家事ヤロウでも話題の様々な健康効果が期待でき、作り置きにも便利なえのきを使ったレシピ「えのき氷の作り方」をご紹介します。
えのきの成分を効率よく摂取できる医師おすすめの食べ方で、お味噌汁のだしやカレーライスなど様々な料理に使うことができます。
我が家では離乳食にも使っています。
凍らせることでアクなども気にならなくなり、番組では花粉症改善効果も期待できるとして話題になりました。
おすすめの使い方も併せてご紹介しますね。
(情報元:テレビ朝日系列、林修の今でしょ!講座)
目次
えのき氷とは?
『えのき氷』は以前話題になったこともあるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
その名の通り、えのきを凍らせたものなのですがそのまま冷凍するのではなく、細かくペースト状にしてから凍らせることで氷のような形にして使うことができる、一種の調味料のようなものです。
なぜこの食べ方がおすすめなのかというと、えのきは凍らせることで細胞壁が壊れ、栄養成分をしっかりと摂取することができるようになります。
さらにミキサーなどにかけて細かくすることでより細胞壁が壊れるため、えのき氷はとても理になかった食べ方なんです。
栄養と期待できる効果
では、具体的にどのような健康効果が期待できるのか詳しくご説明しますね。
えのきには『キノコキトサン』というきのこ特有の食物繊維の一種が含まれています。
このキノコキトサンは糖の周囲に膜を張ってくれるため小腸での吸収を抑えて、体外へ排出する効果が期待できます。
さらに水や胃酸にも強い成分なので、腸まで届いて効果を発揮してくれるという嬉しい働きがあります。
糖の吸収を抑えるということは、血糖値を気にされている方にも嬉しい効果ですよね。
もう1つ、『エノキタケリノール酸』という成分も豊富です。
いかにもえのきに含まれていそうな名前がついていますが、この成分には内臓脂肪を減らす働きがあります。
脂肪細胞を分解して燃やすにはアドレナリンが必要ですが、このアドレナリンを活性化してくれる効果があるんです。
運動をするとより効果的なので、たくさん運動する日の前日や朝食に食べておくとより効果的です。
また、えのき氷を1カ月スギ花粉の飛散時期に摂取したところ、アレルギー反応が抑えられたという東京農業大学の研究結果も出ています。
そのことからも、花粉症にも効果が期待できるといえますね。
ただしこの研究結果はすべての人に効くというものではないので、試してみて自分に合うかどうか確認する必要があるため注意してください。
その他にも、えのきには『ギャバ』という成分が豊富で、血圧や神経の安定に役立ちます。
疲労回復に役立つビタミンB1もきのこの中ではトップクラスなので、夕食に摂り入れると疲れがとれるので安眠効果も期待できます。
塩分の排出に役立つカリウムも舞茸やなめこより多いので、お味噌汁や塩分が気になる料理にプラスする食べ方もおすすめですよ。
こんな方におすすめ
- ダイエット中で内臓脂肪を減らしたい人
- 血糖値が気になる人
- 花粉症対策をしたい人
- 離乳食できのこを食べさせたいときに
- えのきを日持ちさせたい、作り置きしたいときに
などなど。
ペースト状になるので、小さいお子さんでも食べやすくなるのも嬉しいですよね。
ただ茸自体は消化がもともとよくないので、離乳食に与える際にはきのこが食べられる時期になってからあげるようにしてください。
では、作り方をご紹介しますね。
えのき氷の作り方
調理時間 | 1時間5分 |
費用目安 | 100円 |
調理器具 | ミキサー・鍋 |
カロリー | 全量 45kcal(1個当たり約3.8kcal) |
塩分 | 全量 0.015g(1個分 0.001gなのでほぼなし) |
糖質量 | 全量 1.5g(1個分 約0.1g) |
※1個分は12等分した場合の数値になっています。
材料
えのき 300g (2パック)
水 400ml
この分量で約24~26個程度作ることができます。
作り方
1、えのきは石づきを切り落とし、ざく切りにする。
2、水と切ったえのきをミキサーにかけ、ペースト状にする。
攪拌するとこのようなペースト状になります。
3、鍋に移し、約1時間弱火で煮込む。
結構フツフツするので、弱めの火加減で大丈夫です。
時々焦げ付かないように混ぜてあげてください。
4、製氷皿に移して凍らせたら完成です。
凍ったものがこちらになります。
冷凍庫に入れてから6時間後くらいにみたらしっかり固まっていました。
取り出して、ジッパー付きの保存袋などの入れておくと、お料理に使うときに使いやすくなります。
おすすめの使い方
このえのき氷ですが、どのように使ったらいいか悩む方も多いのではないでしょうか。
実際に作ってみて、色々試してみたのでおすすめの使い方をご紹介しますね。
お味噌汁に
一番のおすすめな「お味噌汁」です。
お味噌汁に入れる場合は沸騰したお湯に入れて溶けたら味噌を溶かし入れます。
もしくは我が家ではいつも通りに作った後に、仕上げに入れて食卓にそのまま出してしまいます。
余熱で十分溶けますし、えのきの風味も楽しめてとても美味しいです。
目安はえのきが好きな方なら1杯あたり2個程度、苦手な方なら1個程度です。
お味噌汁は毎日飲むという方も多いと思いますし、手軽に使いやすいのでとてもおすすめです。
お味噌汁のバリエーションに悩むときは、当サイトでも色々なレシピをご紹介しているのでよろしければご覧ください。
味噌汁のレシピ一覧
親子丼
親子丼に使う場合はみりん、酒、しょうゆ、だし汁でたれを作り、一口大に切った鶏肉、玉ねぎ、えのき氷を入れて煮込みます。
溶けたら溶き卵を流し入れて完成です。
コクや旨味がアップしますよ。
カレーに
出来上がったカレーに加えて煮込み、溶けたら完成です。
カレー自体の味付けはいつも通りで大丈夫です。
カレーの場合は味はほとんど変わらず楽しめますよ。
おかゆやおじやに
我が家は子供がまだ小さいのでおかゆを出すことも多いのですが、混ぜて作ると小さい子供でもきのこが食べやすく、おかゆに味や風味もついて美味しくなります。
大人の方でも、おかゆにえのき氷と溶き卵などを入れると簡単に美味しいおじや風になるのでおすすめです。
お米だけだと栄養の面でも心配ですが、少しでも他の栄養素を足すことができますよね。
実際の感想
色々と試していますが、私はもともとえのきが大好きなのでどれも美味しく食べることができています。
えのきの食感は完全になくなるので、食感が苦手という方でも食べやすくなる調理法です。
お味噌汁以外にもスープ系であれば合わせやすいですし、汁物のラーメンやうどんなども使いやすいですね。
お値打ちな時に多めに買っておいて、まとめて氷にすれば傷むことなく長く使えるのでおすすめですよ。
またもっと簡単に済ませたい場合は同様の効果が期待できる『冷凍刻みえのき』もおすすめです。
あさイチの刻み冷凍えのきのレシピ。ダイエットにも効果的。
是非作ってみてくださいね。
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