NHKガッテンで放送された糖質制限ダイエットの落とし穴&正しいやり方、おすすめメニューや果糖の危険性などをご紹介します。
目次
糖質制限ダイエットとは?
糖質制限とはお米やパン、お菓子など糖質を多く含むものを制限するダイエット法の1つです。
ガッテンの街頭アンケート2210人の中でも半分以上の人がやったことがある、と答えていました。
そのうちの7割以上の人が減量に成功したそうです。
日本だけでなく、なんとイギリスでは「砂糖税」なるものまで誕生しています。
他にもアメリカのある州では清涼飲料水に課税されることが決まるなど、砂糖を制限することが世界中で注目されています。
体の老化を早める「果糖」とは?
中でも「果糖」というものが清涼飲料水には多く含まれていますよね。
特徴として
・とても甘い
・血糖値が上がりにくい
・内臓脂肪がつきやすい
・老化を早める
というものがあります。
飲み物に書かれている名前の表示方法によって果糖が含まれているパーセンテージがことなり
・ぶどう糖果糖液糖・・・50%未満
・果糖ぶどう糖液糖・・・50~90%
・高果糖液糖・・・90%以上
という違いがあります。
なのでジュースなどを飲む際には気を付けて飲みたいですね!
なぜ糖質制限でやせるの?
ではなぜ糖質を制限すると痩せるのかと言うと、体内のミトコンドリアが関係しています。
地球最初の細胞「原始生命」はもともと糖分だけをエネルギーとして生きていました。
そこにたまたまミトコンドリアが入り込み、そこから劇的に原始生命は進化を遂げることとなりました。
ミトコンドリアは脂肪を取り込んで細胞のエネルギーとして利用できるため、2つ目のエネルギー源を持つことが出来るようになったんです。
それは今の私たちの体でも同じことが行われていて、もしも糖分が入ってこなくなると脂肪をエネルギーとして使ってくれているんです。
それがダイエットにつながるということなんですね。
ポイントは
・糖質は少なめに
・たんぱく質・脂質は減らさない
ということです。
その成果とは?
番組に寄せられた成功者の声にはこんなものがありました!
・1年で9キロやせた
お茶碗を小さくし、ご飯をこれまでの量の半分に。さらに雑穀米に。おかずはたっぷり食べている。現在も体重をキープ。
・半年で8キロやせた
・4か月で18キロやせた
・血糖値と体重の改善がみられた。
ですが逆にこんな意見もあったんです。
・足腰の筋力が落ち、立ち上がるのすらつらい状態になった。
・体がなまりのように重くなり朝ベッドから起き上がれないほどだった
・めまいや体力の低下を感じ耳が聞こえにくくなった
・糖質0の生活を始めてから1か月で頭がぼーっとし、疲れやすく。筋肉量が2倍近くも落ちてしまった。
・集中力が低下し、めまいやふらつきがあった。
など・・・
なぜ成功した人と逆効果になってしまった人がいるのか、気になりますよね。
正しい糖質制限ダイエットのやり方!
日本人の平均摂取カロリーは2000kcal/日です。
その内訳をみてみると、
たんぱく質15% 脂質25% 糖質(炭水化物)60% です。
つまり糖質をごっそりカットしてしまうともともと摂取カロリーの多くを占めるので総カロリーが不足しがちになるんです。
ただしやり方は
・糖質は減らす
・たんぱく質・脂質は増やす
ということです。
糖質はふだんの1/3~半分程度の量に減らします。
そのうえで脂質やたんぱく質をバランスよく魚・肉・豆、食物繊維などから増やし基本的にはおなかがいっぱいになるまで食べます。
たんぱく質や脂質をしっかり食べると満腹中枢を刺激する物質が分泌されるため食べ過ぎないということがわかってきています。
一方で糖質は食後に空腹感を刺激する物質が分泌されやすいのでおなかがすきやすいのが特徴です。
人間はエネルギー源が少なくなると脳は脂肪からケトン体という物質を作ります。
長期間ケトン体が出た場合の安全性はまだ確認されていないため、糖質を0にすることはおすすめしないそうです。
おすすめメニュー一例
ガッテンで紹介されたおすすめの糖質制限メニューがこちらです!
<朝食>
パン1枚、ポトフ、牛乳1杯
<昼食>
ご飯少な目1膳、野菜のおかず、サラダたっぷり、お肉のソテー、魚のおかず
<夕食>
ご飯少な目1膳、豆のサラダ、高野豆腐の煮もの、メインのたんぱく質のおかず
ご飯が大好きで減らすのが難しい人は「こんにゃく米」を混ぜて炊くのがおすすめです!
こんにゃく米だと見た目と量はそのままでカロリーと糖質をオフできるので簡単です。
是非ゆるやかに制限してダイエットにつながるといいですね!
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