テレビ番組のあさチャンや、日テレ系列世界一受けたい授業で放送された、脂肪と糖を消費してくれる効果が期待できるピンク筋肉ダイエットにおすすめの「薪割りスクワット・相撲スクワットのやり方」をご紹介します。
ピンク筋肉とは桃色筋肉と呼ばれるもので、脂肪だけではなく糖を使う力もあるためダイエットだけではなく血糖値を気にされている方にもお勧めのトレーニングです。
今回番組ではモデルの山田優さんの弟でタレントの山田親太朗さんが挑戦され減量していました。
考案されたのはつくば大学の久野譜也先生です。
番組で放送されたものに加えて計4つの筋トレもご紹介しているので是非試してみてくださいね。
目次
ピンク筋ダイエットとは?
ピンク筋肉(桃色筋肉)とは
まず今回のダイエット法のキーポイントとなるのが「ピンク筋肉」と呼ばれるものです。
桃色筋肉とも呼ばれるこの筋肉は、筋繊維の中に赤色の「ミトコンドリア」が増えることでピンク色に見えてくることからこのように呼ばれています。
ミトコンドリアは細胞内にありエネルギーの工場のような働きを持っていますが、ミトコンドリアは脂肪を使う力を持っています。
もともと私たちの体の筋肉には
白い筋肉(速筋) | 瞬発力を発揮する筋肉、糖を消費する |
赤い筋肉(遅筋) | 持久力を発揮する筋肉、脂肪を消費する |
という、2種類の筋肉が存在しています。
桃色筋肉はこのうちの速筋(白い筋肉)にミトコンドリアが増えることでピンク色になったもののことです。
もともとは誰でも持っている筋肉ですが、数が少ないので増やす努力をすることが必要になります。
白い筋肉は糖を使う力があるのですがそれに加えて脂肪を使う力が加わるため、ダイエット効果が高いんですね。
さらに寝ている間などの体を動かしていないときにも糖・脂肪燃焼効果が期待できます。
鍛えればどんどん増やすことができるものでもあるので、努力のしがいもありますよね。
その他にもメリットがあり、
・血糖値が上がりにくい体に変えていくことができる
・サルコペニア肥満の予防、改善に
・生活習慣病の予防に
といった嬉しい効果も期待できます。
痩せている状態のサルコペニアは加齢などが原因で筋肉量が低下していく状態のことを言いますが、人はだいたい30歳ごろから筋肉が次第に減少していく傾向にあります。
サルコペニア肥満の場合、痩せている状態に比べて糖尿病や高血圧などのリスクが高まります。
予防には筋トレや食事での改善が効果的です。
ピンク筋肉を増やすのにおすすめなのが『スクワット』です。
毎日やる必要はなく週に3日でOKです。
このダイエット法を考案された久野先生は、椅子の背もたれに手を置いて行うつかまりスクワットなども考案されていて、ご自身もトレーニングによって減量に成功された1人です。
では、鍛えるのに効果的なスクワットのやり方をご紹介しますね。
相撲スクワット
まず初めにご紹介するのがお相撲さんのポーズを取り入れた方法です。
1、肩幅より広めに脚を開く。
2、4秒かけて腰を沈める。
3、ゆっくりと片足を上げて、四股をふむ。
この時膝に負担がかからないように、膝とつま先が同じ方向になるよう意識します。
逆の足も同様に行う。
4、腰を落とした体勢から2回腰を沈める。
ゆっくり沈めることで、太ももに適度な負担をかけることができます。
1日10回、3セット行ってください。
薪割りスクワットのやり方
続いてのやり方は薪を割るようなポーズを取り入れた「薪割りスクワット」と呼ばれるものです。
こちらは他の番組でも以前サルコペニア肥満を予防する体操としても紹介されていました。
では、やり方をご説明しますね。
1、肩幅に足を広げて立ち、両手を前に出す。
指を組む。
2、通常のスクワットと同様に、ゆっくり4秒かけて膝を90度に曲げる程度まで腰を落とす。
この時膝がつま先より前に出ないようにして、お尻を突き出すようにして行います。
3、腕を上に移動させ、薪割りのように下に振り下ろす。
これを5回繰り返す。
腕は90度しっかり上げます。
4、3秒かけて元の姿勢に戻る。
3回を1セットとして1日3セット行います。
おもりを持って行う方法
実は薪割りスクワットにはもう1つやり方があり、こちらをご存知の方も多いのではないでしょうか。
こちらはボールなどの重りを持って行う方法で、上半身のストレッチと筋トレを同時に行え体幹を鍛える効果が期待できます。
