秋に作りたい栗料理の1つ『栗の甘露煮の作り方』をご紹介します。
手作りすると甘さ控えめで市販の瓶詰より美味しいのでとてもおすすめです。
皮さえむければ後はとっても簡単にできますよ。
目次
栗の甘露煮
煮沸消毒した清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存すれば3~4か月保存ができるのでおせち用に用意しておくこともできるレシピです。
渋皮煮より簡単にできて、色々な料理にアレンジもしやすいので是非作ってみてほしい料理です。
くちなしの実はなくても大丈夫ですが、いれたほうが仕上がりの色がとてもきれいになります。
くちなしの実はおせちの栗きんとんを作るときにも使えて、乾物で保存も効くので買っておいても損はないですよ。
今回はこちらのものを使っています。
ギャバン クチナシ 100g 袋
調理時間 | 約4時間 |
調理器具 | 鍋2つ・包丁・ボウル・あればお茶パック |
レシピの分類 | デザート |
レシピの種類 | 日本料理 |
材料 作りやすい分量
栗 500g
くちなしの実 1個
砂糖 175g
水 カップ1.5
塩 少々
レシピ動画
作り方を動画でもご紹介しています。
是非ご覧ください。
作り方
1、栗はボウルに入れて熱湯を注ぎ入れ、粗熱が取れるまで20~30分置く。
粗熱が取れたら取り出し、底のざらざらした面を切り落とす。
そこから境目を取っ掛かりにして鬼皮をむく。
2、ボウルに水を入れ、鬼皮がむけた栗から入れておく。
少し浸しておくと渋皮がむきやすくなります。
3、軽く汚れを洗い、水気を拭いて切り落とした底をまな板につけて、まっすぐの部分の渋皮を切り落とす。
他の部分も渋が残らないように厚めに渋皮をむく。
4、渋皮がむけた栗から水をはったボウルに入れていく。
一気に鬼皮をむいて渋皮をむくより、5個ずつくらいで鬼皮をむく、浸す、渋皮をむくと順番にやっていくとスムーズに皮がむけます。
5、くちなしの実は半分に切り、お茶パックに入れる。
6、浸していた水は捨て、栗をやさしく鍋に移す。
ひたひたの水を注ぎ、くちなしの実を乗せる。
火にかけ、沸いてきたら弱火にして約10分ゆでる。
ひたひたは食材の頭が水から少し出ているくらいが目安です。
7、10分煮たら火を止め、そのまま冷ましてくちなしの色をつける。
しっかり冷めたらくちなしを取り出す。
8、鍋から栗を優しく取り出し、別の鍋に移す。
取り出すときは今回はスプーンですくいましたが、手ですくってあげても大丈夫です。
9、栗を煮た鍋をきれいにして、砂糖、水、塩を加えて弱火にかける。
混ぜながら砂糖が溶けたら栗を入れた鍋に注ぎ入れる。
10、あれば不織布タイプのキッチンペーパーや、なれけばクッキングシートなどで落し蓋をする。
火にかけ、ふつふつしてきたら弱火にして10分煮る。
沸騰させると栗が崩れる原因になるので、沸騰させないように注意します。
11、火を止め、そのまま冷まして完成です。
保存期間
煮沸消毒した保存容器に移し、シロップにしっかり浸っている状態で冷蔵庫に入れて焼く3~4か月保存可能です。
煮沸消毒していない場合はシロップと一緒に保存容器に移し、冷蔵庫で10日間保存が可能です。
栗の甘露煮が割れる原因とは?
栗の甘露煮ってどうしても割れる栗が出ますよね。
出来る限り割らないようにするポイントは
・沸騰させない
・弱火(一番弱い火力)でコトコト煮る
・ゆでた栗は優しく扱う
これにつきます。
今回撮影のためにガスコンロとカセットコンロの間を鍋ごと行き来したときに、ゆすってしまったようで火力にものすごく気を使ったのですがそれでも結構割れてしまいました。
調べてみると、栗の乾燥や鮮度も関係しているようで収穫してから1週間は経っていたのも原因かもしれません。
皮をむいたあとはとにかく丁寧に扱ってあげれば割れる数はかなり減らせると思うので、是非丁寧に扱ってあげてください。
また煮崩れ防止に焼きミョウバンを使うという手もあるようですが今回のレシピでは入れていません。
少しでもきれいに仕上げたい!という方は渋皮をむいた後に浸す水の中に焼ミョウバンを入れてください。
分量は1リットル当たり約5gで大丈夫です。
アレンジレシピ
栗の甘露煮はそのまま食べても美味しいですが、アレンジして色々な料理に使うことが出来ます。
レンジで簡単!栗きんとん
電子レンジで簡単にできる『おせちの栗きんとん』です。
さつまいもと栗の甘露煮を使って簡単にできますよ。
手軽に栗きんとんを作りたい方におすすめです。
レシピ動画あり
ごごナマのおせちの栗きんとんのレシピ。電子レンジで簡単。
蒸して作るおせちの栗きんとん
さつまいもを蒸して作る『栗きんとん』です。
こちらもさつまいもと栗の甘露煮を使ったおせち料理にぴったりのレシピ。
レンジで作るより舌触りは滑らかだと感じました。
甘味は甘露煮のシロップの量で調節可能です。
栗きんとんのレシピ。裏ごし・くちなし無しのきょうの料理の作り方。
ミルク餅
料理家の平野レミさんが考案された『ミルク餅』です。
お餅に砂糖と牛乳を加えて加熱し、混ぜて溶かしたスイーツのレシピ。
黒豆や栗の甘露煮、フルーツを乗せて仕上げます。
お正月のあまり食材で出来るおやつとしておすすめです。
平野レミさんのミルク餅の作り方。家事ヤロウでも話題のレシピ。
どれもおすすめですよ。
もう1つ、栗を甘く煮るなら『渋皮煮』もおすすめです。
大原千鶴さんの栗の渋皮煮のレシピ。重曹でアク抜きする作り方。
以上『栗の甘露煮の作り方』のご紹介でした。
是非作ってみてくださいね。
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