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メロンの栄養素5選。むくみ解消効果や抗酸化作用も。

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夕張メロン
高級フルーツとしても人気のあるメロンですが、実は体にとてもいい効果がある栄養素を豊富に含むフルーツでもあるんです。
調べてみると女性で悩んでいる人も多い「むくみ」に効果があり、アンチエイジングになる「抗酸化作用」もとても強いことが分かりました。
他にも健康には欠かせない栄養素がたくさん含まれています。
今回はそんなメロンの栄養についてご紹介したいと思います!

特におすすめの5つの栄養素はこれ!

まずは栄養成分表を見てみるとこのようになっています。

メロン 栄養表
※wikipedia 温室メロンの場合

様々な栄養が含まれていることがわかりますが、今回はこの中でも特に5つの栄養に着目して詳しく調べてみました。

その5つの栄養とは、
・カリウム
・ビタミンA
・ビタミンC
・GABA
・オキシカイン

です。

では順番に見ていきたいと思います!

カリウム

メロンには100gあたり約320㎎のカリウムが含まれています。
他の果物と比較してみると、スイカは100gあたり210㎎なのでスイカよりも多く含まれていることが分かりますね。
ちなみに食品の中で群を抜いて多いのは、パセリ(100gあたり1000㎎)豆味噌(100gあたり930㎎)などです。

カリウムは人間にとって必須栄養素の1つであり、体の中で8番目もしくは9番目に多く含まれている元素の1つです。
実は体重のおよそ0.2%を占めているほど私たちは体の中にたくさんのカリウムを持っています。

身体の浸透圧を維持する効果を持っていて、過剰なナトリウムを排出してくれる作用があるため利尿作用があり、むくみ改善や腎臓病・高血圧の予防に効果があるのが特徴です。

現在においては日々の食事の中で欠乏することはありませんが、大量の汗をかくことで汗とともに失われてしまうと「低カリウム血症」になりこれが夏バテの原因となることもあります。
そのため夏にメロンを食べるというのはとても理にかなったことなんですね。

カリウムは多く摂りすぎてしまっても尿の中に排出されるので心配ない栄養素です。
※ただし腎臓の機能に障害がある人は別です。

脳卒中にも効果があり、一日に1.46 g以上摂取するとリスクを21%減らすことが出来ることがわかっています。

むくみが気になる人や、日ごろ塩分を気にしている人にもメロンはおすすめの果物なんですね。

ビタミンA(βカロテン)

メロンにはビタミンA(カロテン)も多く含まれています。
植物に含まれているβカロテンは動物の体内でビタミンAに変換されます。
メロンも植物の1つなので、βカロテンとなっています。

どれくらい含まれているかと言うと、種類によってもその量が大きく異なり、
赤肉種 3600μg、白肉種 140μg(ともに100gあたり)
と特に赤肉種のメロンに多く含まれています。

ビタミンAは脂溶性ビタミンの1つで、皮膚や粘膜を保持し正常化する効果や視覚の正常化に効果のある栄養素です。
有名なのが暗い所で目がよく見えなくなる「夜盲症」に効果があるとされていますよね。

特性としては脂溶性なので油に溶けやすいのですが高温で壊れるという特徴があります。
ですがビタミンEと合わせると安定するのでもしも焼いたり、煮たりする場合はビタミンEが豊富なものと一緒に調理するのがおすすめです。

ビタミンEが豊富な食べ物には、あんこうのきも、いくら、オイルサーディン(いわしのオイル漬け)、菊の花、アーモンド、サンフラワー油などがあります。
メロンとの相性が疑問なものもありますが笑 サンフラワー油あたりならケーキを焼くときにも使えそうです。

予備知識 ビタミンAの摂取上限の目安

ちなみにビタミンAの摂取目安はこのようになっています。
βカロテンは関係ない値ですが、動物性のビタミンAは関係しているので予備知識として掲載しますね。

成人女子1800IU
授乳婦3200IU
成人の許容上限5000IU

1IU = 0.3μg となっています。
つまり300μgは1000IUという計算になります。

ビタミンC

メロンにはビタミンCが100gあたり18㎎含まれています。

ビタミンCにはどんな効果があるかと言うと、体内の活性酸素を抑える「抗酸化作用」がとても高いためがん予防に期待が出来ます。
またコラーゲンを作るのにも必要なので、美肌には欠かせません。
他にも毎日500㎎摂取することで風邪をひきにくくするという研究結果も以前NHKためしてガッテンで紹介されていました。

ちなみに国が推奨しているビタミンCの摂取量は「大人1日当たり100㎎」となっています。
メロンは特別ビタミンCが多いわけではありませんが、摂取しても2~3時間で体内から出て行ってしまう栄養素なので補うという点ではいいかもしれませんね。

