NHKガッテン!で放送された「血糖値が下がり、上がりにくくなる体に変えることができる超スロースクワット「ピントレ」のやり方」をご紹介します!
高血糖が続くと糖尿病の原因になったり、動脈硬化がすすんでしまったりといいことがありませんよね。
1週間に2回行うだけで簡単にできて血糖値も下げることができる驚きの対策法をご紹介します。
高血糖は血管を傷つける原因に
血糖値が高い高血糖の状態は血管を傷つけ様々な病気のリスクとなります。
これまでも様々な対策法が紹介されましたよね。
よく血糖値改善によいといわれている方法は
・有酸素運動
・筋トレ
・食事を見直す
・生活習慣の見直し(ストレスや睡眠不足などの改善)
などです。
ですが人によっては続けられないというものも多いのではないでしょうか。
今回は内科医の先生が考案された、1週間にたった2回、1回あたり20分を行うだけで、3カ月で血糖値が正常の範囲になるという驚きの方法、筋肉の質を変える運動のやり方をご紹介します!
血糖値が下がるポーズで体に起こる変化とは?
血糖値を下げる効果があるという運動とは「超スロースクワット」です。
このスロースクワットは、続けることで血糖値が下がるだけではなく血糖値が上がりにくい体に変えていくことができます。
この運動では筋肉の質を変えることができるのが大きなポイントで、私たちの体の筋肉には
・白い筋肉(速筋) 瞬発力を発揮する筋肉、糖を消費する
・赤い筋肉(遅筋) 持久力を発揮する筋肉、脂肪を消費する
の2種類の筋肉が存在しています。
ですがこの速筋でも遅筋でもない筋肉「桃色筋肉」というものがあります。
このスロースクワットではこの桃色筋肉を増やすことができます。
桃色筋肉は白い筋肉である速筋が変化したものです。
じんわりと行うスクワットを繰り返すことで、筋繊維の中に赤色のもの「ミトコンドリア」が増え桃色に見えてくるという仕組みです。
ミトコンドリアは脂肪を使う力を持っています。
白い筋肉は糖を使う力があるのですがそれに加えて脂肪を使う力が加わるため、効果が高いんですね。
また桃色筋肉が増えることで、血糖値が上がりにくい体に変えていけるということになります。
糖も脂肪も使ってくれるということで、血糖値を気にされている方だけではなくダイエットにも最適といえるのではないでしょうか。
超スロースクワット、ピントレのやり方
番組では「ピンク筋肉を鍛えるトレーニング=ピントレ」として紹介されました。
では、やり方をご紹介します!
※高血圧の人、ひざの悪い人は医師に相談の上行ってください。
1、足を肩幅より広く開く。
2、つま先は外側30度程度を目安に向ける。
3、ひざはつま先と同じ方向に向ける。
4、太ももの後ろに手を置き、ひざがつま先よりも前に出ないようにゆっくりとお尻を落とす。
落とすイメージがわかったら、続いて手を前にだし同じようにひざがつま先よりも前に出ないようにゆっくりとお尻を落とす。
できる人は90度くらいまでしゃがみこむ。
この時息を止めないように数を声に出して数えながら4カウントで腰を落とし、10までカウントします。
さらにその位置で2つカウントし、すっともとに戻ります。
10回×3セット、合計30回が目安です。
椅子を使ったやり方
足腰が悪い方や高齢者の方向けの椅子を使った方法もご紹介します。
1、安定した椅子を2脚用意する。
椅子に浅すぎず深すぎない位置に腰かける。
肩幅より少し広めに足を開く。
2、前にもう1つの椅子を置く。
その背もたれを支えにして手を置き、ゆっくりとお尻を落としていく。
この時もひざがつま先より前に出ないように注意します。
息を止めないように数を声に出して数えながら4カウントで腰を落とし、10までカウントします。
さらにその位置で2つカウントし、すっともとに戻ります。
この運動を広めている内科医の先生は30年前からこの運動に注目されていたそうです。
先生がもともとしていたボディービルを元に考案されたということでした。
まずは3カ月続けるのが1つの目安ということです。
糖尿病になると合併症なども怖いですし、血糖値は正常値内にしておきたいもの。
この運動がもっともっと広まっていくといいですね。
また、もう1つのやり方として世界一受けたい授業で取り上げられたこちらのスクワットもピンク筋肉のトレーニングに役立ちます。
バリエーションが欲しい方は是非試してみてください。
ピンク筋ダイエット、薪割りスクワットのやり方。世界一受けたい授業で紹介。
実際にやってみた感想
私も境界型糖尿病と診断されたことがあり、血糖値には人一倍気を使っているので今回のポーズ、早速やってみました。
日ごろ結構体は動かしている方ですが、真剣になるとこの運動結構きついです。
太ももの後ろやおしりに結構きますし、腰を落とした後のカウントがなかなかくるものがありました。
ですが通常のスクワットと比べてみると、
・足を大きく開いてできるのでやりやすい
・腰を落とし切った後、すっともとに戻っていいのでじっくり戻るスクワットより簡単にやりやすい
というメリットも感じました。
一度に30回(3セット)続けて行うと結構しんどいので、朝、昼、夜に1セットずつというように分けて行うと取り組みやすいと思います。
また、真剣に行うと次の日筋肉痛になる可能性もあるのではじめは徐々に様子を見ながら行ってください。
週に2回でいいというところがとても魅力ですし、筋トレより辛くないところも続けやすいですよね。
高血糖は初期であれば食生活や生活習慣の見直しで改善できる部分もあるので、是非試してみてくださいね。
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