NHKあさイチで放送された「生ゴミの嫌な臭いを抑える方法」をご紹介します。
家庭ごみの臭いにおいを解消してくれる簡単な方法です。
そもそもどうして嫌な臭いが出てしまうのか、その主な原因となる3つの要因と消費生活アドバイザーの方おすすめの解決法、正しい捨て方をご紹介します。
臭いを抑えることで害虫対策にもなる方法です。
一工夫で手軽にできるので、是非試してみてくださいね。
目次
そもそも臭う原因とは?
生ごみを捨てるとき、みなさんはどのようにして捨てていますか?
実は
・生ごみ自体が濡れている。
・ポリ袋に入れて密閉している。
・ゴミ箱に蓋をする。
この3つが原因になることがあります。
生ごみには微生物がついており、密閉されればされるほど嫌な臭いを発するものがいます。
空気がすきではないので、むしろさらしたほうがいいんですね。
さらに水が加わると大増殖し、より臭いガスが発生してしまいます。
実はポリ袋に密閉したつもりでも、袋には目に見えない穴がついているので、におい漏れは防ぐことができません。
生ゴミの嫌な臭いを抑える方法
特に生ごみのにおいは鼻につきますし、気になりますよね。
今回はそんな気になるごみににおいを抑える方法をご紹介します。
ざるを使って生ごみを濡らさない
野菜くずなどもシンクに捨てて濡らさないように、キッチン台の上にざるを置き、その中に入れるようにします。
新聞紙を使う
濡らさずにざるに置いておいた生ごみを新聞紙にくるみます。
ない場合はちらしや紙袋などでも大丈夫です。
このように広げた新聞紙で包むだけでもいいですし、
ついでに新聞紙でミニゴミ箱を作っておき、そこに捨てるのもおすすめです。
あさイチの新聞紙ゴミ箱の作り方と折り方を紹介。簡単で便利!
蓋をしない
新聞紙にくるんだものを、ごみ箱に捨てます。
その際蓋はしません。
この3つのポイントを抑えることで臭わなくなります。
とっても簡単ですよね。
特に必要なものも新聞紙くらいで洗剤や芳香剤もいらないので経済的です。
これまでポリ袋などに密閉していたご家庭も、不要になるためいいのではないでしょうか。
汁気の多いものの捨て方
鍋物の残りなどの汁気が多い食材をもし捨てる場合は、一度ネットなどに受けて流しに捨てます。
その上でしっかりと水けを絞り、上の方法で新聞紙にくるんで同じように捨ててください。
メロンの種の部分や魚の骨などは直接新聞紙でくるめば大丈夫です。
ゴキブリやコバエは大丈夫なの?
ただ、ごみ箱の蓋はあけっぱなしだと密閉していないしゴキブリやコバエが寄ってこないか心配になる方も多いのではないでしょうか?
実はゴキブリやコバエは匂いに寄ってくるため、においを抑えることができれば対策になるんだそうです。
実際に今回の方法を教えてくれた家庭ごみのプロ、消費生活アドバイザーの土井けいこさんは20年間この方法を実践されているそうですが一度もこれらの虫などが出たことがないそうです。
お家の中自体を清潔に保つことはもちろん大切でしょうが、虫の心配がないというのは安心して実践できますよね。
重曹水を吹き付ける
どうしてもにおいが気になるときには重曹水がおすすめです。
濃度5%程度の重曹水をスプレーボトルに作り、においが気になったときに2~3回吹き付けます。
生ごみは酸性なのですが、重曹水は弱アルカリ性です。
そのため吹き付けることでにおいを無臭化する効果が期待できます。
ただし魚介類のにおいの場合はクエン酸が効果的です。
魚介類は弱アルカリ性なので、酸性のクエン酸が中和に効果を発揮するんですね。
ポリ袋を使う場合は穴を開ける
それでもポリ袋を使って手軽に捨てたい!という場合は、ポリ袋の下側に爪楊枝などで穴を数か所あけておきます。
そうするとその穴から水気が自然に出ていくので、雑菌を防ぐことができるようになります。
コーヒーの出し殻は乾燥させて使う
コーヒーを飲んだ後の出し殻は水気がついているまま捨ててしまうと、どうように雑菌のもとになりにおいの原因になってしまいます。
出し殻を捨てる場合は平らな容器やトレーなどに広げてしっかり乾燥させてから捨てるようにするとにおい対策にも効果が期待できます。
この乾燥させたコーヒー豆はどんなにおいにもふりかけると効果が期待できるので、先ほど紹介した酸性・弱アルカリ性どちらにも効果的です。
食パンの袋を使うのもおすすめ
もう1つ、ソレダメ!で紹介された方法が「食パンの袋を使う」という方法です。
市販の食パンを食べ終わった後の袋に生ごみを入れて捨てるだけです。
なぜ食パンの袋がいいのかというと、食パンの袋は「ポリプロピレン」という材質で、ポリ袋よりもにおいを通しにくいという特徴があります。
このポリプロピレンは空気を通しにくいという特徴があるため、嫌な臭いを抑える効果も期待できるんですね。
実際に我が家でもこの方法は活用しているのですが、子供が小さい頃はおむつを捨てるときに大活躍していました。
食パンの袋に入れるとびっくりするくらい匂わないんです。
番組の実験では、一般的なポリ袋に生ごみを入れた場合の周りの空気のにおいは、部屋全体のにおい270ppmに対して512ppm、それに対して食パンの袋に入れた場合は284ppmとほとんどにおいが漏れていないことがわかりました。
市販の食パンをよく買うというご家庭にはおすすめの方法です。
まとめ
ごみの臭いって独特なのでとても気になりますよね。
我が家はポリ袋に密閉はせず、スーパーのレジ袋にまとめていれて、たまったら密閉して外のごみ置き場へ・・というようにしていたのですが確かに回収の日に捨てるときには嫌な臭いがひどいですし、下処理した魚などは気になって初めから密閉して捨てていました。
蓋をしないというのは小さいお子さんやペットがいらっしゃるご家庭の場合は対策がまた必要になりそうですが、触らない位置に置いたり、入れないようにするといいかもしれませんね。
是非試してみてください。
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