さわやかな酸味が美味しく、薬味としても優秀な柑橘類の1つ『かぼす』の健康効果と栄養についてご紹介します。
代謝をアップさせるクエン酸や、塩分の排出も役立つカリウムも含まれているなど、ダイエット中にもうれしい果物です。
大腸がんの死亡率が全国で最も低い大分県でよく食べられているとしてテレビ番組でも話題になりました。
産地でよく食べられているという、おすすめの食べ方についてもご紹介しますね。
目次
カボスの健康効果・ダイエット効果とは?
カボスには、果汁だけではなく皮の部分にも健康に役立つ成分が豊富に含まれています。
では、具体的にどのような効果が期待できるかというと、
抗酸化作用
リラックス効果
代謝を促進しダイエットにも
美肌
ストレス解消
むくみ予防・解消効果
花粉症予防・改善効果
免疫力を高める
疲労回復
高血圧予防
などが期待できます。
では、どのような栄養素がこれらの健康効果をもたらすのか、詳しくご説明しますね。
皮に含まれるナリンジンには抗酸化作用、花粉症予防にも
柑橘類に含まれるナリンジンという成分には強い抗酸化作用があり、かぼすにも皮の部分に多く含まれています。
そのため皮ごと使った料理は健康にはとてもいいんですね。
後程詳しくご紹介しますが、皮ごと使う料理には皮を刻みお刺身と一緒に食べたり、すりおろして薬味にするという使い方などがあります。
例えばこちらも、うどんなどによく合う簡単にできる手作りの薬味です。
柑橘唐辛子のレシピ。うどんの薬味にお勧め。
このナリンジンには、花粉症の症状を抑える抗アレルギー作用もあることがわかっています。
※ただし高血圧の薬と一緒に摂るとリスクになる可能性があるので、飲んでいる方はかかりつけ医の先生に相談してください。
また食欲抑制効果もあり、満腹感を得られやすくする働きもあります。
食べ過ぎの予防にもいいですね。
メモ
このナリンジンの効果は同じ柑橘類である『じゃばら』にもとても多く含まれていることで有名ですよね。
じゃばらも独特のさわやかな酸味がとてもおいしい果物です。
こちらの記事でレビューしているので、気になる方はチェックしてみてください。 続きを見る
じゃばら果汁とパウダーの使い方とレシピ。花粉症対策に効果的。
ビタミンCが美肌効果、ストレス解消に
かぼすにはレモンに比べると半量程度にはなりますが、ビタミンCも100gあたり42㎎含まれています。
※ちなみによく似たものとして比較されるすだちは100gあたり40㎎です。
ビタミンCは吸収はよいのですが、たくさん摂取しても余った分は排出されてしまうためこまめに摂取したほうが効果があります。
強い抗酸化作用があるため、老化などの原因となる活性酸素を除去してくれる働きがあり、生活習慣病の予防にも役立ちます。
さらに人は精神的なストレスを受けたり、寒冷のストレス、喫煙でも大量のビタミンCを消費します。
そのため喫煙者の方やストレスを感じている際にも多めに摂取したい栄養なんですね。
また、コラーゲンの生成にもかかわっている栄養素なので、美肌にも大きく関係しています。
コラーゲンは美肌だけではなく、細胞にバリアを作る働きがあるため、風邪予防にも役立つというわけです。
腸からの鉄の吸収をよくする働きもあるため、鉄欠乏性貧血の改善にもおすすめです。
リラックス効果も
ピネン・リモネンといった成分が含まれていますが、これらにはリラックス効果の他、血行を促進する働きもあります。
確かにかぼすの香りをかぐと、リラックスできるアロマのような効果を感じるという方も多いのではないでしょうか。
お料理や飲み物に足すだけで、手軽にリラックスできるというのは疲れた1日の終わりの食事にも最適ですね。
クエン酸が代謝をアップする
かぼすに含まれるクエン酸には疲労回復効果だけではなく、エネルギー代謝回路の中心となって働く作用があります。
クエン酸回路がうまく機能しないと、食事からとった糖分や脂肪、タンパク質などをうまく使うことができず代謝が悪くなってしまいます。