※こちらはピンク筋肉を鍛えるというものではないので、必要ない方は飛ばしてください。
ただスクワットではあるので、効果が全くないということではありません。
重りは2キロ程度のものを用意します。
ボールではなくても大丈夫なので、ダンベルや水を入れたペットボトルなどを用意してください。
1、足を腰幅より少し広めに開いて立つ。
2、重りを持ち、通常のスクワットと同様に腰を落とす。
重りを持った手は下になって大丈夫です。
3、立ち上がりながら重りを頭の上まで持ち上げる。
脇、背中あたりの筋肉が伸びストレッチになります。
持ち上げた時にぐーっと体を伸ばすイメージで背伸びをして行います。
重りを持つことで遠心力が働き、体幹部を鍛える効果が期待できるトレーニングです。
タイミングよく20回を1セットとして繰り返して行います。
2~3セット行います。
こちらはピンク筋肉を鍛える、というものではありませんが体の引き締め効果が期待できるのでダイエットを意識される方にはおすすめです。
スロースクワットのやり方
もう1つ、NHKガッテン!でピンク筋肉を鍛えることができるトレーニング「ピントレ」として放送されたスロースクワットのやり方もご説明します。
じっくり筋肉に効かせるという点では薪割りに似ている方法です。
1、足を肩幅より広く開く。
安定させるためにも広い方が安定します。
つま先は外側30度程度を目安に向ける。
また、ひざはつま先と同じ方向に向ける。
4、太ももの後ろに手を置き、ひざがつま先よりも前に出ないようにゆっくりとお尻を落とす。
落とすイメージがわかったら、続いて手を前にだし同じようにひざがつま先よりも前に出ないようにゆっくりとお尻を落とす。
できる人は90度くらいまでしゃがみこむ。
この時息を止めないように数を声に出して数えながら4カウントで腰を落とし、10までカウントします。
さらにその位置で2つカウントし、すっともとに戻ります。
10回×3セット、合計30回が目安です。
もしつらい場合は椅子に手をついて行う方法もご紹介しているので、こちらの記事をご覧ください。
毎日でなくても大丈夫で、1週間に2~3回が目安になります。
ガッテン!ピントレ(超スロースクワット)のやり方。血糖値が下がり糖尿病対策になる!
ピンク筋ダイエットの効果は?
今回タレントの山田親太朗さんが挑戦され、見事減量に成功されました。
山田さんは2週間実践されて、
体重 74.1キロ → 72.8キロ(-1.3キロ)
体脂肪率 19.1% → 18.8%(-0.3%)
という結果になっていました。
私もガッテンのスロースクワットは継続して実践中なので口コミとして体験談をご紹介すると、決して楽な方法ではないので続けるには根気が必要です。
継続して続けることが何より大切ですし、スクワットだけやれば痩せられるという方法ではありますがそのスクワットが結構大変です。
筋トレ経験がない方や日ごろ体を鍛えていない方には正直しんどい方法だと思います。
私も日ごろから体は意識して動かしている方なのですが、初めの1週間はかなり筋肉痛になりました。
それを乗り越えるとだいぶやりやすくなるので、初めで挫折しないように頑張ってみてください。
私自身ずっとまじめに続けられているわけではなく、体調を崩してはお休みし、また再開し・・というようになんとか続けられています。
血糖値はまだ健康診断に行っていないので効果が出ているかわからないのですが、私の場合は体重は1カ月で1キロ程度落ちました。
減量の度合いについては個人差がありますが、糖と脂肪を燃やしてくれるというのは健康のためにもいいですよね。
スクワットは雨の日でも、旅行先でも手軽に室内でできるのでおすすめです。
産後の骨盤矯正でも指導された体操の1つなので、産後ダイエットにも使える方法ですよ。
小さいお子さんがいらっしゃる方でしたら、お子さんが寝た後などにできるのではないでしょうか。
(お子さんが起きているときは正直集中してできないと思います。経験済みです。)
こんな人におすすめ
・体を鍛えるのが好きな人
・根気がある人
・室内で手軽にできる運動で痩せたい人
・食事は特に変えずに運動で痩せたい人
・血糖値が気になる人
・長時間の運動はする時間がない人
など。
是非試してみてくださいね。
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