NHKガッテン!で放送された今注目の新しいタイプの便秘「排便困難型」の治療法やおすすめの排便姿勢、簡単にできるリハビリの仕方などをご紹介します!
日本で初めて発表された便秘診療ガイドラインの中でも注目されている、食物繊維や運動などが効かないとされている便秘のタイプの対策法です。
排便困難型とは?
今回は新しく今注目を集めている「排便困難型」と言われるタイプがテーマです。
この排便困難型は従来の対策法としてよく言われている
・適度な運動
・食物繊維
などが効果がなく、全体の約2~3割の人がこのタイプに当てはまるため悩んでいる方も決して少なくない便秘の種類と言えます。
直腸まで便がきていても、出すことが困難なタイプで
回数減少型
もう1つ、お通じが4日間に1回など回数が減るタイプを「回数減少型」といいます。
こちらのタイプは従来の対策法が有効ですが、中には排便困難型と重なっている人もいます。
では排便困難型の場合はどんな対策が効果的なのか、ご紹介します!
効果的な対策法は数を数える!?
効果的な対策法は「数を数える」という方法です。
数を数えるとはどういうことかというと、肛門をしめたり緩めたりする動きをカウントして行うというものです。
人間には恥骨直腸筋というものがあり、便意を感じてもすぐに漏れないように直腸をしめてくれている筋肉があります。
それが便を出すときは緩むため、排便ができるようになっています。
それがコントロールできず、しまりっぱなしになると便がうまく出せず、便秘になってしまうことがあるんですね。
やり方は
1、肛門に力を入れぎゅっと締めて5つカウントする。
2、意識して緩めて5つカウントする。
3、これを繰り返して恥骨直腸筋を緩ませる感覚をつかみます。
1日10~20回のリハビリを1か月続けてみて、改善できるか判断します。
1日2日で治るものではないので、継続することが大切ですね。
おすすめの排便姿勢
ロダンの考える人のような座った状態での前傾姿勢が実は排便するときのおすすめの姿勢なんです。
前傾になると直腸がまっすぐになり排便しやすくなるだけではなく、直腸筋も緩みやすくなります。
ポイントはひじが太ももにつくくらいの前傾姿勢をとることです。
便秘に悩む方は是非前傾姿勢で試してみてくださいね。
専門の治療法とは?
上のような自宅でできるリハビリ法の他にも医療機関で専門的に行われる治療法もあります。
その中の1つがアメリカで開発された「バイオフィードバック療法」です。
目で確認しながら肛門を緩める感覚を覚えることができる治療法で、圧力計を中に入れ、肛門の締める筋力の力のバランスを測定します。
この治療法は保険適用外ですが、日本でも一部の病院で受けることが可能です。
他にも新しいタイプの薬も出てきています。
小腸に作用し、水分泌を促し弁を柔らかくすることで排出しやすくするというものです。
ただし注意点として気分が悪くなってしまう人もいます。
処方薬のみなので、医療機関で相談してみるといいかもしれませんね。
まとめ
便秘は本当に苦しいものですよね。
自分の便秘のタイプがわかったら、是非試してみてくださいね。
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