NHKガッテン!で放送された「衣類が傷まない正しい洗濯機の容量」と「柔軟剤を使ったよれよれの服を元に戻す方法」をご紹介します。
汚れはしっかりと落ちるのに服は傷まない洗濯機の使い方は容量がポイントになります。
毎日使うというご家庭も多い洗濯機ですが、いつもパンパンに入れているという方は是非チェックしてみてくださいね。
目次
洗濯をするとどうして衣類がよれたり伸びるの?
そもそもどうして洗濯機にかけると、衣類がよれたり、伸びたりしてしまうかご存知ですか?
実は洗濯中に衣類がからまることで、無理に線維が引っ張られ繊維に偏りができます。
これがよれや伸びの正体です。
番組の実験では、20回洗濯したTシャツは
・1回洗ったものに比べて乾くのが1時間も遅い
・汗をかいたあとの表面温度が6度も低くなる
など衣類のダメージにより様々な影響が出ていることがわかりました。
衣類を傷めない洗濯ものの量とは?
では何が衣類にダメージを与えているのかというと「容量」です。
上のTシャツの実験では容量ぎりぎりまで洗濯物を入れてお洗濯をしていました。
なら多いのがダメなのかというと、実は少なすぎてもダメなんです。
少ないと今度は必要以上に力を受けてしまい、衣類がダメージを受けやすくなります。
番組の実験では「5~7割程度」の量だと衣類のダメージが少なくて済むことがわかりました。
5~7割とはどれくらいの量かというと、縦型洗濯機の場合は洗濯槽の上のプラスチック位置に小指を当て、親指を下に伸ばした位置がおよその7割の目安です。
この時ぎゅっと押し込まないように注意してください。
もう1つの目安が、パンパンの状態から
・Tシャツなら4枚
・バスタオルなら2枚
を抜いた量が7割程度です。
ドラム型の場合は横から見て5~7割程度の高さを目安にします。
実際のメーカーさんの意見でも7割程度がおすすめということでした。
一番いい性能を引き出すには7割が最適なんですね。
洗濯ネットの正しい使い方
もう1つ、衣類のダメージを抑えるアイテムとして有効なのが「洗濯ネット」です。
ですが正しく使わないとよりダメージを大きくしてしまう可能性があります。
正しくは「ネット1枚に対して衣類は1枚」が基本です。
何枚も入れてしまうとネットの中で衣類がからみ、傷んでしまいます。
入れすぎないように注意してくださいね。
柔軟剤でよれよれになった衣類を復活させる方法
もう1つ、すでによれよれになってしまった衣類を復活させる方法をご紹介します。
柔軟剤を使うので、用意してください。
用意するもの
よれよれになってしまった服
柔軟剤 キャップ1杯分
水 10リットル
たらいなど
やり方
1、10リットルの水に対してキャップ1杯の柔軟剤を溶かす。
2、よれよれの衣類をつけ、30秒ほどしっかりもみこみ、奥まで柔軟剤をもみ入れる。
3、気になる部分の形を指でひっぱり整える。
伸びた方向と逆に力を加えます。
4、すすがず、脱水する。
そのためすすがなくても問題はありません。
衣類の繊維1本1本をコーティングし、すべりをよくする働きがあるのですすがなくても大丈夫なんですね。
すすがずに繊維にしっかりと残してあげることがポイントになります。
この濃度であれば基本的には肌への影響がありません。
心配な方は乾燥させた後、もう一度洗濯をするのがおすすめです。
もしも香りが気になる場合は無香料タイプを使うようにしてください。
また、乾いた後もう一度洗濯をして香りを落とすという方法もおすすめです。
是非試してみてくださいね。
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