料理の味付けや風味付けとしてだけではなく、万能調味料として使うことができる【みりん活用術とレシピ】をご紹介します。
下ごしらえにも効果的に使える方法やスイーツ、ドレッシングなどの調味料まで美味しく使える方法をまとめました。
どうやって使ったらいいのかイマイチわからない、という方にもおすすめですよ。
目次
みりんとは?
みりんは9種類の糖分が入っているため、甘味が砂糖よりも穏やかな分素材の甘味が引き立つ素材です。
原料はもち米で、それに米麹などを加え熟成させることで完成します。
熟成が進んだもののほうが価値があり、色が濃くなっていきます。
賞味期限は開栓後は早めに使い切るのがベストですが、開封しなければ1年半はもつところもメリットです。
本みりんとみりん風調味料の違いとは?
スーパーに行くと【本みりん】と【みりん風調味料】と書かれた商品があると思います。
本みりんとみりん風調味料の違いは原材料にあります。
本みりんは米(もち米)が原料なのに対し、みりん風調味料の原料は糖類です。
また、発酵調味料というのは米、米麹に加え食塩が入っています。
みりんは加熱すればアルコールは飛ぶので運転の前に食べることや、小さいお子さんが食べるのも問題ないとされています。
※ただ加熱しないと残ってしまうので、注意してください。
そのため色々な料理に使われているんですね。
みりん粕とは?
みりん粕はみりんの搾り粕のこと。
蔵元のある地域ではとてもよく親しまれている食材です。
お茶請けや味噌汁の具、シチューにも使うことができます。
ちなみにみりん粕のシチューは豆乳ベースのシチューにみりん粕を加えるだけです。
みりん粕が入ることによってとろみがつく、やさしい甘味が楽しめます。
ちなみにみりん粕は蔵元から通信販売で手に入れることができます。
【こぼれ梅】とも呼ばれそのままでも食べることが出来ますが、子供はそのまま食べない方がいいので注意してください。
ちなみにみりん粕は、奈良漬や守口漬けのかす床に含まれています。
みりんの料理における効果・健康効果とは?
魚の臭みを取る
みりんには消臭パワーがあり、魚の臭みを抑える効果があります。
清酒よりも消臭効果があり、それはみりんには糖が多く含まれているためです。
なので魚の漬け焼きなどに使うと臭みもとれておいしいみりん漬けが出来上がります。
実際にその効果を生かしたレシピをこの後でご紹介しているので、ぜひ試してみてください。
びっくりするくらい臭みなく、美味しく仕上がりますよ。
健康効果
タンパク質の一種であるレジスタントプロテインがみりん粕には含まれており、それが食物繊維に似た働きをするためコレステロールなどの脂質をキャッチしてくれます。
そのため、
・便秘の改善
・血中コレステロールを下げる効果
などの効果が期待できます。
ただし糖質は高めなのでとりすぎには十分注意してください。
続いて、実際にみりんを活用したレシピをご紹介します。
みりんの簡単な煮切り方
600Wの電子レンジでみりん大さじ3をラップなしで1分半加熱すると簡単にアルコール分を飛ばすことが出来ます。
煮切ると小さいお子さんなどに使っても安心になります。
是非やってみてくださいね。
みりんのカラメルソース
みりんをカラメル色になるまで煮詰め少し水を加えるだけ。
水を加える際はざるをかぶせてから加えると飛び散りにくくなります。
色づき始めると一気に焦げるので、くれぐれも目を離さないように注意してください。
プリンにおすすめのカラメルソースです。
みりんで臭みなし!甘塩たらのゆず照り焼き
みりんは酒を使うよりも魚の臭みけしや照りを出すのに最適です。
使うことで酒よりも照りが出て、上品なうまみとコクがでます。
煮魚にも焼き魚にも使うことが出来ます。
魚の臭みを消すには、焼き魚は下ごしらえの段階で 煮魚は煮汁に入れればOKです。
材料 2人分
鱈の切り身 2切れ
みりん3:水10で合わせたもの 適量
片栗粉 適量
サラダ油 適量
たれ
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
