NHKガッテン!(ためしてガッテン)で話題になった、顎関節症改善に効果的な『あご筋ほぐしのやり方』をご紹介します。
食欲不振や頭痛、不眠などの原因になることもある顎関節症ですが、あごのコリが原因になっていることがあり、それをほぐすことで改善が見込める方法です。
セルフチェック法も併せてご紹介しますね。
顎関節症とは?
顎関節症はひどくなると重篤な症状になり、歯の手術や外科手術が必要になる可能性も出てくるため悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そもそもどうして顎関節症になってしまうのかというと、人の頭蓋骨の仕組みを知る必要があります。
人の頭蓋骨は頭の部分とあごの部分に分かれています。
下あごだけでも約1キロあり、それを2つの筋肉が支えて、動かしているんですね。
滑らかに動かすために関節円板というクッションの役割を持つものが関節部分についていますが、血流が悪くなってしまうと筋肉が凝り固まり口が開かなくなったり、肩こりと同様に痛みが出てしまうことがあります。
さらには関節円板がずれてしまうことも。
そうなると痛くて口が開けられない・・ということにつながるというわけですね。
ではどれくらい口が開かないと危険性があるのかセルフチェックの仕方があるのでご紹介したいと思います。
セルフチェックの仕方
まず、指を縦にして第二関節までを目安に口の中に入れます。
3本以上入る人は心配ありませんが、2本以下の人はあごこりの可能性があります。
あご筋ほぐしのやり方
そこで今回あごのコリをほぐす効果的な方法として紹介されたのが『あご筋ほぐし』です。
いい方向に動かすことで、動きを整えてあげるというトレーニングです。
やり方をご紹介しますね。
30秒でできますよ。
1、あごの骨を耳に向かってつたっていき、エラの角の部分の少し上、あごの付け根にある筋肉(咬筋)を指で円を描くようにして8秒間マッサージする。
2、こめかみの筋肉(側頭筋)を同様に8秒間マッサージする。
3、上を向きながら思いっきり口を大きくあける。
5秒間×3回が目安です。
※痛みを感じた場合は無理をしないでください。
朝晩2回行います。
とっても簡単ですよね。
あごこりになる原因とは?予防法を紹介
ではそもそもどうしてあごこりになってしまうのかというと、
人は安静時、上下の歯の間は2~3㎜あいているのが通常です。
歯がくっつくだけでも弱い力がかかるため少しずつでもそれが負担になることがあります。
ですがデスクワークの最中などは集中しているため歯がくっついている状態になりがちです。
現代人に多い、『デスクワーク』などの集中力やストレスなどがあごこりの大きな原因の1つなんですね。
つまり予防するためにはパソコンやスマホを使う際に歯をくっつけないようにすることです。
意識しないと難しいかもしれませんが、1つの予防法として頭に入れておくといいのではないでしょうか。
またあご筋ほぐしのマッサージも手軽にできるので、意識してリフレッシュの際などに取り入れるといいですよね。
以上『あご筋ほぐしのやり方と予防法』のご紹介でした。
是非試してみてくださいね。
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