NHKためしてガッテン!やテレビ東京系列のソレダメでも話題になった『おいしいトマトの見分け方と選び方』をご紹介します。
甘いものから酸味のあるもの、皮が薄いタイプまで好みに合わせて選ぶことができるポイントとコツをまとめました。
ぜひスーパーなどで買う前にチェックしてみてくださいね。
目次
甘いトマトの選び方
まず初めに『甘くておいしいトマトの選び方』をご紹介します。
トマトを選ぶ際に色でチェックする方は多いと思いますが、実は甘さの見極めには色は関係ありません。
真っ赤できれいな色の方が熟れていて甘くておいしそうな見た目をしていますが、色はあまり関係がないんですね。
実はトマトの糖度は切り取られたその瞬間に決まります。
農家ではまだ青いくらいの色の時に収穫されるケースが多いそうですが、切り取られた後時間がたつにつれて色はどんどん赤くなっていきます。
ですがこの時に糖度は上がっていくわけではなく一定なんです。
スターマークがあるもの
ではいったいどこを見て甘さを見極めたらいいのかというと、『トマトのおしり側に放射状に白い線が出ているか』というところをチェックします。
白い放射状の線が出ているものほど甘くておいしいトマトです。
この白い線は星のように見えるため『スターマーク』と呼ばれる線で、正体は維管束です。
水分や栄養をいきわたらせる管ですが、ミニトマトでも同じでミニトマトの場合は縦に直線が入っているものが甘いサインです。
緑色の部分があるもの
また、トマトに緑色の部分があるものはとーっても甘くなるという特徴があります。
熟していないものだと緑色の部分があるとわかりやすいですよね。
一見熟れていなくておいしくなさそうですが、かなりおいしいトマトの特徴です。
色が赤く変わると、オレンジ色に変化するのでよくチェックしてみてくださいね。
尻ぐされタイプも非常に甘い
また出荷は少ないのですが、おしりにしみのような汚れのような色がついているものがまれにあります。
これは『尻ぐされ』と呼ばれるトマトで、ストレスを受け色が変わったもので、糖度が通常のものよりも高くとっても甘いので見つけたらラッキーですね。
トマトを買う際は是非後ろ側をチェックして買うようにしてみてくださいね。
甘くなるメカニズムとは?
そもそも甘いトマトはどのように生まれるかというと、原産地の高山地帯のアンデス山脈の環境にヒントがあります。
アンデス山脈はめったに雨が降らない乾燥した場所ですが、この土地でとれる小さい直径1㎝ほどのトマトは糖度12というとても甘いトマトです。
土地が乾いているので水分を吸い上げるのもとても大変ですが、その分葉っぱから糖分をもらい頑張って水分を補給しています。
それが繰り返されることで糖度が高い甘いトマトになるというわけなんですね。
酸味のあるトマトの見分け方
続いて『酸味のあるトマト』の見分け方をご紹介します。
酸味のあるタイプの場合は、色の薄いものほど酸っぱいトマトになります。
赤い色のトマトの方が、収穫されてから酸味のもととなるクエン酸を呼吸で消費しているため酸味が薄くなっているためです。
酸味が苦手な方は色のより赤いものを選ぶように、酸味が好きな方は真っ赤なトマトを選ぶのがポイントです。
皮の薄いトマトの見分け方
最後に『皮が薄いトマトの見分け方』をご紹介します。
サラダなど生食で食べるときに、皮が薄いほうが好き、という方もいるのではないでしょうか。
トマトは甘いものほど皮が厚くなります。
なので先にご紹介したお尻の線、スターマークがくっきり出ているトマトは皮が厚く、白い線が出ていないものは皮が薄くなる傾向にあります。
これは水分を守るために皮が厚くなるからで、厳しい環境で育ったトマトは甘くなるため必然的に皮が厚くなってしまうんですね。
皮が薄いタイプが好きな方はおしり側をチェックして、スターマークが薄いものを選ぶようにしてください。
以上『トマトの選び方と見分け方』のご紹介でした。
見分け方を覚えておくとより好みのものが手に入るので食事ももっと楽しくなりそうですね。
ぜひ試してみてくださいね。
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