昔ながらの和菓子に使われる食材の定番の1つ「あんこ」ですがどのような健康効果があるかご存知ですか?
今回は林修の今でしょ講座でも話題になった、あんこの健康効果をご紹介します。
実は抗酸化作用が強く老化防止にも効果的なポリフェノールや鉄分が豊富に含まれている食材でもあります。
おすすめのレシピも併せてご紹介します。
是非チェックしてみてくださいね。
目次
あんこの健康効果とは?
お饅頭の中のあんに使われていたり、お餅との相性も抜群のあんこですが、原料は小豆とお砂糖から作られていますよね。
こしあんやつぶあんなど形状の違いもありますが、甘みがおいしい食べ物の1つです。
実はおいしいだけではなく、様々な健康効果があることが分かっています。
例えば
・利尿作用
・二日酔いの解毒作用
・食物繊維が豊富で便秘改善に
・糖質の代謝を促進し、疲労回復に
・ポリフェノールが豊富でアンチエイジング、高血圧改善に
・美肌効果
・鉄分が豊富で冷え性や貧血の改善に
など。
砂糖だけではなく、小豆が入っていることでかなりたくさんの健康効果があることが分かりますね。
ではそれぞれどのような栄養が関係しているのか詳しくご紹介したいと思います。
小豆サポニン
まず小豆には外皮に小豆サポニンと呼ばれる成分があり、利尿効果があります。
このサポニンには血液をサラサラにする効果と、二日酔いの解毒作用もあります。
そのため動脈硬化予防や、お酒を飲み過ぎた日にもおすすめなんです。
飲み会の後に小豆バーなどをデザートに食べるのもいいかもしれませんね。
食物繊維
食物繊維も豊富で乾燥の状態で100gあたり17.8g含まれています。
食物繊維の1日の摂取目安量が男性で20g、女性では18gなので50g食べるだけでも1日の目標の半量を摂取することができますよね。
さらにあんこの状態になると柔らかくなっているので、量を食べやすくなります。
また小豆に含まれている多くは不溶性食物繊維というもので便のかさを増したり、腸内の有害物質を排出する、腸内の善玉菌を増やす働きなどが期待できます。
ビタミンB1
小豆にはビタミンB1が豊富で糖質の代謝を促進し、疲労回復効果も期待できます。
よく和菓子にも使われていますが、小豆の持つビタミンB1がその糖質の代謝を促進してくれるためとてもいい組み合わせなんです。
お餅に組み合わせるのもいい例といえますね。
鉄分
さらに小豆には冷え性や貧血を改善する鉄分も豊富で、ほうれん草の2.7倍の量が含まれています。
鉄はビタミンCと一緒に摂取すると吸収がよくなるので、いちご大福はいい組み合わせです。
ちなみに鉄分が豊富なのはこしあんです。
ポリフェノール
抗酸化作用が高いポリフェノールが豊富なので、しわやしみを防いでくれる効果も期待できます。
身体の老化を引き起こす酸化も防いでくれるので、アンチエイジングにも最適です。
また高血圧の改善効果も期待できます。
ちなみにポリフェノールが多いのは粒あんです。
このように美味しいだけではなく、様々な栄養が含まれていることが分かりますよね。
続いて、おすすめのレシピをご紹介します。
あんこのおすすめレシピ
発酵あんこ
市販のあんこには砂糖がたっぷり入っているので糖質やカロリーが気になりますよね。
そこでおすすめなのが、米麹を使って甘酒のようにした「発酵あんこ」にする方法です。
「小豆麹」とも呼ばれるものですが、砂糖ではなく米麹を使っているので自然な甘みになっていて糖質やカロリーも市販のものより抑えることができます。
何より発酵食品なので、腸内環境改善にも役立ちますよ。
発酵あんこのレシピと効果。テレビでも話題の小豆麹の作り方。
手作りあんこ
簡単&時短で、カロリーも通常の3割もカットできるというヘルシーなあんこのレシピです。
フライパンで作れるので手軽に挑戦できますよ。
ガッテンの手作りあんこのレシピ。小豆が便秘解消にも効果的。
砂糖をラカントに変える
また、市販の乾燥小豆とラカントを使い手作りするのもおすすめです。
ラカントは小腸で吸収されづらく、カロリー0として販売されている天然の甘味料です。
砂糖より甘みが自然にはなりますが、家庭でもおいしく炊くことができますよ。
我が家も私が以前境界型糖尿病と診断されたことがあり、それから血糖値にはかなり気を使っているので800g入りのものを常備しています。
これに変えてから、甘いもの好きは変わりませんが血糖値も改善したので本当におすすめですよ。
ラカントS 顆粒 800g
梅干しあんこパイ
伝説の家政婦タサンさんが考案された【梅干しあんこパイ】です。
冷凍パイシートにあんこと梅干を入れたスイーツパイ。
簡単にできて美味しいおやつが楽しめますよ。
志麻さんの梅干しあんこパイのレシピ。甘じょっぱいスティックパイ。
まとめ
昔から和菓子に使われているあんこですが、ただ甘いだけではなく様々な栄養効果がある食材なんですね。
ただ市販のものは甘みが強く砂糖がたっぷり使われているものも多くあります。
そういったものは血糖値を上げやすく、食べすぎると肥満や糖尿病の危険性も上がってしまうので健康効果が高いからと言って食べ過ぎないように注意してください。
たっぷり食べたい、というときには先にご紹介した自分で手作りするのもおすすめですよ。
是非効果的に食生活に取り入れてみてくださいね。
おすすめ関連記事
こちらもおすすめです。
マツコの知らない世界の絶品あんこ4選。お取り寄せ・変わり種も紹介。
続きを見る