足のむくみや疲れがひどく、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
NHKためしてガッテンの「足のむくみ解消&足の疲れ撃退方法」で放送されたむくみの原因となる血管の逆流の見分け方や効果がある着圧ソックスの選び方、医療用弾性ストッキングの簡単な履き方など番組に登場した解消方法をご紹介します!
目次
足のむくみの原因とは!?
足のむくみは見た目も太くなってしまうだけでなく、パンパンになって痛みが伴ったりとできればすぐにでも解消したいものですよね。
ではそもそも「むくみ」とはどのような仕組みで現れる症状かご存知ですか?
今回番組ではむくみのメカニズムを探るべく、ひざの裏に器具を当て、血流の音を聞くことでその原因を探る調査が行われました!
原因は血管の弁の故障だった!
人間は正常な場合、足を揉むと血液が上がって音がし、手を離すと血液が止まって音が消えます。
この音に異常がみられる場合、『血管の弁』が壊れている可能性があるんです。
私たちの血管の静脈の一部分には、血液が戻らないようにするための弁があります。
この弁が何らかの理由で壊れてしまうと、血流の音を聞いたときに通常とは違う変な音がするようになります。
なぜ変な音がするのかと言うと、弁が壊れていると血液の流れに異常が生じ、老廃物がうまく流れなくなってしまうため足に余計な水分が溜まるからです。
つまりこの溜まってしまった「余計な水分」がむくみの原因となってしまうんですね。
さらに夜中に足がつるのもこの弁の故障が原因で、老廃物がきちんと送られないために引き起こされます。
恐ろしいことに、弁の故障を放置しておくとどんどん他の弁にまで影響がおよび、下肢静脈瘤という状態になって皮膚炎を起こしてしまうこともあるんです。
※下肢静脈瘤とは?
「下肢静脈瘤」とはその名のとおり、脚の静脈の血管がコブのように膨らんだ状態のことです。
命の危険はない良性の病気の1つです。
下肢静脈瘤になりやすい人とは?
下肢静脈瘤になりやすい人には以下のような人が当てはまります。
・妊娠・出産をした
・何時間も歩き回らず立ちっぱなしの仕事をしている
・肥満
また40歳以上の女性に多くみられるのも特徴で、10人に1人がなる病気ともいわれています。
年を重ねるごとに進行していくもので、体質も関係していて、親族にいる場合は可能性が高くなります。
家族に経験者がいる場合は注意したい病気ですね。
静脈の逆流の見つけ方!
では実際に自分の血管の弁が正常かどうか、逆流してしまっているのか確認する方法をご紹介します。
やり方はとても簡単で、1分ほど立ち上がった状態のまま待ち、そのあと自分の脚を目で確認し、触ってみます。
見た目だけではわかりにくいのですが、もしも逆流しているなどの異常があった場合、脚を触ってみると正常な時とは違う状態になっています。
チェックするポイントは、次の3点です。
・触ってみると弾力があり、ふくらみが出ている部分がある。
・血管が蛇行して少しだけぷくっと浮いている状態になっている。
・毛細血管が紫に変色している。
このような場合は要注意の状態で、早めに対処する必要があります。
むくんでいることが当たり前になっている人だとついついむくみを軽視してしまうかもしれませんが、後々他の病気につながる可能性もあるため可能な限り早めに解消しておくことがとても大切です。
では一体どうすればむくみの原因となる「血管の弁」を守り、正常な状態に戻すことが出来るのか?
気になりますよね。
実はドラッグストアなどでも販売されている「着圧ストッキング」がとても効果があるんです。
着圧ソックスが効果的!
血管の弁を守るためには「着圧ストッキング=圧力が強めのストッキング」が効果的ということが今回番組で紹介されました。
なぜ着圧ストッキング(ソックスでも可)が効果があるのかと言うと、
弁が壊れてしまうと血管が太くなり、血流が逆流することで余計に弁を傷つけてしまうことがあります。
それを着圧ストッキングやソックスをはくことで血管がきゅっと締めつけられ、逆流を防ぐことが出来るというわけなんです!
