NHKガッテン!(ためしてガッテン)で話題になった『焼きなすとナスロンポーの作り方』をご紹介します。
フライパンで簡単にできて失敗しない、プロの料理人の方考案のレシピです。
ポイントは丸ごとのまま焼くこと。
切らずに焼くことでうまみたっぷりの美味しい焼きナスにすることができます。
ナスロンポーとは、まるで小籠包のように中にうまみがたっぷり詰まったバター醤油味でいただく食べ方を番組でゲストの皆さんが命名された料理のこと。
作り方は同じで、仕上げを変えるだけで違った味が楽しめます。
両方の作り方をご紹介しますね。
ガッテン流焼きなす・ナスロンポーの作り方
なすには干ししいたけと同じようにうま味成分の『グアニル酸』が豊富です。
番組では2種類の調理法を試し、グアニル酸を多く残したものとの違いを比較しました。
実は『塊のまま』調理することでうまみ成分が残り、味も濃く美味しくなるんですね。
この仕組みは細胞レベルで行われており、中に含まれている酵素が関係しているそうです。
加熱を始めてから酵素が働きを止める90度に到達するまでの時間がポイント。
塊のまま調理すると90度になるまでの時間がかかるため、違いが出るんですね。
そのため今回のレシピでも切らずに丸ごとのまま使って調理します。
切る手間いらずなので簡単ですよ。
注意点として、油をひかずに作るので空焚き禁止のフッ素樹脂加工のフライパンは避けるようにしてください。
仕上げの仕方を変えるだけで普通の焼きナスにも、ナスロンポー(バター醤油味)にもできますよ。
調理時間 | 10分 |
調理器具 | フライパン・トングもあると便利 |
レシピの分類 | 副菜 |
レシピの種類 | 日本料理 |
材料 2人分
なす 2本
ナスロンポー
バター 1かけ
しょうゆ 適量
焼きナス
鰹節やしょうゆ 適量
レシピ動画
作り方を動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。
作り方
1、フライパンは強めの中火で加熱する。
2、なすを丸ごとのまま入れる。
ヘタも取りません。
蓋をして3分焼く。
3、蓋を開けると、なすの表面が汗をかいたようになっているはず。
ひっくり返してさらに3分蓋をして焼く。
火が通ってくると皮と実が離れてきます。
なすは4面を焼きます。
残りの2面は1分ずつ同様に蓋をして焼きます。
沿っているなすだとちょっと焼きにくかったので、出来る限りまっすぐなナスがいいと思います。
4、ナスロンポーにする場合は器に盛り付け、中央を切り開く。
そこにバターを入れ、しょうゆをかけたら完成です。
普通の焼きナスのようにしたい場合は熱いうちに注意しながら皮をむきます。
器に盛り付け、しょうゆや鰹節をかけて完成です。
バター醤油の味付けは、もともと熊本県で親しまれている食べ方だそうです。
番組では小籠包のよう、とたとえられていましたが確かに焼いた皮が小籠包の皮のような役割をしていてうまみのもとの水分を逃さずしっかり楽しめるのが特徴でした。
両方作って食べてみましたがどちらもとっても美味しい。
中に水分がじゅわ~っとたっぷり詰まっていてすごくうまみたっぷりでした。
バター醤油味は子供たちに大好評で、洋風な感じにも楽しめて美味しかったですよ。
外側の皮はこんがり焼けているので食べずに、器のような感覚で中のとろとろになった実の部分だけを削いで食べます。
どちらも美味しいので気分で作り分けてもいいかもしれません。
アレンジレシピ 万能調味料
この焼きナスを使ったアレンジレシピもご紹介します。
焼いた後、味をつける前のものを使って作る『万能調味料のオイル漬け』です。
これも簡単にできて美味しいですよ。
材料 作りやすい分量
焼きナス 2本
塩 少々
しょうゆ 小さじ1
オリーブオイル 200mlもしくは酢100ml
作り方
1、焼きナスにしたら皮をむいて粗めに刻む。
2、その他の材料とあわせて混ぜるだけ。
オリーブオイルに漬けるとオイル漬けに、酢だとドレッシング風に楽しむことができます。
私はオリーブオイル漬けを作ってみましたがとろとろですごく美味しかったですよー!
鯖缶やうどんにかけてみましたがよく合いました。
今までなすは切って、水にさらして、というように調理していましたが丸ごとのままが美味しいとは新発見でした。
以上『ガッテン流焼きなすの作り方』のご紹介でした。
もう1つ、丸ごとのまま煮て簡単にできる『煮物』もおすすめですよ。
ガッテンのなすの煮物の作り方。煮汁に丸ごとのまま入れて煮るだけ。
是非試してみてくださいね。
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