NHKガッテンのオクラ特集で話題になった【牛乳パック紙すき・和紙の作り方】をご紹介します。
お子さんの自由研究にもおすすめな牛乳パックから簡単に作ることが出来る和紙で、本来使われるトロロアオイという植物の代わりに手に入りやすいオクラを使った作り方です。
実際に作ってみましたがちゃんと紙すきが出来て、子供と一緒に作っても楽しく取り組むことが出来ました。
身近なものだけで出来るのでおすすめですよ。
牛乳パックで簡単紙すき・和紙の作り方
和紙は本来トロロアオイという植物から取られる「ネリ」という成分で繊維をまとめ作られています。
実はこのネリはオクラからもとることが出来るんです。
オクラはスーパーでも通年を通して手に入りやすい野菜なので、手軽に挑戦できる和紙作りとしておすすめです。
材料
オクラ 5本
牛乳パック 1パック分
ざる・鍋・大きめのボウル・ミキサー・水切りネット・はさみ・麺棒
ざるは目の細かいものを用意してください。
今回丸いざるしかなかったので丸ざるで作りましたが、あれば浅い四角いざるがあるとはがきなどにしやすいと思います。
作り方
1、オクラはハサミで刻み、水切りネットに入れる。
500Mlの水に約2時間浸す。
メモ
包丁で小口切りにしても大丈夫です。
オクラは生のままで使ってください。
2、牛乳パックは開き、重なった硬い部分などを取り除く。
鍋に牛乳パックと、完全に浸る程度の水を注ぎ30分ほど煮て柔らかくする。
その後冷水に取りしっかり冷やし、水気をふき取る。
さらに両面の薄いフィルムをはがす。
メモ
端の方からめくると表面のフィルムが簡単にはがれます。
3、手で小さくちぎる。
ミキサーやフードプロセッサーに加え、完全に浸る程度の水を加えてしっかり撹拌して細かくする。
4、ボウルなどに取り出し、10~15分しっかりと麺棒でたたき、やわらかくする。
5、ボウルに2~3リットルの水と4の柔らかくした牛乳パックを加える。
6、オクラを浸していた水からオクラを取出し、しっかり絞ってねりを5に加える。
とろっとしたねばねばの透明の液体がたっぷり出るので、あまさず5に加えます。
7、ざるをボウルに入れて繊維をすくう。
これを繰り返して出来る限り均一になるように紙すきをする。
何回も繰り返して分厚くしてください。
私は乾かす前に端をゴムベラで整えました。
透けないくらいになったらざるごと乾かし乾燥させる。
8、しっかり乾燥させてぱりぱりになったら反対側からやさしく押し、はがしやすくしてから端からゆっくりとはがす。
これで和紙の完成です。
あとははさみなどで端を切って整えるとお手紙などにも使いやすくなると思います。
今回はペンで絵を描くとどんな感じになるか気になったので子供と油性マジックでお絵描きをしてみました。
表面はざらざらしていますが、ある程度の太さがあるペンなら問題なく描くことが出来ます。
丸いざるで作ったのでカーブがついてしまいましたが、紙漉きをするざるを変えるとぺったんこな和紙も作りやすいと思います。
実際に作ってみてオクラで紙まで作れてしまうとは驚きでした。
そういえば小さいころ自宅で簡単に紙を作ることが出来るおもちゃを買ってもらってよく作っていたな~と思い出しました。
当時はまさかこんな風に野菜でのりの代用が出来るなんて思っていなかったので、付属ののりがなくなると買い足して作っていましたね。
スーパーで簡単に手に入るものなので、お子さんと一緒に作っても楽しいですよ。
※火の扱いには十分注意してください。
他にも自由研究にぴったりの工作ならつかめる水やマーカーペンのお魚が泳ぐ実験も楽しいですよ。
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以上【牛乳パック和紙の作り方】のご紹介でした。
是非作ってみてくださいね。
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