着圧ソックスって本当に効果があるんですね!
着圧ソックスの効果と選び方
医療用タイプ
一般的に「弾性ストッキング」と言われているものは医療用で病院で出してもらうタイプです。
圧力が強く履きづらいため、はくのをあきらめてしまう人もいるほどしっかりとした着圧がかかっています。
かなりむくみや足の疲れが深刻な場合は医療機関を受診して医療用を出してもらうのがいいかもしれません。
履き方は看護師さんやお医者さんに聞き、正しい使用方法を守って履いてください。
段階圧力設計タイプ
ドラッグストアなどで手に入る段階圧力設計タイプは血行促進のため締め付ける圧力が段階的になっているタイプです。
選ぶ時の注意点
つま先があるかないかはお好みですが、甲の部分はカバーされているものがおすすめです。
選ぶときに注意したいのはきちんと表示されているものを選ぶことが大切です!
商品の箱やタグに「血行を促進」と書いてあるものであれば医療用と同じような効果が期待できます。
「段階着圧設計」という表示があるものも、医療用と同じ設計で同じような効果が期待できるものです。
価格はカバーする範囲などによって変わってくるので、自分に合ったものを選びたいですね!
通販でも買えるおすすめ着圧ストッキング&ソックス
ネット通販でも買える着圧ストッキングとソックスをまとめてみました。
洗い替え用に2セット持っておくと毎日使うことがでいるのでおすすめです。
寝るときにおすすめ
おうちでメディキュット ロング 高着圧
こちらは少しお値段が張りますが「一般医療機器」の商品です。(厚生労働省に対し届け出が必要なもの)
圧力も強めになっていて、リンパの流れと血行促進に効果があります。
日中もケアしたいときに
おそとでメディキュット
お出かけ用のナチュラルベージュの着圧ストッキング。
伝線しにくい加工もされています。
男性用着圧ハイソックス
男性専用サイズで、太ももまでケアしてくれる長さがあります。
ストッキングではなくソックスなので、男性でも履きやすいと思います。
他にもスポーツ店にも男性でも履きやすいかっこいいデザインの商品があるので一度チェックしてみるのもいいかもしれません。
医療用弾性ストッキングの履き方コツ
とても効果が高い医療用弾性ストッキングですが、履き方にコツがあります!
実は履くのがとても難しいんです。
簡単に脱ぎはきする方法は・・
1、手をストッキングに入れてかかとをつまみ、裏返す。
2、足先だけいれてかかとを合わせ、端をもってぐっと引き上げる。
3、はけたらしわをのばして完成!
もしくは足先にレジ袋を付けて履くとすべりがよく履きやすくなります。
最後にレジ袋を引き抜けばOKです!
脱ぐときもひっくり返し脱ぐとスムーズに脱ぐことが出来ます。
履きにくい場合は是非やってみてくださいね♪
下肢静脈瘤の最新治療 保険適用で血管の逆流を治す方法とは?
現在では保険適用で血管の逆流をレーザーを使う手術で解消する方法もあります。
どんなものかというと超音波で見ながら血管内治療でレーザーで血管を焼く手術で、ひざの内側から器具を入れ治療を行っていきます。
2014年に保険適用となり、新型レーザーと高周波が対象となりました。
血管外科や心臓血管外科、皮膚科などで受けることが出来ます。
血栓が飛ぶことはほぼなく、足の切断にもならない病気なので気になる場合は慌てずに医師に相談してください。
まとめ
脚のむくみは見た目も女性にとっては悩みの1つですよね。
朝はすっきりしているのに、夜家に帰ってくる頃にはパンパンで靴が入らなくなるということもあると思います。
着圧ソックスのいいところは、つけたまま寝たり、他のことをやりながらでも足のケアができる点にあると思います。
是非着圧ソックスを取り入れて快適な毎日を送ってくださいね。