6月28日の林修の今でしょ!講座で放送された電子レンジ活用術、玉ねぎの甘みをアップさせる方法やホクホクじゃがいもの作り方、おすすめ調理方法や掃除の仕方などをご紹介します!
目次
そもそも電子レンジの加熱の仕組みとは!?
電子レンジは「マイクロ波」というものを使って加熱しています。
これはテレビや携帯電話と周波数が非常に似た電波です。
マイクロ波が当たると食品中の分子が1秒間に24億5000万回振動し、それにより熱が発生します。
従来の煮る・焼くなどの加熱法は「熱伝導」という方法です。
電子レンジは中から温まるのが最大の特徴です。
冷凍していたものを解凍する際、加熱ムラを防ぐには冷凍庫から出してすぐチンすることが大切です。
常温にしばらくおいてしまうと、解凍された部分の水分でマイクロ波が均等に当たらなくなってしまうんです。
またアルミホイルを巻くと電波を通さなくなってしまうため電子レンジには使わないほうがいいです。
電子レンジで加熱するとおいしくなる食べ物とは!?
玉ねぎの甘みがアップ!応用ハンバーグレシピ
炒めるよりも約2倍甘みがアップすることがわかっています。
チンすると急激に加熱されるため、辛味成分である硫化アリルが蒸発し、甘み成分だけが残るため甘みがアップするんです。
よりおいしくする作り方は・・・
玉ねぎを半個スライスして600Wで約3分加熱します。
また玉ねぎ嫌いの子供でもおいしく食べられる方法として「ハンバーグ」のレシピも紹介されました!
1、みじん切りにした玉ねぎを約3分加熱する。
2、甘みがアップした玉ねぎをひき肉と一緒にこねる。
3、あとは普通に焼けばOK!
他にも肉じゃがや親子丼などにも甘みのアップしたたまねぎがおすすめです。
カレーやインスタントスープにもいいですね!
是非やってみてくださいね(*´▽`*)
他にもネギ類は総じて甘みがアップします。
ネギをぶつ切りにして加熱し、鰹節をかけていただくのもおすすめです。
レモンの果汁を搾りつくす方法!
レモンを丸ごとチンすると果汁を楽に丸ごと搾りつくすことが出来ます。
実際にチンしていないものと比較してみると約3~4倍も搾れた果汁の量が違っていました。
チンすることで中の温度が上がり、液体の流動性がアップし、さらに細胞壁が破壊されるため果汁がたくさん出るようになるんです。
時間は600Wで約30秒です。
覚えておきたいですね(*´▽`*)
1番温まりやすい箇所を探す方法
電子レンジの一番温まりやすい場所「ホットスポット」は1台1台違います。
自宅にあるレンジのホットスポットを探す方法がこちらです!
1、中央と端それぞれ1つずつ、水を入れたコップを置く。
2、加熱後温度の高いほうが温まりやすい場所。
事前にわかっておくと、早く加熱したい時などに活用できますね!
野菜のビタミンが損なわれにくい!
電子レンジのほうがゆでたときよりも野菜のビタミンが損なわれにくくなります。
これは水を使わず加熱するので水溶性の栄養素が溶け出さないためです。
また短時間で加熱できるので栄養素が壊れにくいんです。
特にビタミンCは熱に弱く、茹でると水に溶けだしてしまいます。
さらにブロッコリーは茹でや物よりもチンしたもののほうが甘みが残ります。
しけた煎餅をパリッとした食感に戻す方法
しけってしまった煎餅も電子レンジで加熱するとパリパリに戻すことが出来ます。
このとき注意したいのはラップにくるまずにチンすることです。
容器の形によっても温まりやすさが違う!?
容器は四角よりも丸い形の方が加熱が速く、むらなく温めることが出来ます。
焼きそばを炒める前にチンするとコシが出る!
焼きそばの麺を炒める前にチンすると、名店のようなコシが出るんです。
温める時間の目安は袋がふくれるくらいです。
これで麺がほぐれる効果もあります。
時間も短縮できるので、一緒に炒める野菜もシャキシャキ感が残ります。
焼きうどんなどもこの方法がおすすめです(*´▽`*)
電子レンジのおすすめ掃除方法!
電子レンジって結構汚れますよね。
実は掃除前に水を温めると汚れが落ちやすくなります。
おすすめはターンテーブルに水をはり、加熱します。
蒸気で汚れが浮き上がり、落ちやすくなります。
汚れはそのままにしておくと汚れが炭化し、マイクロ波を吸収しやすくなるため発火する恐れもあります。
こまめにお掃除したいですね!
じゃがいもをホクホクにする方法!
じゃがいもを電子レンジで加熱すると3~4分で加熱できるためとても時短になります。
よりホクホクの食感に仕上げるには・・
1、じゃがいもを水でぬらす。
2、ラップをしてチンする。
3、乾いたふきんで包み、3分以上置き蒸らす。
むらすことで熱が均等に広がるためホクホクに仕上がります。
じゃがいもは熱ムラになりやすいものなので、蒸らすことでムラをなくすんですね。
おすすめはポテトサラダやじゃがバターです。
電子レンジにむかない食べ物とは?
パンは食品の中でも水分が少ないため急激に温まりやすく、カチカチになってしまうため不向きです。
プロが行っているおすすめ調理術4選!
今回教えてくださった専門家の先生が実際に使っている技です!
・ソーセージを加熱する場合はキャベツなどの野菜をクッション材にしてはさみ、600Wで2分加熱する。
キャベツとソーセージの温野菜が完成!
・冷やごはん+煮物で五目御飯を作る。
冷やごはんを温め、煮物と混ぜるだけ!
・さらに鮭フレークをいれるとおいしさアップ。
※鮭を加熱する場合は切り身を4分割し、それぞれの間をあけて加熱する。
・てんぷらは具材を事前に電子レンジで加熱してから揚げると吸油率を下げることが出来る。
厚切りかぼちゃの場合は厚いほうを外側に向け600Wで約2分加熱し油で1分30秒揚げる。
さつまいもも同様の作り方がおすすめ!
また最近狙ったおかずだけを温めることが出来るレンジも開発されているそうです。
お弁当などを温める際にサラダは温めない、ご飯は温める、というように選択することが出来るんだそうです。
すごいですね~!
実用化も近いそうです。今後が楽しみですね!