ですがこのクエン酸回路を活性化する働きがあるため代謝アップが期待できるんですね。
ちなみにカボスにはレモンの2倍のクエン酸が含まれているので、クエン酸の効果を期待したい場合は日ごろ使っているレモン果汁の代わりにかぼす果汁を使うとより効率よく栄養を摂取することができますよ。
カリウムがむくみを予防・改善する
カリウムも100gあたり140㎎含まれています。
カリウムは塩分の排出に役立ち、むくみの予防改善や高血圧予防にも役立ちます。
カリウムは熱に弱いので、果汁のように生でそのまま摂取できるものはとても理想的な食べ方と言えるのではないでしょうか。
手軽に使える果汁もおすすめ
かぼすはスーパーで売っているところばかりではありませんし、果汁を使いたい場合1個1個搾るのも結構手間ですよね。
皮に含まれる成分の効果は期待できませんが、果汁だけでいい場合は100%ストレートの『かぼすジュース』もおすすめです。
なんといっても手軽に使うことができますし、炭酸割りやチューハイ割りなどにしても美味しく飲むことができます。
しょうゆの代わりにお肉やお魚料理にかけて使うのも減塩効果が期待できるのでおすすめですよ。
選び方の注意点
ただし、かぼすジュースを買う際に注意したいのが『ストレートタイプ』を選ぶという点です。
市販のものにはお砂糖入りの甘くなっているタイプも多くありますが、健康効果やダイエット目的で摂り入れる場合は余計なものが入っていない100%果汁のものがおすすめです。
お砂糖が入っているとその分カロリーや糖分も多くなってしまいます。
100%のものはお料理にも合わせやすいので是非選ぶなら100%のストレートタイプがおすすめですよ。
例えばこちらのストレートタイプの果汁はたっぷり1リットルサイズなので毎日使うという方にぴったりですね。
またふるさと納税の返礼品でもかぼす商品が手に入るので、ふるさと納税を利用する予定の方はチェックしてみてください。
かぼすのおすすめの食べ方
一般的には薬味としていろいろな食べ物やつゆなどにかけて使うことが多いですよね。
最後におすすめの食べ方をいくつかご紹介したいと思います。
以前テレビ番組で話題になった際には、
具だくさんのお味噌汁を作り、仕上げに搾る。
焼き魚に搾る。
皮を刻んでお刺身と一緒に食べる。
などの食べ方がありました。
特にお刺身と一緒に皮を食べる、というのは珍しいのではないかなと思うのですが、薄くむいた皮を細かく刻み、アジなどのお刺身に振りかけかぼす入りのポン酢でいただきます。
皮ごと無駄なく使うことができる点がいいですよね。
果汁を絞るときの注意点
果汁を搾って使う、という使い方が多いと思いますが、搾り方に注意するとより美味しく使うことができます。
果汁を搾るときは半分くらい切り込みを入れて、切り口を上にして搾ると香りももとである精油が下に落ちるので香りよく食べることができます。
とっても簡単なので是非試してみてください。
薬味におすすめのレシピ『柑橘唐辛子』
もう1つ、おすすめの食べ方としてご紹介するのがうどんの薬味などにするととってもおいしい『柑橘唐辛子』という薬味です。
皮をすりおろして、一味唐辛子やごまと合わせて作ります。
爽やかな酸味が最高に美味しいですよ。
詳しいレシピはこちらの記事の中でご紹介しています。
是非試してみてくださいね。
七味唐辛子風!自家製薬味のレシピ。栗原はるみさんの柑橘唐辛子。
以上、かぼすの健康効果とダイエット効果、おすすめの食べ方についてご紹介しました。
日本ならではのさわやかな香りが特徴的ですが、健康に役立つ成分も豊富で積極的に摂り入れたい果物の1つではないでしょうか。
是非毎日の食生活に取り入れてみてくださいね。
ちなみにふるさと納税で手に入れるならふるなびがおすすめです。
かぼす飲料の返礼品の数もかなり充実していますよ。
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