砂糖 小さじ1
ゆずの搾り汁 小さじ1
作り方
1、たらを袋に入れ、みりん3:水10の割合のものを加え10分おく。
2、キッチンペーパーなどでよくたらの水けを取ったら、片栗粉を軽くまぶしフライパンにサラダ油を熱し両面をやく。
3、フライパンの余分な脂をキッチンペーパーなどで拭き、たれを加える。
4、たれをからめながら加熱し、照りがからんだら完成です。
鮭のみりん漬け焼き
お弁当にもぴったりな【鮭のみりん漬け焼き】です。
前の晩から仕込んでおけば朝焼くだけなので簡単です。
臭みなく、身がしっとり仕上がりますよ。
鮭のみりん漬け焼きの作り方。臭みなし!オーブンで簡単。
みりん塩レモン
豆腐やヨーグルトにもよく合う、レモンを丸ごと使ったさっぱりした調味料です。
材料 作りやすい分量
レモン 1個(国産無農薬)
みりん大さじ6
塩 小さじ1
作り方
1、みりんを鍋に入れ半分の量になるまで煮切る。
2、レモンはくし形に切り種をとる。
3、フードプロセッサーにレモン、塩、に切ったみりんを入れ撹拌し、混ざれば完成です。
絹豆腐に乗せてもよく合うソースです。
豆腐をデザート感覚で楽しめますよ。
ヨーグルトに乗せるとレアチーズケーキ風になります。
コーラに入れてもレモンの酸味を楽しめて最高に美味しいです。
レモンサワーにするのもおすすめですよ。
レアチーズケーキに
レアチーズケーキにもよく合います。
材料
タルト台 1台分
水切りしたヨーグルト 200g(水切りした後の分量)
粉ゼラチン 4g
生クリーム 100ml
砂糖 大さじ2
みりん塩レモン 上で作った分量の3/4量程度
作り方
1、タルト台の上にみりん塩レモンを全体に塗る。
2、ゼラチンは大さじ1の水にふりいれふやかしておく。
3、水切りしたヨーグルトに生クリーム、砂糖を加えて混ぜ合わせる。
そこに2のゼラチンを湯煎し溶かしたものを少しずつ加えてその都度混ぜ合わせる。
4、2の塩レモンの上に3のクリームを流し入れ、表面をならす。
5、冷蔵庫で2時間以上冷やし固める。
6、タルト台から外して完成です。
タルト台はこちらのアレルギーフリーのレシピのものを使っています。
クリスマスタルトのレシピ。小麦粉・卵・乳製品不使用のいちごタルト。
市販のものでも大丈夫です。
ねぎ塩みりん
野菜にかけると韓国風に。肉や魚にもおすすめな【ネギ塩みりんだれ】です。
特に冷しゃぶや焼き肉のたれに最高ですよ。
野菜なら生の水菜がよく合います。
ネギ塩みりんだれの作り方。焼き肉・しゃぶしゃぶにも最高!
野菜のみりんビネガー漬け
材料 作りやすい分量
みりん 1/2カップ
リンゴ酢 1カップ
塩 少々
お好みのハーブ(タイム・ローズマリー) 適量
きゅうり・パプリカ・ミニトマト・大根・にんじんなど 適量
作り方
1、みりん、リンゴ酢、塩を鍋に加えて煮立てる。
さらにタイムとローズマリーを加える。
メモ
ハーブを加えると香りがよくなるのと、殺菌効果があります。
2、にんじん・大根は皮をむきスティック状に切る。
ミニトマトはヘタを取る。
パプリカはヘタと種を取り、縦細切りにする。
切った野菜は清潔な保存容器に野菜を立てた状態で詰める。
3、1のマリネ液がアツアツのうちに2の野菜に注ぎ入れる。
そのまま冷まし、冷めたら冷蔵庫で一晩漬ける。
4、一晩漬けたら完成です。
保存期間
冷蔵庫で1か月程度保存可能です。
みりんシロップ
本みりんを煮詰めるだけで簡単にできる、はちみつや砂糖、メープルシロップの代用に様々な料理やお菓子に使うことができる【みりんシロップ】です。
アイスクリームにかけると最高に美味しいですよ。
風味豊かなシロップを楽しむことが出来ます。
みりんシロップの作り方。おすすめの使い方やアレンジレシピも紹介。
以上【みりんの活用法・活用レシピ】のご紹介でした。
是非様々なものにみりんを使ってみてくださいね。
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