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またビタミンCは水に溶ける性質があるので、茹でたり水で洗うと流れ出てしまうという欠点があります。
ですがメロンの場合はゆでたり、中の実を洗って食べることはほとんどないと思うので、無駄なく摂ることが出来るんです。

GABA

最近ポピュラーになってきた栄養の1つではないでしょうか?
GABAとは「gamma amino n-butyric acid」の略で、γ-アミノ酪酸という私たちの体の中にあるアミノ酸の1つです。
メロンの場合は温室メロンに特に多く、100gあたり74mg含まれています。

アミノ酸というと運動するときに摂取したりするイメージがありますが、このGABAはストレスを和らげ抑制する神経伝達物質として「抗ストレス作用」があるのが大きな特徴です。
GABAが入ったチョコレートなど一時期話題になりましたよね。

現代は多くの場面でストレスを受ける機会が増え、ストレス社会となっています。
GABAはそんな現在人が元気に毎日を過ごすために欠かせない、とても大切な栄養素なんです。

具体的にどんな効果があるかというと、脳への酸素供給量を多くし、不安の気持ちを抑え、脳の代謝機能を高める効果がわかっています。

摂取目安は1日30mg以上、ストレスを多く受ける人の場合は50~100mgを摂取することで、ストレス軽減に効果があると考えられています。
メロンは100gあたり74㎎なので、100gで十分な量を摂取することが出来ますね。
ちなみに小さめの5切れで80gくらいになります。
発芽玄米が100gあたり10㎎なので、圧倒的に多い量が含まれていることがわかります。

美味しいものを食べると幸せを感じますが、メロンの場合は脳もしっかりとストレスを減らしてくれるなんてなんてすばらしい果物なんでしょうか(*´ω`)
GABAは食べてすぐ効果を発揮するので、イライラした時にはもってこいです。
育児中のママのおやつにもよさそうですね。
嫌なことがあったときや、仕事などでストレスが多い時にもおすすめです。。

オキシカイン

最後に紹介するのが「オキシカイン」という栄養です。
これは南フランスのアヴィション地方でとれる「ヴォークルシアン種」というメロンに多く含まれている成分で、抗酸化作用がなんと普通のメロンの約7倍もあることがわかっています。
このヴォークルシアン種は「カンタループメロン(皇帝の庭という意味)」という名前で、抗酸化作用が強いので傷みにくく、腐らないメロンとして知られています。

オキシカインは活性酸素を抑えるSID酵素を豊富に持っているためアンチエイジング(老化防止)や糖尿病腎症の予防、また疲労の原因である乳酸を減らす効果があります。

日焼け予防の美肌用サプリメントなどにも使われています。

妊婦さんも安心してメロンを食べられる理由

妊婦さん

検索で「妊婦 メロン」というものがあったので、妊婦さんでメロンを食べても大丈夫なのか気にされている人がいると思い気になって調べてみました。

まず気にされる方が多いのは「ビタミンAの過剰摂取」についてだと思います。
ビタミンAは体にとてもいい影響を及ぼすビタミンでもありますが、過剰摂取に注意が必要なものでもあります。
特に妊婦さんは注意する必要があり、

妊娠12週までにビタミンAを連日15000 IU以上摂取すると、水頭症や口蓋裂等、胎児奇形発生の危険度がビタミンA摂取量5000 IU未満の妊婦に比して、3.5倍高くなる

ということがわかっています。

ですがβカロテンにおいては、過剰障害にはならないんです。
なぜかというと、βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変わり、余分な分は排出される仕組みになっているからです。
なので、妊婦さんでビタミンAの過剰摂取が心配な場合も、メロンはもちろんのこと他のお野菜などもこの点においては気にせず食べることが出来ます。

また、抗酸化作用も強いので妊娠中に危険性が高まる「妊娠糖尿病」や疲れにも効果があります。
妊娠中は便秘になりやすくなる人も多いので、食物繊維が豊富なのもうれしいですね。

ただ1つ注意したいのが夏の果物で身体を冷やす食べ物だということです。
妊婦さんにとっては体の冷えは大敵ですよね!
なので心配な場合はキンキンに冷えたものではなく、温かいお茶などと一緒に食べるのがいいと思います。
生以外にもジャムやケーキにして楽しむ方法もあるので、是非チェックしてみてください。

まとめ

おいしいだけではなく、癒しの効果まであるなんて最高の果物ですね。
夏バテにも効果があるということで、食欲がない時や体がだるい時にもよさそうです。

私もストレスを和らげるために積極的に食べたいと思います!笑

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