NHKガッテン!で話題になった、『干ししいたけをすりおろして使う方法』をご紹介します。
乾物の代表格でもある便利な干ししいたけですが、実は水で戻さなくても便利に使うことができるんです。
その方法はなんと『すりおろして使う』というもの。
粉状にすることで、もっと手軽にいろいろな料理に使うことができるようになります。
当サイト『LIFE.net【ライフドットネット】』では、実際に試したうえで、詳しい使い方や作り方をご紹介しています。
この方法を覚えると、絶対にもっと色々な料理に活用できるようになりますよ。
目次
おろし干ししいたけの作り方
実はこれ、すでに知っている!という方も多いかもしれませんが干ししいたけは水で戻さなくてもすりおろしてパウダー状にして使うことができるんです。
一般的には煮物などによくつかわれる食材なので、戻してから使い、その戻し汁にもうまみが残っているので活用する、というレシピが多いですよね。
ですが戻すのは結構面倒・・という方も多いと思います。
そこで今回ガッテン!がおすすめする方法として話題になったのが『すりおろして使う』方法です。
もともとしいたけには酵素とリボ核酸という成分が細胞の中にあり、これを干すことで細胞か壊れ『グアニル酸』といううまみ成分に変化します。
つまり生しいたけよりもうまみが豊富な乾物は、活用しないともったいないんですね。
使ったことがある方ならご存知だと思いますが、乾物なので触ってみると硬いのが特徴です。
つまり、ガリガリとおろし金で簡単にすりおろすことができるんです。
調理時間:1分
作りやすい分量
レシピの分類:調味料
レシピの種類:日本料理
すりおろし方のコツ
おろし方はとっても簡単で、このようにおろし金でそのままガリガリ削るだけ。
力をかけなくてもスムーズに削れるので、力もそれほどいりません。
ただし、軸の部分は傘よりも硬いため少し削るのが難しです。
何個か実際にすりおろしてみましたが、硬い部分は行ったり来たりして削るよりも一方向に滑らせるようにして削るとうまく行きました。
最後の方はどうしても指が危ないので、端っこが余りますよね。
その場合はこのように端だけをコップなどにためておいて、後で氷水につけて戻してお料理に使ってください。
※うまみがしっかりと残る上手な戻し方もご紹介しています。
干ししいたけの戻し方。氷水冷水で戻すとうまみたっぷりに。
すりおろしてみると、パウダー状になるので色々なお料理にだし(うまみのもと)として手軽に使うことができます。
ちなみに大きさにもよりますが、1個あたり4kcal程度なのでダイエット中の方でも安心して使えますよね。
だしはうまく活用するとダイエットにもなるというもの、近年話題になっています。
痩せるだしの作り方。だしでダイエット、味覚改善になるレシピ。
これなら下準備が要らないので、使いたいときにすぐにお料理にプラスすることができるのではないでしょうか。
保存方法
1個ずつすってその都度使うのもいいですが、その都度だと手間だな、という方はまとめてすっておいて、保存瓶などに入れ作り置きしておくのもおすすめです。
上の画像は5個すったものを『ふりふりストッカー』という、100円均一などで手に入る粉状の食品入れに入れてあります。
乾燥材を入れるとよりいいかもしれませんね。
このふりふりストッカーはとっても便利なのですごくおすすめのキッチングッズなのですが
このように上が網目状になっていて、さらにキャップもついているんです。
こうして入れておくと色々なお料理に手軽にふりかけのようにして使うことができますよね。
我が家のものはセリアで購入しました。細かくかけたいお料理の時には清潔なスプーンですくってかけると見た目もきれいに仕上がりますよ。
天日干しでビタミンDの量もアップ
また、カルシウムの吸収を促進してくれるビタミンDも豊富に含まれています。
このビタミンDは天日干しにしてあげると簡単に量を増やすことができるので是非買ってきたら使う前に少し干してあげてください。
上の画像は我が家のお庭の室外機の上で干している様子です。
カルシウムが気になる成長期のお子さんや、骨粗鬆症予防など幅広い年代の方におすすめのちょい技です。
バニラアイスも干ししいたけで高級アイスに
また、今回おすすめの使い方としてすりおろした干ししいたけの粉末をバニラアイスにかける食べ方が話題になりました。
アイスにしいたけ・・・!?!?
と思ってしまいますが、干ししいたけの持つうまみ成分がアイスと組み合わさることでお値打ち価格のアイスでも手軽に高級感のある味にすることができるんですね。
実際に試してみたので、不安な方向けに味の感想も併せてお伝えしたいと思います。
混ぜるときの分量は、アイス200gに対して、干ししいたけパウダー3gが目安と番組では紹介されていました。
実際に今回ロッテの北海道バニラバー(1本45ml)で試してみましたが、かなりおいしくて結局2個分くらいかけてしまいました。
なので個人的には目安量よりもっとかけてもいいかな、と。
(1個が約3~4gくらいです)
実際に食べてみた感想ですが、単純に『格安アイス → 高級アイスに変身』というよりは、このパウダーによって『味に深みが増して、より複雑な味になる』という感じです。
その結果、味に奥行きが出て、色々な味を感じるので『高級な味わいになる』と感じました。
また、削るときにどうしても少し大きな塊も入ってしまうのですがアイスに混ぜるとそれが逆にチョコチップのような食感になり美味しかったです。
ヘルシーなチョコチップ風としても楽しめますね。
ただ奥のほうにしいたけ感は感じるので、しいたけ自体がものすごく苦手な方は勘づいて食べれない可能性もあるかも。
もともと好きという方は絶対美味しく感じると思います!
実はアイスの原料である牛乳にもうまみ成分グルタミン酸が豊富なので、相乗効果で美味しくなるということが科学的にも分かっている食べ合わせなんだそうです。
今回はバニラアイスで試してみましたが、抹茶やチョコレートにも合うと思うのでまた試してみますね。
その他におすすめの使い方・料理
このパウダーはアイス以外にも色々なお料理に使うことができます。
例えば、
・スパゲッティ
・カレーライス
などに混ぜるのもおすすめです。
お料理に使う場合は加熱しているときに加えてください。
他にも
・ケチャップ
・マヨネーズ
・ドレッシング
などにプラスすれば簡単にうまみ+のソースに。
個人的にはそのまま食べてもおいしかったので、ごはんにかけて手作りのふりかけとして楽しむのもアリだなと思いました。
今回のすりおろして使うという方法は、手軽に試せますし、食物繊維やビタミンDもプラスすることができてとてもいい食べ方だと思いました。
離乳食にも使いやすくていいですよね。
きのこが苦手なお子さんにも食べさせやすくなること間違いなし。
ただ、煮物などに使う場合はやっぱり存在感と食感も楽しみたい!という方もきっといらっしゃるはず。
私も煮物のしいたけは大好きです。
戻して使う場合も戻し方を間違えるとせっかくのうまみが減ってしまうことに。
うまみを最大限に引き出せる戻し方はこちらの記事にまとめているので、これまでお湯や常温で戻していたという方は必見ですよ。
ガッテン流干ししいたけの戻し方。氷水冷水で戻すとうまみたっぷり。
以上、NHKガッテン!で話題になったすりおろし干ししいたけの作り方と活用法のご紹介でした。
是非すりおろしパウダーライフ、楽しんでみてくださいね。
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是非併せてご覧ください。
ためしてガッテンのレシピ108品まとめ。便利で画期的な料理集。