは半信半疑でお値打ちなお肉を買ってきて挑戦してみましたが、上手に焼けたのでそれ以来気に入ってこの方法を採用しています。
冷凍しておけるので、お値打ちな時に買って冷凍庫に入れて置けば好きな時に焼くことができますし解凍の手間がいらないので旨味を逃してしまう危険性もありません。
解凍も結構テクニックがいりますもんね。
注意すべき点はお肉は長期間パックのまま冷凍すると劣化してしまうため、冷凍する段階からひと手間加える必要があるという点です。
お肉を劣化させないための保存方法からご紹介しますね。
調理時間:7分
分量:1人分
レシピの分類:メインディッシュ
レシピの種類:洋食
レシピ動画
冷凍の仕方から焼き方までの一連の流れをレシピ動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。
続いて画像とテキストでも詳しくご説明しますね。
下準備 お肉の冷凍の仕方
この方法は林修の今でしょ!講座の「冷凍庫学」という特集で紹介された方法です。
みなさんはお肉を買ってきて冷凍する場合、どのようにしていますか?
私はこれまで買ってきたらパックに入ったそのままの状態で冷凍庫の中に入れていました。
実はこの方法はNGで、劣化の一因となってしまいます。
専門的に研究されている先生によると「トリプルラップ法」というラップを使った方法で保存すると鮮度を保つことができるそうです。
やり方は・・・
1、パックから出して、しっかりお肉の表面を覆うようにぴっちりとラップをする。
空気を抜き肉の酸化を防ぐのがポイントです。
2、さらにその上から2回ラップをする。
この時、2~3回目のラップはゆったりと巻いて空気をふくませるようにラップするのがポイントです。
なぜふんわりとラップするのがいいのかというと、冷凍庫は開けたり閉めたりするので温度の変化がしやすい環境です。
お肉は温度の変化に弱いため、空気の層をつくることで熱を伝え辛くすることが出来るんです。
3、トリプルラップをしたら冷凍庫の真ん中に置いて冷凍する。
これで下準備は完了です。
あとは食べたいときにこれからご紹介する焼き方で焼いてください。
ポイント
ポイントは「凍ったまますぐに加熱」することです。
厚みが1.5㎝あるお肉の場合の焼時間でご紹介しています。
後で詳しくまとめていますが厚みが薄いものの場合はこれよりも焼き時間を短く、より厚いものの場合は余熱を長く調節してください。
また、ご家庭のコンロの中には自動で火加減を調節してくれるものがあると思います。
私も備え付けのコンロとカセットコンロ両方で試しましたがカセットコンロのほうが火加減を一定に保てるのでうまく焼きやすいです。
焼き方
1、ステーキ肉を凍ったまま火をつける前の状態のフライパンの上にのせ、蓋をする。
強火にして、2分焼く。
メモ
この時の『強火』とは、コンロの最大火力ではなくフライパンの底全体に当たる程度の強火のことです。
目盛りがいくつかある場合は注意してください。
最大火力だと強すぎる場合があります。
2、裏返し、裏面も同様に蓋をして2分強火で焼く。
3、最後に火を止めて2分、余熱で火を通す。
4、器に盛り付け、完成です。
こうすることで表面にはしっかりと美味しい焼き目がつき、焼き目をつけることで肉汁が逃げることがありません。
自然解凍すると旨味が逃げてしまうので冷凍したならばそのまま焼く方がいいんですね。
お肉の厚みによる焼き加減の調節の仕方
この方法はお肉の厚みによって焼き時間や余熱の時間を変える必要があります。
今のところ検証した厚みと時間のまとめがこちらです。
焼き時間、余熱ともにすべて蓋をした状態、火加減は強火(フライパンの底に炎の先だけが当たる中火ではなく、広く火があたる状態)です。
厚み | 表 | 裏 | 余熱 |
1㎝(ミディアムレア) | 1分半 | 1分半 | 2分 |
1㎝(ウェルダン寄り) | 2分 | 2分 | 2分 |
1.5㎝(ミディアムレア) | 2分 | 2分 | 2分 |
2㎝(ブルーレア※) | 2分 | 2分 | 2~5分 |
2㎝(ミディアム) | 強火2分+弱火1分 | 強火2分+弱火1分 | 5分 |
メモ
ブルーレアとは焼き加減の10段階あるうちの、
生(ロー)、ブルー、ブルーレア、レア
の3番目にあたる焼き加減のこと。
見た目は焼けていますが中は生の状態、それに対しレアは中が赤かったとしても熱が通っている状態と言われています。
厚み1㎝の薄めのステーキ肉の場合
まず、より薄いお肉の場合で検証してみました。
1㎝程度の場合は、焼時間は1分半程度(表1分半、裏1分半)で大丈夫でした。
2分ずつしっかり焼くと、ミディアムレアにはならずウェルダンになりました。
ウェルダンがお好きな方は逆にこの時間通りで焼くと、しっかり赤身を残さず焼くことができます。
分厚いステーキを冷凍のまま焼く場合
2㎝の分厚いステーキの場合は蓋をして強火で2分、裏返して強火で2分、余熱はしっかり10分入れてレアの状態でした。
上の画像がその方法で焼いたものです。
余熱時間が2~5分だとお肉が分厚いためまだ中が冷たい状態でした。
ミディアムレアにしたい場合は『蓋をして強火で2分、弱火にして1分。裏返して強火で2分、弱火で1分。余熱は5分』が目安です。
こんな分厚いお肉でも、これで中まできちんと温かく、おいしいミディアムレアにすることができました。
分厚くてもしっとり柔らか、ジューシーでおいしかったですよ~!
まとめ
我が家はスーパーがお買い得な日にまとめて買って、すぐに使わない生鮮食品は冷凍するようにしているのでこの方法はとても便利で気に入っています。
1枚300円くらいのイオンのオージービーフも美味しく焼くことができ、それ以来お気に入りの焼き方です。
ふるさと納税でいただいた飛騨牛のA5ランクのサーロインステーキで試した時も上手に焼けました。
お取り寄せのお肉は冷凍で届くことが多いと思うので、そういったものをおいしく焼く方法としてもおすすめです。
生の状態よりも誰でも簡単に焼くことが出来る技なので、是非やってみてくださいね。
また、当サイト『LIFE.net』では、同じく冷凍をして調理する方法として、角煮の作り方もご紹介しています。
準備して冷凍しておくと食べたいときにすぐ食べられるのでおすすめめですよ。
豚の角煮のレシピ。下味冷凍で簡単に早くでき、柔らかい!
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以上『冷凍ステーキの焼き方』のご紹介でした。
ぜひ試してみてくださいね。
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